SSHブログ

SSH活動日誌

環境省政務官来校

5月9日(月)、環境省の穂坂泰政務官が来校され、国際高校生放射線防護ワークショップに参加した生徒への聞き取りがありました。

はじめに、担当教諭からワークショップの説明があり、その後生徒が作成した資料について、生徒自ら説明を行いました。

 

その後の自由な意見交換の中で、生徒は環境省のHPについて「飯舘村の土壌再生事業の説明がとても分かりやすいと思った」「英語のページも素晴らしかったが、たどり着くのが難しいと感じた」「自分たちが学んだことをもっと大きな場で発表できたらうれしい」などの意見を述べました。

 

政務官からは、「福島の復興についてこれ程勉強している生徒がいてすばらしいと感じた」などのお褒めの言葉も頂きました。

短時間ではありましたが、政府の方々に、震災後の福島についての自分たちの学びに関して説明する機会を頂くことができました。

 

郡山市ふれあい科学館サイエンスフェスティバルに参加しました

5月3日(水)憲法記念日に郡山市ふれあい科学館( http://www.space-park.jp/ )GWサイエンスフェスティバルに2年7組(SSクラス)の有志生徒13名が参加しました。

スライム班では洗濯のりとホウ砂でスライムを作り、好きな色をつけたり、液体石けんでスライムの感触を変えたりしました。バスボム班では重曹とクエン酸を水で固め、好きな香りや色を加えてお風呂に入れると泡が出て入浴時に楽しめるバスボムを作成しました。どちらも子ども達が真剣に楽しく工作をしていました。生徒達は一生懸命、子ども達に原理を説明し、伝えることの楽しさや難しさを感じていました。新型コロナの制限が懸念されましたが、当日は来客も多く、盛況でした!

<生徒感想>

・純粋に楽しかったです!!コロナの影響で学校外での活動が制限されている中、たくさんの人と関わることができて嬉しかったです。また、自分では理解していることでも教えるとなると難しかったり、小さい子にどう噛み砕いて教えればいいか悩んだり、教える側としての経験ができて新鮮な気持ちになりました。参加して本当に良かったと思います!

・グループを組んで1つのイベントに向けて計画・話し合いを行い、納得いく結果に終わることができたと思う。今までも同じようなことをやったことはあるが、やはりSSクラスということでその行程のレベルが高く、そのメンバーとして活動できたことを光栄に感じた。リーダーには感謝したい。

・小さな子供に説明するのは難しかったですが、その分スライムが完成した時の喜びややりがいがあり、大変満足でした。自分たちで考えることが多かったので自主性や協調性も学べて、非常に有意義に過ごせました。

【予告】5/3(火・祝)サイエンスフェスティバルについて

郡山市ふれあい科学館スペースパークにて、「サイエンスフェスティバル」が、4/29(金・祝)~5/5(木・祝)に開催されます。本校からは、2年7組SSクラスが5/3(火・祝)に出展します。お時間がございましたら、ぜひ足をお運びください。詳細については郡山ふれあい科学館のWEBサイトもご覧ください。

ふくしま創生サミットに参加しました

4月28日(金)県内の高校生が地元の課題、解決方法について話し合いました。昨年は福島市に集まってのサミットでしたが、コロナ感染防止の観点からそれぞれの学校からリモートでの活動でした。本校代表で参加した十林悠くん(2年)は、1年次の探究活動を踏まえて地域創生について発表し、他校生と意見を交わしました。十林くんは「とても有意義な活動だった。地域によって課題が全然違っていたのが印象深かった。高校生の自分でもできることがあるので、今日のサミットのことを生かしていきたい」と感想を話してくれました。

校内ポスターセッションが開催されました

4月22日(金)6,7校時に校内ポスターセッションが実施されました。

このポスターセッションは、昨年度3月の校内SSH発表会で行う予定だったものですが、地震の影響で縮小され実施できなかったものです。今回は年度を越しましたが、感染対策を工夫して実施することができました。

3年生全員と、2年生のうちの代表班、物理部・生物部の有志の81グループが1年生の研究の成果を発表しました。聴衆も質問し、熱心なセッションが行われました。

今日の発表も参考にして、3年生は論文作成になります。1,2年生は自分の探究活動を行います。みなさんお疲れ様でした。

138期生への探究ガイダンス

4/12(火)、138期生(令和4年度入学生)の学年集会が安積歴史博物館(旧本館)で開催され、この中でSSH主任が探究活動についてのガイダンスを行いました。本校は全員がSSHに取り組む学校です。1年次は「SS探究Ⅰ」、「SS情報」、「SSアカデミーⅠ(数学・英語)」が設定されています。積極的な探究を!

