SSHブログ

2021年3月の記事一覧

食品中の放射性物質測定についての説明会・放射能測定器講習会 を実施しました

3/16(火)本校にて19名の生徒が、食品中の放射性物質測定についての説明会・放射能測定器講習会に参加しました。

本校の生物室において、オンラインで近畿大学原子力研究所の山田崇裕准教授に放射線の基礎及び食品中の放射性物質の検査の注意点についてレクチャーしていただいたのち、
福島県環境測定・放射能計測協会の方々に実際に本校のNaIスペクトロメータで測定を実演していただきました。 

山田先生は原発事故直後から福島県内の食品放射能測定に関わっていた方で、エネルギースペクトルの意味など大学レベルの詳しい話をしていただきました。
生徒たちは実際に測定してみることで、測定をどのように行ったいたのかを知り、より科学的に食品の安全性を実感できたようでした。

海外若手研究者による英語の講義(Science Dialogue)を行いました

 2年のSSHクラスでは、3月11日(木)のSSアカデミーⅡの授業にインドネシア出身の若手研究者 Tahta Amrillah (博士)をお招きし、 サイエンスダイアログを実施しました。

 

 

「サイエンス・ダイアログ」は日本学術振興会の制度*1)で、研究のため日本の大学・研究機関等に滞在している若手外国人研究者を高等学校等に派遣し、自身の研究や出身国に関して英語で講義するプログラムです。

*1)https://www.jsps.go.jp/j-sdialogue/

 

 はじめに、出身国インドネシアの風土、文化、食の紹介があり、美しいバリ島の映像や日本の焼き鳥やお好み焼きによく似た食べ物の写真を見せてくださいました。

 続いて、日本のアニメが大好きで日本文化にも興味があり、ドイツと台湾の研究機関で研究をした後、日本の研究機関で研究をしたかったとお話されました。

 そして最後は、ご自身の研究である“強磁性半導体”の講義がありました。さすがに、研究についてのご講義は内容的に難しく質問は大変でしたが、お国の紹介や日本のアニメのお話では、対話(Dialogue)がとても盛り上がりました。

 Scienceを話題の1つとして、海外若手研究者と英語でコミュニケーションをする楽しさを感じ、研究者になること、海外で学ぶことや海外で働くことに興味関心を持つことができました。ぜひまたやりたいとの声を受け、次年度もまた実施を計画します。