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SSH活動日誌

スーパサイエンスハイスクール生徒研究発表会

8月7日(水)・8日(木)に神戸国際展示場(兵庫県神戸市)で開催された、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)生徒研究発表会に参加しました。これは全国のSSH指定校218校、海外10の国や地域から招待された23校が一同に会して、研究の成果を発表するものです。今年は本校生物部の2年生3名が「天然酵母の研究」をテーマにポスター発表を行いました。生徒達はやや緊張しながらも、しっかりと発表を行い、審査員の先生方や来場者からの質問にも的確に答えていました。自分たちの発表を行うだけでなく、他校の優れた研究に触れることもでき、大いに有意義な2日間を過ごしました。生徒研究発表会で学んだことを、今後の活動に生かしたいと思います。

2019国際放射線防護ワークショップを開催しました (2/2)

7/31~8/6まで2019国際放射線防護ワークショップを開催しました。後半の8/5から8/6までの部分を記します。

目的等は前半https://bit.ly/33fhVZkを御覧ください。

 

後半の新聞記事はこちらです。20190806放射線防護WS(民報).jpg 20190807放射線防護WS(民報).tif

 

8/5(月) いわき、大熊、楢葉・富岡

午前は中間貯蔵施設を見学しました。規模の大きさや工事の緻密さを見て、現在行われている中間貯蔵の全体像を学びました。

午後は東京電力福島第二原子力発電所の視察を行いました。冷温停止し燃料も取り出されている2号機に入らせていただきました。(安全のためタイベックスーツを着用しましたがほぼ全員0.00mSvの被ばくと表示されていました)

夜は放射線防護ワークショップ用のポスター作成の続きを行いました。

 

・生徒感想

「福島第二原子力発電所への見学で、事故当時の第二原子力発電所と第一原子力発電所の違いを知ったり、現在の第一原子力発電所の状況をイメージしやすくすることができました。またタイベックスーツを着用し、作業員がどれだけ暑い状態で働いているのかを実感しました。 」(1年男子)

 

「中間貯蔵施設の大きさが村が約1個分だということを知ったときはとても驚きました。中間貯蔵施設も福島第二原子力発電所もどちらも徹底した安全管理がされており、ほとんど僕的には、安全のように感じました」(1年男子)

 

 

8/6(火) いわき、東京      

朝ホテルを出発し、昼に衆議院第一議員会館に着きました。1階国際会議室にてプレゼンテーション、ポスター発表を行いました。 人程度集まり、6日間で学んだことをまとめた生徒たちの発表に耳を傾け、ディスカッションを行いました。

閉会式ののち国会議事堂を見学し、解散しました。新幹線で福島へ戻り、夜に郡山に戻りました。

 

・生徒感想

「私は、ワークショップの事前研修である相双地区被災地研修について発表しました。人生で初めてのポスター発表で緊張しましたが、自分の見てきたことを伝えられてよかったです。とてもいい経験になりました。」(1年男子)

 

「私は班のみんなと放射線防護ワークショップのまとめのポスターを作りました。なかなかすぐに作ることができませんでしたが、みんなで協力して完成することができました。発表は緊張しましたが、なんとか成功させることができてよかったです。全体を通してとても楽しい6日間を過ごすことができました。」(1年男子)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に、生徒の制作したポスターを載せます。前半2つは2年生が、後半2つは1年生が作成しました。プレゼンテーションの際は英語を交えつつ(2年生はAll English)発表しました。

2019国際放射線防護ワークショップを開催しました (1/2)

7/31~8/6まで2019国際放射線防護ワークショップを開催しました。概要と8/4の廃炉フォーラムまでの部分を記します。

 新聞記事はこちらです。 20190804放射線防護WS(民報).tif 20190805廃炉フォーラム(民報).tif 20190805廃炉フォーラム(民友1).tif 20190805廃炉フォーラム(民友2).tif

 