SSH教員研修①

安積高校SSH第2期四年次をスタートするにあたり、本校SSHの現状の共有化を図ったり、2・3年次で全生徒が取り組む学校設定科目「SS探究Ⅱ」の指導に必要となるICTの利用方法について研修しました。生徒と同じ立場に立っての研修で、苦戦している方もいましたが、得意な先生の協力により、全員が一定のスキルを身に付けることができました(なお、当日不参加の先生方にも「補習」が行われました)。

SSH3校英語発表会に参加しました

1/30(日)、理科棟において2-7(SSクラス)の生徒たちが会津学鳳・福島高校と合同のSSH3校英語発表会に参加しました。

オンラインでの開催となりましたが、発表を全て英語で行い、活発に質問しあいました。生徒たちは堂々と研究成果を発表していました。

興味深い研究ばかりで、お互いに大きな刺激を受けたのではないかと思います。
この高度な経験は必ず将来に生きます。お疲れ様でした!

「震災と復興を未来へつむぐ高校生語り部交流会」で放射線防護ワークショップ活動紹介

 1月24日(月)に「震災と復興を未来へつむぐ高校生語り部交流会」がオンラインで開催され,本校の生徒1名が参加,発表しました。

 

 「震災と復興を未来へつむぐ高校生語り部交流会」は,高校教育課が主催する事業で,震災と復興に関する地域課題探究学習を通して,福島における震災,復興,そして未来について,自分の考えを持ち,自分の言葉で語ることのできる高校生の育成を目指しています。

 

 本校では,国際高校生放射線防護ワークショップに参加する生徒6名が活動に取り組んできましたが,コロナ感染症拡大防止のため交流会はオンライン開催となり,生徒1名が参加し自分たちの活動について紹介しました。

英語発表会に向けたポスター発表練習会を行いました

1/26(水)放課後、視聴覚室において2-7(SSクラス)の生徒たちによるポスター発表練習会をおこないました。1年生や理科部の生徒も加わり、活発な質問が飛び交いました。

福島高校・会津学鳳高校と合同のSSH3校英語発表会が週末に行われます。より分かりやすく内容の濃い発表になるよう、頑張ってください!!

ハッピーロードネット研修(国際高校生放射線防護ワークショップ)

 1月9日(日)に広野町のハッピーロードネット事務所を訪れ,代表の西本さんからハッピーロードネットの活動について,話を伺いました。
 
 参加したのは国際高校生放射線防護ワークショップに参加する生徒のうち女子3名。8月の相双地区見学で初めて西本さんにお会いし,エネルギッシュに高校生の復興活動を応援する姿に感銘を受け,ぜひお目にかかってお話をお聞きしたいとお願いしたところ,実現しました。

 

 特に興味を持ったのは,福島県内の国道6号線沿いに桜を植えようという「ふくしま浜街道・桜プロジェクト」。甚大な被害を受けた浜通りを復興し,桜が咲き誇る新たな「町」の創造を目指して,2012年から続けています。

 桜を植える高校生の姿は,応援する大人たちとともに写真に収められ,事務所の壁一面に貼られていました。桜の苗木はすでに1万3千本ほどが植えられたそうです。

 

 

 他にも「みんなでやっぺ!!きれいな6国」「ハイスクールサミット」「ベラルーシ交流推進友好訪問団」「高校生が被災地で考える防災サミットin Fukushima」「ふくしまHIGH SCHOOL ACADEMY」など,高校生と取り組んできた活動は,枚挙にいとまがありません。

 

 取材の最後に,常磐自動車道にパーキングエリアを作りたいという高校生の思いを応援し,実現したお話をお聞きし,帰りに寄って見学することになりました。

 行ってみると,パーキングエリア内のトイレのエントランスには,ならはパーキングエリアが建設された経緯にくわえて,相双地区各町村の象徴物を子どもたちが描いた絵画が貼られるなど,このパーキングならではのものに溢れていました。

 高校生と,こんなパーキングエリアを常磐自動車道の中に作り上げるハッピーロードネットのエネルギーを,つくづく感じた取材となりました。1月のワークショップ発表会では,話を伺った生徒たちが,ハッピーロードネットの活動を取り上げ紹介する予定です。

 

 

1年生SSHクラス希望者向けの見学・研修・交流会を実施しました(その2)

 12月20・21日(月・火)の2日間,国内先進地域研修を行いました。


 対象は本校1年生。次年度2年次にSSHクラスへの参加を希望している生徒たち37名です。スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の安積高校では,特にSSHの活動を積極的に行うSSHクラスを2・3年次に編成していますが,その参加希望者向けに「国内先進地域研修」を行なっています。


 昨年はコロナのために断念し念願であった福島高校見学を行いました。

 福島高校は,SSH校としてすでにⅢ期15年にわたって活動を続け,この間に多数の目覚ましい実績をあげています。今年の2年生たちも,複数の研究グループがさまざまな大会などで入賞しており,活動が高く評価されています。
 昨年から交流をお願いしておりましたが,この度ようやく実現できました。

 

 交流会が開会した直後に,口頭発表を見せていただきました。
 
 マグネシウム電池班は,何と10年にも及ぶ活動の積み重ねがあります。壁に当たっていた研究を今年の2年生が大きく発展させ,JSTのSTI for SDGsアワードや,サイエンスアゴラで表彰されています。


