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福島第一原子力発電所見学会実施

 12月25日(金)に,福島第一原子力発電所見学会を実施しました。
 安積高校のSSH活動では,海外の高校生との交流活動も計画されており,ドイツやフランスの交流を計画しています。海外との交流では,福島第一原子力発電所事故や福島復興が話題に上がることを想定し,学ぶ機会を設けました。

 

 

 

 まず富岡町の廃炉資料館の見学。いきなり「水素ガスは事故のどの段階から発生が始まったのか」「核分裂ではホウ素やクリプトン以外にどのような原子核が発生するのか」「ウランの連鎖反応を始めるための最初の中性子はどこから来るのか」などの質問が飛び出しました。

 会議室では,1〜4号機の現在の状態や今回の見学順路の説明をうけ,いよいよ第一原子力発電所に向かって出発。国道6号線を北上すると,地震直後のまま放置された自動車会社の建物が残る一方で,壊れた住宅の解体が進みあちこちに空き地が広がる熊町の景色には,時間の経過を感じます。

 再び廃炉資料館に戻り,地域の復興に取り組む東京電力社員の活動についてお話をお聞きし,その後グループワーク。まず福島第一を見学して,「印象に残ったこと」「新たに疑問を持ったこと」をグループごとにKJ法で出し合い整理,そしてグループの代表が発表。

 グループワークからは,資源エネルギー庁の木野さんも駆けつけて下さり,東京電力の方々と一緒に,生徒の質問に答えてくださいました。

(追伸)この日生徒から出された質問一つ一つに対して,木野さんからのお返事が後日届きました。たくさんの質問にお答えいただき、感謝申し上げます。

 

以下生徒の感想です。
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・大変わかりやすく、丁寧なご説明ありがとうございました!非常に勉強になりました。今後も現場で学び続けることを大切にしたいとおもいます。今後もよろしくお願いします。
・この機会に原発を見れたことはこの先忘れないと思います。今日、放射線に対する知識が深まっただけでなく、復興を進めたいという想いも強まりました。SNSなどを通して福島の現状を伝えていきたいです。
・正しい知識に基づいた自分の意見を明確に持ち、それを発信していくことが大切だと感じさせられました。
・帰還困難区域での実証実験や、1F視察など、身をもって体感できる体験ができ、また、その道に精通した方のご講義を伺うことができたことで、正しい知識を得ることができました。また、それをもとに自分はどう考えるか?他の人はどう思っているのか?を考え、意見を聞くことで、それらの問題を自分まで落とし込めたと思いました。そして、それらを発表することで、相手にも聞いてもらえますし、そこから変えるきっかけにもなるのではないかと思いました。
・自分が学んだ知識を今回の確かな経験をもってより現実感のあるものとして自分のものとして取り入れることが出来ました。自分の価値観をより広げることができたので、とても有意義な時間になりました。今後もこのような活動に参加したいと思います。