◎目的

風評を恐れていまだに再開できない漁業の現状、原子力発電所の廃炉、除染土の中間貯蔵と再利用、急激に高齢化の進む避難解除地域の復興をどう進めていくかなど、2011年の東京電力福島第一原子力発電所事故後の福島が抱える課題の解決には長い時間がかかると予想されます。

このワークショップは、福島の高校生が実際に県外海外の高校生とともに被災地を訪れ現時点での福島の状況を放射線防護の視点で学ぶことを目的として実施して毎年行われていました。今年度はさらに、学んだことを県内外に向けて発信するとともに、震災後の福島復興の課題を学ぶテキストを作り上げることを目標としました。

 

◎参加者

安積高校(主管):生徒9名(1年4名、2年5名)

福島高校:生徒8名、ふたば未来高校:生徒2名、東京都立戸山高校:生徒5名引率1名、Lycée Notre-Dame:生徒5名

協力:NPO法人ドリームサポート(菅野様、阿部様)

講師:立命館大学衣笠総合研究機構特任准教授 開沼博氏

 

◎日程

7/31(水)の夜にLycée Notre-Dame(フランス)の生徒と安積高校の生徒が対面し、安積高校生宅にホームステイしました。

 

・生徒感想「今回始めてホームステイを受け入れて、外国人とのコミュニケーションをとる難しさやもどかしさを感じました。相手も高校生ということで互いの文化の違いや共通の趣味などについて話したりして、言語が多少伝わらなくてもジェスチャーや相槌などでトークタイムを楽しむことができました。またこのような機会があったらどんどん参加したいです!」(1年女子)

 

 

8/1(木) 三春、いわき    

昼に郡山駅に集合し、コミュたん福島で原発事故の概要と復興の状況を学びました。夜にはテリー・シュナイダー先生(フランス原子力防護評価センター(CEPN))による、今回の原発事故の避難の状況とそれに対する諸外国の評価などのレクチャーを受けました。

 

・生徒感想「午前中は、ホームステイで来たフランス人と一緒に駅前を観光しました。彼は学校で、日本語や神道の歴史、日本の文化について勉強していたそうで、日本のことをよく知っていて驚かされました。夜のシュナイダー先生の講義では、専門家の意見を聞くことができて、とても勉強になりました。特に賠償金問題は目から鱗でした。」(2年男子)

 

 

8/2(金) いわき、広野、富岡、大熊・双葉、楢葉     

ふたば未来学園にて開沼先生を始めとする先生方のレクチャーを受けたあと、東京電力廃炉資料館にて事故の概要や廃炉の状況を学習しました。その後実際に東京電力福島第一原子力発電所の視察をしました。

夜は楢葉町のホテルしおかぜ荘にて廃炉フォーラムに参加するメンバーと合流し、宿泊しました。廃炉フォーラムに参加するメンバーは、県内県外から約30名集まっていました。

 

・生徒感想「開沼先生の『福島で起こっていることは最先端であるために複雑で、しかし、やりがいがある。』との強いお言葉に、心を打たれました。また、1Fを視察して、廃炉まで3,40年かかることに納得がいきました。やはり、福島で起こったことは福島の人だけで解決できず、また、将来のために、そうするべきではないと思いました。」(2年女子)

 

 

8/3(土) 楢葉、浪江、大熊、富岡

午前中は開沼先生の案内により、被災した地域の現状と除染の状況を学びました。天神岬、浪江町大平山霊園、大熊新庁舎、夜の森の桜並木付近の帰還困難区域、リプルン福島を訪れました。午後は市川秀樹氏による「田んぼアート」、佐藤優樹氏(日本原子力研究開発機構)による「1F廃炉に向けた研究開発の取り組み」、鈴木伴承氏(福島イノベーション・コースト構想機構)による「福島イノベーション・コースト構想について」、柴山貴将氏(ふたば地方町村会)による「双葉地域の未来ビジョン」のご講演を受けました。

その後廃炉フォーラムのためのポスター制作を夜中まで頑張って行いました。4つのテーマ「廃炉で発生する廃棄物の処理」「廃炉を進めるうえでいかに地域への産業集積などの土壌を育てるのか」「廃炉に費やされる費用や時間の最適化」「廃炉についての情報発信の在り方の革新的な変化」に分かれて、各グループで専門家に相談しつつ考えていました。