 また,もう一つの蝶の研究は,発表者が中学生の時からずっと継続して磐梯山に通い,データを積み重ねたもので野口賞の優秀賞に選ばれています。


 どちらの発表にも時間をかけて丁寧に研究を継続した成果が現れており,これからSSHの課題研究に取り組む生徒たちが目指す目標として,とても優れた姿を示していただきました。

 

 

 口頭発表をお聞きしたのちはポスター発表を見学させていただきました。生徒の案内で,5つの会場を順にめぐり,研究グループごとに発表と質疑応答を受けていただきました。


 そして最後は全体会場でのフリートーク。テーマの決め方や,日々の活動,どんな発表会を目標にしているか,など先輩たちからさまざまなお話をお聞きできました。

 

 

(以下は生徒の感想です)
○本日は非常に貴重なお話を伺うことが出来て本当に良かったです。ありがとうございました。
○非常に興味深い発表でとても刺激になりました。本当にありがとうございました。
○本日は、暖かく迎えていただき、ありがとうございました。高度な研究の発表やフリートークを通してたくさんの学びをさせて頂きました。今後の生活の促進剤となると思います。貴重な体験ありがとうございました。
○来年の研究に活かしたい
○素晴らしい研究を見せていただき、ありがとうございました!こんなに高度な研究をしている方々と話せたのは、とても貴重な体験になりました!今後に活かしていきます。ありがとうございました。
○ありがとうございました。来年の研究の参考になることをたくさん知ることができました。
○今回、色々な研究を見て私にない発想や新しい知識を得ることが多くとてもおもしろかったです。私も気になることを見つけて、面白く役に立つ研究をしたいと思いました。
○1年生の僕らに、今の全力をぶつけてくださり、今後の研究の目標になった。一緒に福島県を引っ張っていくためにも、勉強含め、すべてのことについて頑張ろうと思った。
○来年の参考になりました。すごく助かりましたし、楽しかったです
○素晴らしい発表ありがとうございました。今後に活かしたいと思います。
○様々な分野の高度な研究や発表を見せていただけました。ありがとうございました。
○中身が濃く丁寧な説明ありがとうございました。一つ一つが面白く全て見たかったです。
○今日までこの日のために準備して下さりありがとうございました。質問をした時に丁寧に回答して下さったことが印象に残りました。これからの課題研究に今日見聞きしたことを活かしていきたいと思いました。
○福島高校のSS部のみなさんは、研究に対する意識も高く、熱意もあって大いに刺激を受けました。私たちにこんなにも有意義な時間をくださり、ありがとうございました。
○お忙しい中、安高生のために時間を取っていただきありがとうございました。今日いただいたアドバイスを、これからのSSの活動に生かしていきたいと思います。
○とても内容が濃くわかりやすい発表でした。本当にありがとうございました。自分も先輩方を見習い、頑張りたいたいと思いました。
○正直に言うと、何一つ勝るものが無くて、完敗でした。来年にこのような人たちと戦うのかと思うと、少し怖かったです。でも、皆さんとても丁寧に説明してくれて、本当に嬉しかったです。ぜひ今度、聞けなかったぶんも聞きたいです。本当にありがとうございました
○とてもいい刺激を受けることができました。福島高校の皆さんに負けないように僕もがんばります。本当にありがとうございました。
○他の分野の発表でも参考になる点が多くありました。今後の研究活動や大会に向けて実践していきたいと思います。本当にありがとうございました。
○私たちのために貴重な時間を割いていただき有難う御座います。一つ一つの発表の内容が濃く、とても為になりました。これからも共に高め合って行きましょう。
○私が想像していた研究をはるかに越える高度な研究に、とても驚きました。実力や頭脳だけでなく、好奇心も普通の人とは比べ物にならないくらいあって、私も福島高等学校の生徒のようになりたいと思いました。最後のフリートークでもためになる話をしてくださって感動しました。今回の訪問は、自分のこの先の人生を変えるものとなりそうです。本当にありがとうございました。
○どの研究も内容が煮詰められていて、それで且つほぼ何も知らない自分たちでもある程度は理解出来る説明を入れてくださってありがたかったです。本当にありがとうございました。
○本日は、貴重な交流の場を用意して下さり、誠に有難う御座いました。今回の交流によって得たアイディアを活用し、今後の研究をより良く発展させようと考えています。
○私達のために、手の込んだ発表を行っていただきありがとうございました。また、質問にも分かりやすく答えていただきありがとうございました。
○ありがとうございました
○どの研究も非常に高度で中身が濃く、そんな内容をとても分かりやすく説明して下さり、多くのことを知ることが出来ました。また、これから探求活動や発表などをしていく上で非常に参考になりました。今回はこのような機会を設けて下さりありがとうございました。
○よく同じレベルまでの高校として比較されることが多い安積高校と福島高校ですが、今回の研修で、内面のレベルの違いを思い知らされました(校舎、生徒の知識水準、部活動の活発さなど)。追いつけるように精進したいと思います。本日はありがとうございました。
○どの班をとっても、研究の内容が深く、レベルの高いものであると感じました。また、プレゼンもとても上手で、高校1年生が分かるように、かつしっかりとした内容説明がとても参考になりました。今回の探求で学ばせてもらったことを、自分の探求に活かしていこうと思います。本当にありがとうございました。
○本日は本当にありがとうございました。どの発表も良く、分かりやすく、これからの自分がどうするべきかの参考になりました。
○今回の研修を通して研究というモノは何より自分の好奇心を優先すべきであるという、今までになかった新しい考えを得ることが出来ました。本当にありがとうございました。
○今回は、このようなかいを開いて下さりありがとうござました。今回の経験を自分の探究活動に繋げられたら、いいと思います。

