校長挨拶

 

 校長挨拶

令和5年4月

                                     福島県立安積高等学校 校長 鈴木 芳人 

 本校は、明治17年(1884年)に本県唯一の旧制中学校として創立されて以来、今年で139年目を迎える、県下一の歴史と伝統を有する高校です。地域の方々からは親しみを込めて「安高」と呼ばれており、様々な分野で実績を残され、また、活躍されている卒業生は35,000名余りを数えております。

 本校には、伝統に根ざした校訓とも言うべき「安積の精神」が息づいています。それは、「開拓者精神」「質実剛健」「文武両道」の3つです。この「安積の精神」は長い歴史を刻みながら、先輩から後輩へと脈々と受け継がれており、男子校から共学となって23年目を迎えた今も変わることはありません。

 本校は、開拓者精神のもと、高い志をもち、文武両道を貫きながら、自分の夢の実現に向けて努力を続ける生徒の育成に努めております。進学面においては、今春の大学入試において、東京大学を始めとして、東北大、一橋大、東京工業大、早稲田大、慶應大など、国公私立を問わず全国の難関大学に多くの合格者を出しております。また、部活動も盛んで、ほとんどの生徒が部活動、同好会、生徒会等に所属し、全国大会に出場している部が数多くあります。安高生はまさに文武両道を実践しております。

 また、令和元年度より、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)の第2期指定を受けており、令和4年度からは、単位制、医学部コース制を導入するなど、新たな教育プログラムにも取り組んでおります。

 さらに令和7年度には中高一貫校として併設中学校が設置されることとなっており、本校は県内屈指の進学校としてさらなる飛躍を目指して学校改革を推進してまいります。

 令和5年度は、第139期生280名をあらたに加え、全校生徒836名(男子459名、女子377名)での出発となりました。

 本校の目指す教育は、「全人教育を目指し、知徳体を錬磨し、時代を担い、人類に貢献できる、志高く有意な人材を育成する」ことにあります。そのため、「高い志を掲げ、知性を磨き続ける」生徒たちが集う学舎にふさわしい学校づくりを進めてまいりたいと考えております。

 関係各位には、変わらぬ御支援をよろしくお願いいたします。