 

・生徒感想「私は、午後のディスカッションがかなり印象に残っています。自分の班の意見が2つに別れてしまい、なかなか議論が進まなかったからです。なんとかまとまりましたが、かなり大変だったことを覚えています。そして、その経験から、改めて福島県の抱える問題の難しさを改めて感じました。」(1年男子)

 

 

8/4(日) 楢葉、富岡、いわき

富岡学びの森にて廃炉フォーラム学生セッションにおいてポスター発表を行いました。県内県外のメンバーが集って作ったポスターは大人顔負けで練り上げられており、大変充実した内容でした。講評を山名元氏(原子力損害賠償・廃炉等支援機構 理事長)、ウィリアムDマグウッド4世氏(経済協力開発機構/原子力機関 事務局長)にいただき、メンバーたちはお褒めの言葉をいただきました。

午後は廃炉フォーラムのメインプログラムに合流し、本校を代表として柴田葵さんがパネリストとして登壇しました。福島第一廃炉推進カンパニーの小野明様を始めとした東京電力様や官庁の方々と市民パネリストの討論の中で、堂々と自分の意見を言っていました。

 

夜は再び放射線防護ワークショップのメンバーだけに戻り、フランスの生徒たちが主導でレクリエーションを行ってくださいました。その後、学校ごとに別れて今度は東京での発表に向けて放射線防護ワークショップ用のポスターの作成を行いました。

 

・生徒感想「廃炉フォーラムのイベントに参加しました。前日のポスター作成で全く結論が出ず、当日の作成になりました。当日も班の中で2つの意見に分かれて、なかなかポスターが完成しませんでした。しかし、発表直前に意見が一つにまとまり、なんとか完成しました。発表は成功したので、良かったです。また、語り合うセッションでは多くの意見が聞けて楽しかったです。」(1年男子)

福島の復興と放射線についての授業

7/24~26まで福島の復興と放射線についての授業を午後に実施しました。本校では毎年実施しています。

  

◎参加者

本校希望生徒50名

担当:本校物理教員
ゲスト: 南相馬市立総合病院坪倉正治先生(7/24のみ)

 

◎目的

授業目標 放射線とは何か知り、福島県の現状について把握すること。そして放射線の知識を土台として、現在の福島県の課題(廃炉、除染と除染土の処理、風評被害・偏見)を科学的・社会学的に分析し、自分の意見を持てるようになること。

 

◎授業内容 (各50分程度、授業内容は毎日同じ)

① 放射線の基礎 : 放射線の正体、単位と測定法、原発の原理
② 放射線の実験 : 放射線の性質の理解(線源の測定や距離・遮蔽実験を通して)
③ 福島の現状  : 放射線の生体への影響、現在の福島の線量や食品検査の結果
④ 福島の課題  : 現在の原発の様子と課題、風評被害とその原因
⑤ 福島の努力  : 避難指示解除地域の現在、福島の人の震災後の努力   

⑤の最後には「自分たちの子どもの世代に、東日本大震災(地震、津波、原発事故)の教訓として何を残すか」についてグループ内で話し合い、まとめました。夏休みの課外後の夕方にも関わらず、生徒たちは一生懸命に考えていました。


また、7/24は南相馬市立総合病院坪倉正治先生が特別に来校してくださり、震災直後の状況などをお話いただきました。
事故後4か月でホールボディーカウンターを準備したこと、でも測定できる人数は限られていて極限の状況だったことなど、
現在の「安心が当たり前」な状態に至るまでの経緯などの貴重なお話を、参加者は関心を持って聞いていました。

 

生徒の感想を一部載せます。 

・福島でどのような努力をしているのかを改めて知ることができた。福島で起こったことが「悪い風化」を受けずに記録・記憶として残るとよいと思った。自分は探究のテーマを「復興」にしているので今回の授業を役に立てて探究を進めていきたいと思った。 (1年男子)