 

1年生SSHクラス希望者向けの見学・研修・交流会を実施しました(その1)

 12月20・21日(月・火)の2日間,1年生の希望者向けに見学・研修・交流会を行いました。


 対象は,次年度2年次にSSHクラスへの参加を希望している生徒たち37名です。

 スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の安積高校では,特にSSHの活動を積極的に行うSSHクラスを2・3年次に編成していますが,その参加希望者向けに「国内先進地域研修」を行なっています。


 昨年に引き続き今年も東北大学の3つの研究室見学と,昨年はコロナのために断念し念願であった福島高校見学交流会を行いました。

 

 初日は,東北大学研究室訪問。まずは片平の生命科学研究科を訪ね渡辺正夫先生に,キャンパスを案内いただきました。片平キャンパスは東北大学開学の地。歴史ある研究施設や,歴史の教科書にも登場する著名な科学者の銅像がたくさんあります。


「先人が苦労して積み重ねてきた学問の重みを感じる力をつけてほしい」「サイエンスにおいては,まず観察する力,見ることを通して他との変化を感じ取る力が大切」など,キャンパスを歩きながら,科学研究に携わる中でとても大切なことを,お話しいただきました。

 

 

 続いて伺った工学部安藤晃先生の研究室では,たくさんの大学院生がプラズマの研究についてお話しくださいました。


 プラズマを利用して風の流れをコントロールするプラズマアクチュエーター,小惑星探査機はやぶさにも使われたイオンエンジン,そして長年期待されてきたなど核融合炉など,研究室に所狭く並べられた大型のさまざまな実験装置に圧倒されました。

 

 

 東北大学の三カ所目は農学部伊藤幸博先生の研究室。先生の軽妙な語り口で紹介されるお米の研究についてのお話を楽しくお聞きしました。

 大学院生の方から研究生活について紹介いただいた後,研究室にお邪魔し実験を進めている姿を見学させていただきました。

 

 どの研究室でも先生方,学生さんが歓迎してくださり,研究について熱心に詳しくお話しいたただきました。研究ばかりでなく,大学生活などについてもお話しいただき,生徒たちはとても参考になったようです。
 福島には東北大学の様な大規模の大学はなく,ほぼ全員が初めて訪れた東北大学に,強く魅力を感じた研修になりました。
 暮れのお忙しい中,研修を受け入れてくださった先生方,学生さんに御礼申し上げます。
 
