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坪倉先生と学ぶ医療深堀ゼミ

8月30日(水)坪倉先生と学ぶ医療深堀ゼミが実施されました。第2ターム最終回の今回は生徒発表の2回目で、前回の発表からさらにテーマを絞り込んでのプレゼンとなりました。

[心臓移植]を調べた班は、移植の定義から適応条件、問題点、さらには埋め込み型人工心臓による問題解決への取組等について発表を行いました。

[宗教・死生観の違い]を調べた班は、宗教によって移植に対し様々な考え方があり、死生観の違いがドナー数の差につながっている可能性、結果的に移植率の差が生まれていることを発表しました。

[病腎移植事件]を扱った班は、移植への懸念がある一方、ドナー不足解消につながると移植を求める声も実際には存在しているとの発表を行いました。

[脳死判定]を調べた班は、その定義や方法については国や宗教によって異なっているものであるとの発表に加え、判定における課題の一つとされる家族のケア、医師の精神的負担について、脳死判定に携わった医師に実際聞き取りを行い、その言葉を紹介してくれました。

各班の発表後には活発な質疑応答があり、最後には先生からもprofessional autonomyについて考えるという課題をいただきました。第2タームも終了、これまで計4回の発表を行った生徒のプレゼン技術にも大きな向上が見られました。

また、今回は坪倉先生の後輩である東京大学医学部生が参加、ゼミ終了後には高校生からの質問に快く対応いただきました。