・それぞての意見があったが、自分でしていきたいことはみんな「語り継ぐ」ことだった。小学生にどうやって教えていくかとても難しいと思うけど、福島県内だけではなく県外の小学生に正しい知識を伝えていきたい!何より愛する福島の正しい現状を知ってほしい! (1年女子)

・浜通りに絶対行きたい。そして、福島県に生まれたからこそ福島のことを大切にして、福島のために働きたいと思った。 (1年女子)

・福島県が食材などにしていた努力を知ることができました。農家さんたちが大変苦労し努力していたことに感動しました。今でもそういった努力が知られず、誤った情報が出ていますが、私はこの授業で得た知識を、県外の友だちや、旅行で胸を張って正しい情報として発信したいです。 (1年男子)

 

・モニタリングポストの問題は難しい問題だと思う。国は取り払おうとしても、周囲の住民からしたら心配や不安の面もあるので、簡単に取り払うことができず、社会的に考えることを要求されていると分かった。 (2年男子)

・私は福島県で生きていて、「復興」という言葉を聞きながら、私たちの安全のための放射線の測定・検査を当たり前のように考えていたけど、そこには多くの人のとてつもない玄人努力があり、私たちの「安心な福島」を作っていることを知りました。(中略)福島といえば「原発」「放射線」と考えがちですが、福島の問題は放射線だけではなく、むしろ精神面や今後どう復興していくかなど、単に放射線を避け検査を続ければよいということではないことにはとても驚かされました。そして、風評被害はとても深刻な問題です。福島にいる人でさえ正しく理解できていないのが現状で、他県や他国が福島の安全性について知るのは難しいかも知れません。人はあくまで1人の人間で、やはり自分自身のことを考えると、福島を避けてしまうのもわからなくはありません。でも、これからもいろいろな形で情報を発信するとともに、私も今日学んだことを伝えていきたいと思います。多くの人の努力の結晶である福島の今を論理的なデータを通して伝え、人々が求める心理的な安心を満たせばよいと思います。私は福島で震災を経験しましたが、自分では震災・原発の影響を強く感じることはあまりなく知識も希薄でした。しかし私は、私の立場で福島についてとらえることができると感じるようになれました。もちろん被災者のみなさんの経験は想像を絶する比べ物にならないものだということは確かです。でも、考え方を少し変えれば、私のように「大丈夫だった」福島県民も大勢いて、震災・復興について最も学びやすい環境にあるということだと思います。

また、自分が思っていることと現実は時に異なり、(原発の誤解のように)物事を自分の目でしっかり見極めることの重要性は肌で感じられます。このように、福島でこの経験をしたことはかえって「チャンス」といえると思いました。これをきっかけに福島や自分をとりまく世界のことを見つめなおして自分のできる行動をしていきたいです。
(2年女子)

・原発が必要か否か、原発建屋のがれきはどう処理するのか、中間貯蔵は本当に中間なのか、処理水はどうするのか、例えば100年後もろもろの処理が済んだ後、あの土地の利用、経済、地域社会をどうしていくのか、まだまだ考えても考えきれないものが多々あると、改めて実感した限りです。 (2年男子)

 

・この授業を聞いて、あまりにも自分の知識が少ないと思った。もっと、正しい情報を県外の人に知ってもらいたいし、県内の人も「放射線」についてだけではなく、「福島」についても知るべきだと思う。本当にたくさんのことを知れてよかったです。 (3年男子) 

・正しい情報を伝えたことに対する批判があったということを初めて知り、それでも強い意志を持って伝え続けていきたいということに感動を覚えました。私が今できることは本当にごくわずかかもしれないけれど、今後社会に出たときに、浜通りのために、福島県のためにできることを自ら発見し、積極的に行動していきたいと思いました。 (3年男子)