(以下生徒の感想です)
○学部の研究についてだけでなく、大学でのバイトや大学入試についても聞けてありがたかったです。AO入試という手もあるのだなと話を聞いて思いました。もしそれを取るならば自分の今の評点だと落ちると思うので目の前の勉強に力を入れなければいけないと危機感と共にやる気を持ちました。本当にありがとうございました。
○今日は、僕達のためにこのような時間を設けて下さりありがとうございました。 これからの、SSHの活動に繋がれば、良いと思います。本当にありがとうございました。
○科学の負の側面や歴史などについて教えていただき、身近に溢れる些細な疑問への新たな味方を知ることが出来ました。来年の探究のテーマを決める時に、この見学で学んだものの見方を生かしていきたいです。充実した時間になりました、ありがとうございました!
○東北大学の歴史について知れて、とても興味が湧きました。戦時中の負の歴史を未来にどう活かすか、改めて考えるきっかけになりました。これを機に勉学に一層精を出したいと思います。ありがとうございました。
○オープンキャンパスというものに行ったことがなく、大学がどんな場所かよく知らなかったので、今回の訪問で実際の声を聞けて、とても参考になりました。ありがとうございました。
○学びの楽しさを実感しました。ありがとうございました。
○本日はお忙しい中ありがとうございました。今後の探究活動での参考となることを知れて、大変有意義な時間にすることができました。
○自分が研究している酵母の研究を見ることができたり、初めて実際の大学の研究室を見ることができたりして、とても学びの多い時間になりました。本当にありがとうございました。
○とても丁寧に教えていただき本当にありがとうございました。実際に通う未来が見えたような気がしました!
○コロナ禍における、大変緊迫した状況下で、今回の見学に参加させて頂き、誠に有難う御座いました。今回の学びを活用し、今後とも研究に励みたいと考えています。
○私たちのために貴重な時間を割いていただき有難う御座いました。今回の見学では研究室にお邪魔するなどのとても貴重な体験をすることができ、本当に嬉しいです。また、これからの大学選びに大いに役立てられる見学でした。
○今回の見学で、とても面白く、将来にとって実用的な研究の話を多く聞けて、自分にとって貴重な経験が出来ました。この経験はこれからの自分の研究や、将来の進路にとってとてもいい刺激となりました。高校生でも分かるように、一つ一つ丁寧に教えて頂き本当にありがとうございました。
○最後に訪れた農学研究所は特に、大学内の雰囲気がとても良く、すべての見学場所に共通して、研究も高度であった。自分もこのような良い環境で自分の好きな研究を行えるようになりたいと思った。
○今日は半日間お世話になりました。半日の間でこれまで忙しい学校生活の中で薄れていた科学への興味をまた持つようになりました。今日学んだことを自分の課題研究に活かし、また、大学選びの参考にしていきたいと思います。
○私達を優しく受け入れて、尚且どんな質問にも丁寧にお答え頂きありがとうございました。新たな分野への興味をこの研修を通して持つことが出来るようになりました。
○パンフレットやホームページを見て興味があった、建造物や研究室を見学することができて東北大学への興味が深まりました。また、知識不足の私たちを相手に優しく丁寧に教えて頂き嬉しかったです。本日はありがとうございました。
○大学での生活が今までより具体的に想像できるようになりました。クリーンベンチやインキュベータ、知らない機械を見ることができ、楽しかったです。また、顕微鏡で見た画像が興味深かったです。質問で知りたいことが知れて嬉しかったです。ありがとうございました。
○忙しいなか、とても丁寧に説明してくださってありがとうございました。たくさん質問をしたにもかかわらず、一つ一つ細かいところまで教えていただき、知りたかったことも知ることができました。本当にありがとうございました。
○普段見れない様な所を見せていただけたり、貴重なお話を聞くことが出来ました。本当にありがとうございました。
○参考になる点が沢山ありました。丁寧にして頂きありがとうございました
○とても分かりやすい説明をありがとうございました。もう少し知識を身につけてからもう一度行きたいです。本当にありがとうございました。
○自分の夢の具体的な達成方法を教えていただきました。先生方をめざして、高校の学習によりいっそう励んでいきます。ありがとうございました。
○興味深い講義をありがとうございました この体験を部活動に活かしたいです
○難しい内容を分かりやすく噛み砕いて教えて頂きありがとうございました。
○プレゼンの仕方や話し方接し方など参考になりました。ありがとうございました。
○自分たちのために分かりやすく説明して下さり、様々な知識をつけることができた他、大学の様子を見ることが出来、自分の進路決定の参考になりました。貴重なお時間を割いてくださりありがとうございました。
○たくさんのことをお教えしていただきありがとうございました。来年の探究のアイデアのヒントとかになりそうで良かったです
○今回の東北大学への研修を通してたくさんのことを学び取れました。ありがとうございます。
○今回は、お忙しい中時間を割いていただき、ありがとうございました。研究室内の様子や、教授、大学生のお話など貴重な体験させていただきました。大学選びの参考にさせていただきます。ありがとうございました。
○先生が居ない中でしたが私たちのことを暖かく迎えてくださってありがとうございました。

Larry先生のPython講座

 

 今年も安藤Larry先生のPython講座が実施されています。


 毎週火曜日の放課後16:30〜18:00の時間です。10月から今年度もオンラインで実施してきましたが,12月14日は本校のGIGA SCHOOLとしての授業公開日と重なり,Larryさんが福島から駆けつけてくださって講座の実施となりました。

 

 

 この日は,matplotlibを用いてのグラフの作成。簡単な正弦曲線を描く方法などを学びました。技術が高まれば写真のような複雑な3Dグラフも描けることなど,教えていただきました。

 今年度は,IT支援員さんやクエストアカデミア代表取締役の石川祐也さんにも,お手伝いいただきながら学習を進めています。

(以上)

つくばサイエンスツアー

12月6日(日)つくばサイエンスツアーを実施しました。

見学施設は、筑波実験植物園・JAXA筑波宇宙センター・地質標本館・サイエンススクエアの4施設で、1年生53名が参加しました。

この研修は、8月に実施を計画していたものの、新型コロナで延期を余儀なくされ、ようやく実現できたものです。

最先端の科学技術に触れることで、科学技術への興味・関心を高め、幅広く科学の知識を習得し、研究に対する意識をより向上させることを目的とし、実施しました。

 

 

 

 

 

「つくばサイエンスツアー」様の力添えで予定通り見学できました。途中、筑波大学の広い構内をバスで一周し、おおいに充実したツアーになりました。

中間貯蔵施設見学会(環境省車座意見交換会)をおこないました

 12月11日(土)に,国際高校生放射線防護ワークショップに参加する本校のメンバーが,中間貯蔵施設の見学を行いました。
 
 今年の国際高校生放射線防護ワークショップでは,8月に見学を計画しましたがコロナ感染症拡大防止の関係で断念せざるを得ませんでした。今回,安積高校の生徒たちからぜひ見学したいとの要望があり,お願いしたところ,環境省の車座意見交換会として,実施していただくことができました。あわせて,震災遺構の請戸小学校も見学させていただきました。

 見学会の実施において,放射線リスクコミュニケーション相談員支援センターには大変お世話になりました。

 