・実は僕は  から避難しています。(中略)放射線についてもこのような境遇だからこそ人よりも少しは関心があり、知っていると勝手に思っていましたが、今回の授業を受けてまだまだ知らないことがあることに気づかされました。検査やモニタリングポストについても深く考えさせられました。風評被害についても本当に心が痛くなりました。農家や漁業に従事している人の努力と苦しみを知り、もっともっと社会にその努力と安全性を知ってほしいと感じました。また、「福島」という地にまだまだ誤解が多くあることも悔しいです。(中略)復興は簡単ではありません。そんな中でどれだけ努力してきた人がいるか、苦しんできた人がいたか、どういう問題があるのか、福島にいる限り、いや福島にいなくても知るべきだと強く思いました。そのためにもこの授業は非常に意義のあるものだと思いました。この授業で学んだことを周りの人にも伝えて、もし誤解している人がいたら正しいことを教えてあげ、福島を守っていきたいです。福島に生まれたこと、生きてきたことを本当に誇りに感じます。そしていつかはどんなに変わってしまっていても、やっぱり故郷は故郷、  に絶対帰りたいです。 (3年男子)

 

Safecastによる放射線測定器の組み立て・計測実習

7/21に、Safecast様のご協力により放射線測定器の組み立て・計測実習を実施しました。

 

◎参加者

本校希望者16名(物理部中心)

来校者: Safecastの渡邉利一様、Azby Brown様、Pieter Franken様たち

(ホームページhttps://safecast.jp/about/

 

◎授業内容

放射線測定器bGeigie、kGeigieを作成しました。

kGeigieは低年齢向けのキットなので作成は30分程度で終わり、その代わりに放射線及び放射線測定についてじっくり講義していただきました。(写真は食べ物の放射線量測定をする様子)

bGeigieは上級者向けなので、夕方までかけて作成しました。内部にGPS、メモリーカードを内蔵しているため、測定値のログを残すことができる高性能な測定器です。今後研究に役立てたいと思っています。

 

生徒たちは夢中ではんだ付けし、工作技術はもちろん放射線測定についても深く学ぶことができました。

 

Safecastの皆様、本当にありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

相双地区被災地研修を実施しました

7月13日(土)に相双地区被災地研修を実施しました。

本校生徒は33名(1年6名、2年7名、3年20名)参加しました。
本研修はNPO法人ハッピーロードネット様のご協力により実現しました。

 目的は「被災地の現状と課題を知るとともに、現場で頑張る方たちの姿から復興について学ぶ」ことでした。

 

早朝集合して相双地区にバスで移動し、
・ハッピーロードネット事務所 : 相双地区の復興の歩み
・東京電力廃炉資料館 : 原発事故の概要と原発の現状
・夜ノ森、大熊町役場、双葉町 : 復興の様子、帰還困難区域の現状、これからの課題
以上のことを学んだ後、Jヴィレッジにて振り返り会を行いました。

「相双地区の復興についての自分の考え」をお互い発表しあい、考えを深めました。

 

ハッピーロードネットの西本様と松本様のガイドを通し、被災地の現状と現地の方々の苦労、そして復興への思いを研修中学んでいたようでした。

  

生徒の感想を数点載せます。

・今回の見学会を通して、実際に足を運ぶことの大切さを身にしみて感じることができました。「言葉」で物事を伝えようとすると、どうしても話し手と聞き手の間にズレが生じてしまいます。僕は震災が起きてから最近までの約8年間、その「ズレ」を直そうとしてきませんでした。これは福島県民としてあってはならない事だと、見学会が終わった今では思います。しかし僕は見学会に参加して、実際に町の姿を見て、色々な方の話を聞いて、その「ズレ」をかなり直すことができたと思います。今回の貴重な体験を、今後の学校での活動や、将来社会に出る上で伝えて行こうと思います。 (1年男子)

 

・東京電力の廃炉資料館では、原子力発電についての理解を深めると共に、自分の勉強不足を痛感しました。 周りの人に、放射線の影響が薄れたことをしっかり伝え、多くの人に福島県に関心をもっていただけるようにしたいと思いました。また、道中の西本さんの案内を聞いたり、街並みをみたりする中で、浜通り地区のみなさん 一人一人が復興に尽力していらっしゃる様子を実感しました。本当にありがとうございました。

私は、大学生になったら、復興に関わるボランティアに参加したいと思いました。自分たちの故郷に誇りをもてるように、また、周りの方に福島県の活気を感じて頂けるような活動がしたいです。 (3年女子)

 

・私のように、福島に住んでいても正直状況を理解している人はあまり多くないと思います。そうではありますが、私たちは同じ県に住んでいる身として、自分から働きかけて正しい情報に耳を傾け、自分の頭で考えるべきであると今日の体験を通して強く感じました。このような今日の体験で感じた様々なことを胸に刻んで、今後の人生において活かしていきたいと思います。 (2年男子)

 

・今までテレビで見ているだけで遠くで起こっている事のように感じていたが、今日の体験を通じて一気に身近に感じるものとなった。福島県人の1人である自分もこの現状の改善に何かしらの形で貢献したいと思う。 (3年男子)

 

・西本さんは初めてお会いした時から元気一杯で、受験勉強で疲れていた私も元気をもらえました。今回の視察を通して、実際に津波の被害を受けた地域の様子も見て、本当に衝撃を受けました。震災前の双葉町や大熊町には何度も買い物や通院などで訪れていて大変お世話になりましたが、その当時の景色も覚えている分、今の景色を見て悲しさを感じました。しかし、復興が本当に進んでいるんだなあと思う部分もたくさんあり、私も将来何らかの形で双葉町や大熊町の復興に携わり、恩返ししたいと思いました。その時はまたハッピーロードネットさんのお力を借りるかもしれません。これからも福島の復興のために一緒にがんばっていきましょう! (3年女子)

 

・実際に見学してみて、どの町も、これから数年で解決できる問題ではないと感じましたし、町内の人だけでなく、外に住む人たちもしっかりと関心を持ち、復興の方法を考えていかなくてはならないと思いました。自分が将来社会に出た時、どんな形であったとしても被災地の復興に貢献できることを積極的に行なっていきたいと思います。 (3年男子)

 

・西本さんはじめハーピーロードネットさんたちの皆様は非常に明るい雰囲気で、自分も楽しみながら相双地区の現状を知ることができました。今はまだ自分の将来は漠然としていますが、これから勉学に励み今回の研修で学んだことを将来への糧としていけたらいいなと思いました。そして少しでも福島の復興の力となりたいと思います! (3年男子)

 

・まず、西本さんの笑顔と明るさに、「被災地の受けた傷を心に留めておかなければ」という私の考えは砕かれました。なんとなくそう思っていたのは、私の中で被災した地区、ましてや帰還困難区域に指定されている地区の現在などについて考えたことがあまりなく、自分のそれらについての知識が9年前のまま止まっていたからかもしれません。既に厳しい現実の中でも復興に向けて前を向いて着実に歩んでいらっしゃる姿に、自分たちがすべきことは、過去を踏まえて未来について考えることなのだ、と強く感じました。

事故当時原発近くなどで作業していた人の努力や、実際に事故の影響で家に帰ることもままならない人の気持ちに思いを馳せたのは、今回の研修が初めてでした。また、事故に際してロボットの開発をした方々や今もなお原発作業員として作業されている全国から集まっている方々など、本当に多岐にわたる多くの人の努力があってこその現在なのだという事実も実感しました。今の課題の1つとして風評被害がありますが、正しい知識を持っていなければ、誰もがちょっとしたことで、その加害者(?)になり得るのではないかと思います。実際に自分も今まで、加害者側の人間だったような気がします。しかし、今回の研修を終えて、そんな方々について何も知らず、無責任な言葉を放っていた自分が恥ずかしいと感じました。

今回の研修のお陰で初めて気付けたことがたくさんありました。本当にありがとうございました! (3年女子)

 

・学校の先生による震災に関する授業をきっかけにこの研修に参加し、本当に貴重で充実した体験をすることができ、心から良かったと思っています。テレビ越しでしか見たことがなかった被災地の風景は想像を絶するものでした。目に入ったものから感じ取れる当時の状況や、年月が経過して町が変わっていく様子に私は大きな刺激を受けました。