 

 はじめに,国道沿いの中間貯蔵工事情報センターで,除染土搬入の状況,その後の分別や埋設作業などについて説明をいただきました。

 

 

 その後バスで中間貯蔵施設に入ります。広大な敷地ですが,今回は大林組さんが担当する校区を中心に,見学しました。 
 高台にある旧大熊町在宅介護支援センターでは,バスを降り埋設の状況を見学しました。この高台はわずかに線量の高い場所であり,バスに戻る際には靴底の線量が測定され,異常のないことを確認しました。

 

 

 施設見学の後は,双葉町産業交流センターで車座交流会。環境ジャーナリストの崎田裕子先生との懇談を行いました。生徒から,除染土の再利用の見通し,県外の最終処分場はどうなるのか,今後のエネルギー供給などについて質問し,ご意見をいただきました。

 

 交流会ののちは,10月末に震災遺構として見学の始まった浪江町請戸小学校を見学しました。
壊滅的な1階と今でも教室として使えそうな2階を見比べると,津波の威力の恐ろしさをつくづく感じます。この学校の生徒たちが無事避難できたことを,わが事のように嬉しく感じました。

 請戸小学校は,ぜひ多くの方々に見学していただきたい,との思いを強くして1日の見学を終えました。

 

(以上)

 

環境省「FUKUSHIMA NEXT」表彰制度にて,本校教諭が環境大臣賞を受賞しました。

環境省は2021年「未来志向の新たな環境施策の推進~ふくしま,次の10年へ」という重点施策のなかで,特筆すべき取り組みに対して「FUKUSHIMA NEXT」表彰制度を設けています。


この表彰制度において,環境大臣賞を本校原尚志教諭が受賞しました。


  原教諭は前任校時代の2015年から,福島県教育庁社会教育課などの支援を受け,勤務校のSSH活動の一つとして高校生を対象とした「国際高校生放射線防護ワークショップ」を計画実施してきました。

 ワークショップの内容は,本県の高校生が福島県外・海外の高校生とともに原発事故後の福島の現状を学び,復興の様子や残された課題について発信する取組です。

 2016年からはNPO法人ドリームサポート福島の運営協力も得て,これまでのワークショップの参加者は県内外海外を合わせのべ240名ほどに及び,発表会は福島県内や東京などで実施してきました。


 今回,この取り組みが「風評払拭に資する優良な取組」として,ドリームサポート福島理事の菅野真さんを共同受賞者として,ともに環境大臣賞を受賞しました。

(以下は環境省の発表の文書の一部です)


原教諭のコメント
「国際高校生放射線防護ワークショップを評価頂きまして,ありがとうございます。私どもの受賞は,個人の努力というより,協力いただいた方々のお力添えの賜物です。特に参加した高校生・卒業生の皆さん,引率の先生方,ワークショップの実施にご協力頂いた全ての方々に,深く感謝し御礼申し上げます。


 このワークショップは,高校生が,震災による福島の被災の状況,その後の復興の歩みや残された課題について学ぶ研修会です。体験を通して,高校生自ら震災とその後の福島の姿について学び,学んだことをわかりやすく発信するのが目的です。福島について体験的に学ぶ場は,地元福島の高校生にとっては必須の学びではありますが,まだすべての高校生にこのような学びを提供できてはいないようです。残念なことですが,その点でこのワークショップの存在意義は,事故後10年を経過しても薄れていません。


 そしてこのような学びの活動とその発信こそ,福島復興へ至る道であり,福島や福島県産品への風評払拭活動であり,震災後世界中の方々が寄せて下さった,福島へのお気持ちという御恩に報いる行動になるのではないかと思います。


 福島からの発信も,震災後10年を経て,総括というかポイントをまとめる時期に来ていると感じます。震災や原発事故の体験から,教訓として世界の方々と共有すべき事柄は何か,整理して発信するということです。私にもまだ十分にわかっておりませんが,今後も生徒たちの学びをサポートしつつ,とともに探していきたいと考えています。
 どうぞ今後とも,福島の子どもたちの学びを支えていただきますよう,お願い申し上げます。」

3年生サイエンスダイアログ(SSアカデミーⅡ)

 12月1日の3年生SSアカデミーⅡの授業では、今年もサイエンスダイアログを行いました。
 
 サイエンスダイアログは日本学術振興会が行う事業で,日本の研究機関で研究している海外出身の若手研修者を高校などに派遣し、最先端の科学研究の紹介を英語で行うものです。英語でのコミュニケーションになるため、科学の学びだけでなく、ナマの英語にも触れる貴重な機会です。
https://www.jsps.go.jp/j-sdialogue/
 
今回の講師は、自治医科大学で研究を進めるモハメッド・シブール・ラハマン(Dr. Md. Shiblur Rahaman)博士。バングラディシュ出身の若手研究者の方でした。

 ラハマン先生は,ヒ素の毒について研究されています。

 バングラディシュの地下水は,地質的にヒ素を多く含むため,生活用水として地下水を使用する人々に,ヒ素による毒害が多く見られるとのことです。上水道の整備が求められるところですが,現時点ではヒ素の毒害について多くの人々に知らせ,地下水の使用をやめさせたいとのことでした。