そして、私が何よりも胸を打たれたのは、その現場で懸命に活動する方々の姿です。震災と言えば崩れ落ちた家屋、津波に流された町、荒れ果てた帰還困難区域・・・。そのようなネガティブな面ばかりが報道され、私たちの記憶に焼き付きます。でも、大切なのは明るい未来のために皆で力を合わせて行動すること。私たちの知らない所で多くの方々が復興事業に力を注いでいること。地域の人々の熱い思いをこの身で感じることができました。どれだけの方々がどのような取り組みをしているのかなどのポジティブな面こそ、もっともっと発信していければ良いなと考えます。そして、思いを同じくする人がもっと増え、みんなで未来を作っていけたらいいなと思いました。

今日知ることが出来たのはほんの一部ですし、自分に何ができるのか具体的にはまだ分かりませんが、福島のために自分もアクションを起こしたいという思いはいっそう強くなりました。これからもっと勉強して、何らかの形で復興に携わっていきたいと思っています。

このような機会を与えてくださった皆さんには本当に感謝しています。絶対に忘れません。ありがとうございました。 (3年女子)

 

 

 

 

本校会場で物理チャレンジの予選を実施

7月7日(日)に本校会場で物理チャレンジの1次予選が実施されました。

本校生徒は2、3年生の16名が参加しました。当日は筆記試験が行われ、6月に提出した実験レポートとの総合評価で1次予選の結果が決まります。

2次試験は全国大会となり、8月開催となります。
2年生は半年以上準備をしてきましたし、3年生は3度目の正直で臨みました。良い結果が出ることを期待しています。

以下は生徒レポートの一部です。

SS探究Ⅰ「地域創生探究」第2回を行いました。

 6月26日(水)6・7校時に、SS探究Ⅰ「地域創生探究」第2回を行いました。前回のテーマ決定に続いて、今回は具体的な研究計画の立案、夏季休業中のフィールドワーク先の検討を行いました。各グループで、図書室、情報処理室、あるいはスマートフォンなどを活用しながら活動を進めました。最後にグループの代表者が、研究計画についての発表を行いました。

 

ディープアクティブラーニング研修

 6月21日(金)に産業能率大学教授の小林昭文先生を講師にお迎えして、ディープアクティブラーニング研修を実施しました。この研修はSSH事業の研究課題の一つである、ディープアクティブラーニングの実践に向けた自己研鑽を目的としています。今回の研修では、6校時に千葉教諭の研究授業、7校時に小林先生の授業を参観し、放課後に研修会を行いました。また、本校教員に加え、教育実習生も参加して、研修が進められました。
 研修会では、「『主体的・対話的で深い学び』をどう実現するか?~戦略を立てる、スキルを磨く、協働する~」をテーマに、参加者どうしの対話を交えながら、対話的な授業の実践について理解を深めました。参加者からは、「覚える事項が多い科目での、アクティブラーニングの進め方は」「生徒の学力差への対応」「トップ層を飽きさせない工夫について」等の質問があり、それらに対する小林先生の豊富な指導事例をもとにご指導をいただきました。
 この研修の成果をもとに、今後も継続して、「より深い学び」の実現に向けて、授業改善の研究と実践を進めて参ります。

円運動の実験対話で問題解決協働する

教員も対話の実践

SS探究Ⅰ「地域創生探究」第1回を行いました。

 SS探究Ⅰ「地域創生探究」が本格的にスタートしました。今回は探究活動の第1回で、各グループの研究テーマを決定することが最大の目的です。生徒一人一人が地域の課題や日常生活で感じた疑問点を事前にまとめたワークシートをもとに、グループ内で意見をまとめました。KJ法も活用しながら、活発な意見交換がなされていました。時間の最後に、グループごとに代表生徒が、研究テーマの概要、テーマの設定理由などについて発表しました。

 

東北大学大学院環境科学研究科 和田山智正教授 模擬講義

6月13日(木)に東北大学大学院環境科学研究科和田山智正教授をお招きして模擬講義を行っていただきました。

本校生徒は18名参加しました。

材料科学の最先端の知見に触れ、その面白さを味わいました。また、研究や勉強への姿勢についても教えていただきました。

東北大大学院生の長尾様には大学生活や研究室での生活についてお話しいただきました。

燃料電池についての実験もあり、生徒たちは興味深く聴いていました。

第1回SSH地域連絡協議会を開催しました。

6月6日(木)に第1回地域連絡協議会が行われました。この協議会は、本校のSSH事業の計画立案、実践、評価・改善について、本校教員のみならず、保護者代表、連携先の代表者の方々等にも参画していただき、「開かれたカリキュラム・マネジメント」を目指すものです。今回の協議会では、本校のSSH事業計画、地域との連携、産学官連携等について活発な意見交換がなされ、非常に有意義なものとなりました。

参加者 (順不同)

(公財)郡山地域テクノポリス推進機構      鈴木 秀明 様          蓮沼 晴樹 様
郡山市政策開発部政策開発課                           越田 克彦 様
郡山市産業観光部産業創出課                           矢吹 貴志 様          樋口  紫 様
本校PTA(保護者代表)                                        武田 賢一 様         梅原  博 様
校長,教頭,事務長,探究部員,事務支援員

「SS探究Ⅰ」地域理解講演

5月9日(木)6・7校時に、SS探究Ⅰ「地域理解講演」を下記の通り開催しました。

講師:郡山市政策開発課 政策推進係兼連携中枢都市圏推進係 係長 高橋勇介氏
演題:「みんなの想いや願いを結び、未来(あす)へとつながるまち 郡山」

講演は、「郡山市の概要」、「あすまち市民会議こおりやま」、「SDGsへの取り組み」、「郡山の未来への提言」など非常に示唆に富む内容でした。生徒たちにとっても、地域についての意識を高めることの重要性、自分から行動を起こすことの意義について、改めて考えさせられるものであったと思われます。 SS探究Ⅰでは、地域の課題について「調べ」「考え」「解決のための提言をまとめ発表する」ことを一年を通して進めて参ります。

生徒の感想から

  • 世界規模で物事を考え、地域のために行動し、未来から今を考えるバックキャスト思考で探究の課題に取り組みたい。
  • 自分の住む地域にどのような課題があるのかを知ることが大切なのだと感じた。そして、小さなことから行動を起こしていきたいと思う。
  • 物事を多面的に見ること、「自分から」考えて行動することの大切さを学びました。自分から動けば、人も動かせるではないかと感じました。
  • 今まで郡山について考えたことがなかったので、興味深い話がたくさん聞けた。何か自分から郡山のためにできることがあるか考えてみようと思った。
  • 「持続可能な目標」が市や町といった小さい地域にあてはまるものであり、地域での取り組みが、日本や世界に対しての貢献につながることを知りました。世界の目標を、身近な郡山のことに置き換えて考えたいです。
  • 自分が何もしなくても、未来は勝手に来るものだと思っていました。しかし、講話を聴いて、これからの郡山を引っ張っていくのは私たちであり、私たちがもっと郡山について考えなければならないと思いました。
  • 自分の町の良いところを知るために、自分の町から出てみることも一つの方法だと思った。

「SS探究Ⅰ」ガイダンスを行いました。

4月11日(木)2校時に安積歴史博物館において、1年生全員を対象に「SS探究Ⅰ」ガイダンスを行いました。「SS探究Ⅰ」とは1年生を対象に開講される学校設定科目です。「地域創生探究」と題し、地域の抱える諸問題を自ら設定したテーマで探究することが活動の中心となります。ガイダンスでは、SSHの年間計画、生徒に身につけてほしい力、探究活動の進め方等について説明しました。

SSH概要説明を行いました。

4月8日(月)入学式終了後に、新入生およびその保護者を対象に、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)事業の概要説明を行いました。SSH事業の目的、生徒の到達目標、3年間の主な活動計画等について説明しました。

SSHページ開設

SSHのページを開設しました。今後このページにてSSHに関する情報発信を行っていきます。