 

 一方で,バングラディシュでは農工業など幅広伊生産活動で地下水を使用しているので,ヒ素が体に及ぼす影響を科学的に解明し,解毒の方法なども研究して行きたいとのことでした。

  美しいバングラディシュの写真で始まり,とてもわかりやすく作り込まれたスライドや,先生の優しい語り口が,ラハマン先生のお人柄を思わせ,バングラディシュの人々の健康を守りたいという強い決意を感じさせるご講義でした。
 

 写真では質疑応答の様子が写っておりませんが,先生とのやりとりが盛り上がる様子に,思わず写真撮影を忘れてしまいました。右は,先生からいただいた資料を事前に読み込み,予習の形跡を示す黒板状の書き込みです。クルクミンの化学式を書き込みその構造から性質を考えた様子がうかがえます。さすが,3年生!

 

(以下は生徒の感想です)
 「良かった点」
・英語のリスニング力を鍛えられました
・英語を聞く力が高まりました。また、大学での研究がより楽しみなものになりました。
・ヒ素に毒性があるのをはじめて知りました。毒性のあるものはまだたくさんあると思うので、もっと知りたいと感じれた。
・思っていたよりもずっと本格的な研究を聞けた。
・英語で分かりにくいところがあったら、日本語で補足してくれる人がいたこと。
・前回よりも学習していた内容に近い内容を話していただけたので、難しいながらも理解できた部分が多かったです。
・外国での毒による災害について、日本でも実際起こった事例と関連させて頂いたので、分かりやすかったです。また、身近な話題を例にしていたことで、サイエンス的な考えも深まったし、グローバルへの興味も深まりました。
・外国の文化を生できけたところ、あまり縁のなかった生物系の研究を少ししれたところ
・研究の概要が理解できた。 英語を学ぶモチベーションに繋がった。
・日本では馴染みの無いヒ素の被害について知ることができた。科学的な事柄について、英語で学ぶ練習になった。
・研究についてのお話は大変面白かった。加えて、バングラデシュの風土や科学研究の原点についてのお話も面白かった。
・面白い化学の話を聞けた
・毒物に興味があることがわかった
・英語のリスニング力を鍛えられました
・事前に予習をしていたため、内容が入りやすかった点。
・海外で働く現役研究者の現状について知ることができた。
・英語の用語が分からなくてもある程度理解出来るほど分かりやすかったので良かったです。
・生物系の講義を聞いて広くいろいろな分野に関心をもつことを意識できた点
・言語のフィルターを通さず直接研究についての意見を伺うことができたので、より深く考えさせられた。
・現役の研究者の話を聞くことができた点
・なんのために研究をするのかということを考える良い機会になった
・ヒ素が原因となる害について英語で学ぶことができたので、新たなことを学べただけでなく英語の自信もついた点。
・ヒ素による問題があることを知ることができた。


「ラハマン先生へ」
・バングラデッシュや研究内容について丁寧に説明してくださり、ありがとうございました。
・質問に答えていただきありがとうございました。内容は難しくて、完全に理解したとは言えませんが、聞いててとても興味がそそられる内容で楽しかったです。また、化学が何かの役に立っているという実例を聞くことが出来て、僕も大学で人の役に立つ研究をしたいとより強く思うようになりました。本日はありがとうございました。
・ヒ素のことだけでなく、バングラデシュの事についてもしれて、興味を持てました。
・科学に対する考え方がより深まりました。もっと英語理解できるようになりたいと思いました。THANK YOU.
・英語をゆっくり話して、私達に分かりやすいように説明してくれてありがとうございます。
・素敵なご講演ありがとうございました。私自身、以前はヒ素はとにかく毒だから体に悪いのだろうというくらいしか考えておらず、ヒ素が体内に入ることによりどのような現象が起き、どのような害が及ぼされるのかまで深く考えたことはお恥ずかしながらありませんでした。しかし、先生のご講演を聞き、ヒ素がどのような理由で私たちの体に害を及ぼすのか、ヒ素が入ってきた体内ではどのような反応が起こっていると考えられるのか、少し難しいところもありましたが知ることができました。ありがとうございました。
・日本に住んでいると、外国がどのような状況なのか、どんな災害があるのかなど知らないことが多いです。しかし毒という共通の観点から問題点や解決策を見いだしていたことで、自分にとっても凄く身近なことに感じ、とてと考えが深まりました。機会があれば、世界の状況についても調べてみたいと思います。とてもわかりやすい講演をありがとうございました。
・本日は遠路はるばるおいでいただきありがとうございます。自分は航空宇宙系志望で、あまり生物系の研究を触れずにきていましたが今回はそのような話を噛み砕いて説明してくれたことで僅かながら理解もできました。また、講義の後半で科学が人を救うことの意義についてお話をいただき、自分がなんとなく抱いていた「科学者は社会情勢には関心が薄く、興味のみを原動力として研究をしている」という浅薄なイメージが打ち破られました。大学をでて職業人になっても、周りの人が少しでも笑顔になるような仕事をすることを胸に刻みたいと思います。改めて、本当にありがとうございました。
・なぜ科学を学ぶのかについて深く考えるきっかけになりました。また、バングラデシュに行きたくなりました。素晴らしいお話をありがとうございました。
・Thank you for your great lecture. We could know about the arsenic problem which is not so familiar in Japan. At first, I felt that the process of decomposition of angiotensin is very complicated, however, thanks to your polite explanation, I could finally understand it. Also, I was very impressed with your idea that science enables us to save all over the world by discovering new things. Your study probably save many people who are suffering from arsenic damage in the future. I want to become a scientist like you, who study for people in need. Thank you very much!
・興味深いお話をありがとうございました。研究もさることながら、そもそもの科学探求の部分のお話も聞けて嬉しかったです。追加質問なのですが、水俣病やイタイイタイ病などはバングラデシュでも公害による健康被害の例として学習するのですか?また、学習する場合、どのような形で教わるのでしょうか?よろしくお願いします。
・とても面白かったのでまた聞きたいです
・自分の英語力が及ばず英語が聞き取れなくて残念だった
・砒素について丁寧に説明してくださりありがとうございました。
・ありがとうございました。
・おぼつかない英語に丁寧な回答や説明をしていただきありがとうございました。この経験は将来研究を行う際に非常に価値あるものになると感じます。心から感謝いたします。
・最初は講演会の途中で英語がよく分からなくなると思っていましたが、図が分かりやすかったり、ゆっくりめに話してくださったのである程度理解出来ました。科学の面白さも再確認できたので良かったです。今日はありがとうございました。
・英語での講義ということもあり少し心配な点はあったが講師の方が丁寧に教えてくれたので少しずつ理解することができたし、他の国の文化などを知ることができて良かったです。
・ご自身の研究に留まらず、科学の営み全般への熱意がよく伝わる素晴らしい講演でした。ありがとうございました。
・自身の英語力を高めようと思うきっかけになりました。ありがとうございした。
・バングラデシュの人々のために問題意識をもって研究をなさっていることがすごいなと思いました。将来の人々のより良い生活の手助けができるように学んでいきたいと思います。
・Thank you for your presentation. I learned how harmful arsenic is for human and the fact that meny people in Bangladesh are suffering from it for the first time.I'l keep thinking about what I can do. Also, you told us many important things to be a scientist and to be good at using English.I'll keep them in my mind and realise my deams.Thank you!
 
(以上)

前飯舘村長さん宅訪問

 11月25日,中間試験の最終日でしたが,午後から,前飯館村村長菅野典雄さんのご自宅を訪問し,飯館村の復興についてお話を伺いました。
 
 この取り組みは,福島県教育庁高校教育課「震災と復興を未来へつむぐ高校生語り部事業」によるものです。

 本校がこの事業の実施校に指定されことにより,国際高校生放射線防護ワークショップに参加する生徒が,訪問を行いました。


 

 

 震災後の飯舘村の取り組みは他の町村とは少し異なり,避難や放射線防護に対して村独自の考え方が窺えます。元村長さんは事故後,何冊も本を書いておられ,生徒たちも1冊を読み,飯舘村の考え方を学んできました。

 そんな飯舘村の取り組み方を,震災後の福島復興の姿の一つとして,発信できたらと考え,今回の訪問に取り組みました。

 

 突然の高校生の訪問にもかかわらず,菅野さんは資料など準備してお話しくださいました。
 

「被害者として一方的に国や東電を責めるのではなく,先方の言葉にも耳を傾け歩み寄れるところは歩み寄って,少しでも地域の復興が進むようにしたい」と繰り返しお話いただいた点が,生徒たちの心に強く刻み込まれたようです。

 
 また,奥様には生徒たちにお菓子やら飲み物,さらに帰宅時には珍しいホッキ飯のおにぎりまでいただきました。帰りのバスの中で美味しくいただきました。ありがとうございました。

 

 

SS探究Ⅰ「SDGs講演会」

 11月4日(木)6~7校時に、一般社団法人SDDソリューションズ理事 小針丈幸様を講師に迎え、一年生を対象に「SDGs講演会」開催しました。SDGsについての学習を通じて、現在の「地域創生探究」を、二年次の「グローバル探究」に継続発展させていきます。

 この『講演会』は座って講義を聴講する一般的な形式ではなく、講義とカードゲームを組み合わせたワークショップです。カードゲーム「2030SDGs」は、与えられたお金と時間の中で、各グループが目標に向かって様々なプロジェクトを行うものです。プロジェクトの進行によって、経済、環境、社会の3観点からの「世界の状況メーター」が刻々と変化します。今回は、前半に経済に偏った世界が出現し、後半でバランスを取り戻すという展開になりました。280名で偏った方向へ進み、またそれを持ち直すゲーム展開にはスリルと迫力がありました。

 小針氏の巧みなファシリテーションによってゲームが盛り上がり、また、振り返りを通じて、SDGsについての理解を深めることができました。