SSHブログ

SSHインド海外研修【2日目】

2025年1月20日 17時29分

1/19(日)2日目【日本出国→インド入国】

 2日目は、ほとんどを飛行機で過ごしました。飛行機で一番最初に驚いたことは、前のパネルが少しも反応しないことでした。何度押しても画面が変わらなかったので、これから日本とは全く異なるインドに行くんだなという実感が湧きました。機内食の時間は2回ありました。1回目は、チキンカレー、2回目はナンにカレーが巻かれたものでした。chicken or fish でchikenを選び出てきたものがチキンカレー、ただのパンかと思ったものもカレーが入っていました。事前に先生が「全てカレーの味がする」とおっしゃっていた通りだったので、食への覚悟を決めました。

 インドのデリーに着き、すぐに両替をしました。私だけトラブルに見舞われましたが、ガイドさんの優しさに触れる瞬間となりました。空港から出て最初に目にした景色は、空気がとても澱んでいて、携帯の空気質指数は「とても悪い」と表示されていました。大気汚染が社会課題になっているのをすぐに実感し、研修に臨む意識が高まりました。

 バスに乗ると、思いがけず歓迎の花をかけていただきました。とても嬉しかったです。ホテルまではそこまで遠くない道のりでしたが、車線があってなきような状況や挨拶がわりのクラクション……。飛行機にいた時間が大半だったこの日でも、今まで体験したことの無い経験をたくさん味わえたので、これからのインド研修もとても楽しみです。(2年W、ザベリオ中出身)

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SSHインド海外研修【1日目】

2025年1月19日 22時28分

 令和6年度からの安積高校Ⅲ期SSHでは、研究開発課題である「チーム安積モデルによる地球的課題解決に向けた国際共創力を有する科学技術系リーダーの育成」の達成を目指して各種事業に取り組んでいます。その中でもインド海外研修は、「国内外の学校との交流の継続・発展及び福島を学び共創を促進する場の構築」を目指して行われるものとなります。

 今回の研修には、浜通り研修やインド大使館研修などを通して福島の理解と共に「インド」を経験してきた生徒のうち、代表生徒8名が参加しています。令和7年1月18日(土)~26日(日)の日程で、西部ラジャスターン州ジョードプルにある、Delhi Public School Jodhpur[DPS](デリーパブリックスクールジョードプル校)を訪問しての交流を中心に、Indian Institute of Technology Jodhpur[IIT](インド工科大学ジョードプル校)の学生との意見交換をします。また、インドが抱える環境問題のうち、水質汚濁の課題解決に向けて取り組む施設を見学したり、大気汚染が世界遺産の建築物に与える影響を学んだりします。

 国際社会において存在感が大きくなりつつあるインドを総合的に学ぶとともに、次年度以降のインドの高校生等の来校の機運を高め、「安積高校ゲートウェイ構想」の実現を目指すための研修と位置付けています。

1/18(土)1日目【安積高校→成田空港付近】

 インド研修出発日前後、5年前から交流しているドイツのエッセン市の学校を初めて本校に招くことができ、その交流会を実施していました。インド研修に参加する生徒でも2名が参加していました。そうでない生徒も模擬試験を受験していたり、何より大学入学共通テストがあったり、何かと慌ただしい時期でしたが、保護者の皆様や本校教職員に見送りいただき夕方安積高校を出発できました。成田空港付近のホテルについたのは21時前過ぎと遅い時間になりましたが、現地で交流するDPSでは福島についてのプレゼンテーションや「踊り」を披露することもあり、全員そろって準備をする貴重な時間となりました。[記:引率教員。明日以降は、参加生徒が記事を執筆する予定です]

少人数ゼミ「数字から見えてくる社会的な性」

2025年1月14日 08時00分

1月9日(木)、「数字から見えてくる社会的な性」というテーマで、桜井産婦人科医院の院長、桜井秀(しげる)氏による少人数ゼミが行われました。

同日に行われた1・2年次生対象の講演会の内容とはまた違って、社会的かつグローバルな視点でみる「性」のお話で、講演会をすでに聴いた生徒たちも非常に興味をもってゼミに取り組みました。

医療従事者を志す生徒たちも参加し、将来の進路に大いに活かせるようなお話を聴くことができました。

桜井先生、ありがとうございました。

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令和6年度「安積高校SSH探究活動発表会・成果報告会」(2次案内)について

2025年1月6日 08時15分

令和7年2月7日(金)午後~8日(土)午前に、令和6年度「安積高校SSH探究活動発表会・成果報告会」 を開催いたします。2次案内のうち、生徒参加校用、SSH運営指導委員用、SSH地域連絡協議会用、シニアサポーター用のものは別途送付するものとなり、今回掲載するのは、一般参加者用ものもと、本校生徒保護者用のものになります。申し込み締め切りなどはそれぞれに異なりますので、案内をご覧いただければ幸いです。

R6安積高校SSH探究活動発表会・成果報告会(外部・関係者各位).pdf

R6安積高校SSH探究活動発表会・成果報告会(校内・保護者).pdf

東北大学のサークル『福興youth』の三春町しいたけ観察アプリ の説明会が開かれました

2024年12月27日 10時10分

12月26日(木)午後、本校にて、安積高校OBOGも所属する、東北大の震災復興サークルが開発したアプリの説明会が行われました。
東北大学の小池武志准教授、本校OBの三瓶君(135期)、内山君(136期)がお越しくださいました。本校生徒6名、OB2名が参加しました。

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アプリの説明のみならず、サークルの概要紹介、三春町やしいたけ産業の復活・福島復興に向けた思いを語ってくれました。
言葉や気持ちが本当に真剣で、著者は大変感動しました!生徒たちも心に響いたようでした。
教育、経済学、農学、福島復興に興味のある人は、このアプリの試運転にぜひ協力していただきたいです。

サイエンスダイアログ~英語で研究者と話そう~

2024年12月24日 13時51分

 12月4日(水)3年次SSクラスのSSアカデミーⅡの授業で、サイエンスダイアログが実施されました。講師は東北大学サイクロトロン・ラジオアイソトープセンターのDr. Hendris WONGSOです。彼は研究テーマである『タウタンパク質を利用したアルツハイマー病の診断』を中心に、母国であるインドネシアについて、また、自身の科学者としてのキャリア計画等を英語で話してくださいました。

 後半、生徒達は英語で様々な質問をしました。Dr. Hendris WONGSO は1つ1つに丁寧に回答してくださいました。

 <生徒感想>

・最先端の医療技術を知ったり、将来について考えたりする良い機会になりました。

・スライドの資料がわかりやすく、この分野についての基礎がなくても理解することができました。また、インドネシア独自の文化のみならず、現地の人しかわからないようなインドネシアに浸透している日本文化についても教えていただきました。

・英語があれば、異国間交流ができるということを再認識し、英語の勉強のモチベーションが上がった。

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SS探究Ⅱ 中間発表会/シニアサポーター新規加入

2024年12月21日 13時45分

 10月31日(木)2年次のSS探究Ⅱでは、現在進めている探究活動について、中間発表会が行われました。各班ごとにスライドで進行状況を発表しました。それに対し、ゼミの生徒やシニアサポーター、担当教員から質問やアドバイスがありました。

 11月13日(木)には、今年度、新たなシニアサポーターが加わり、合計23名となりました。より強力に2年次生をバックアップできるようになりました。2月の発表会に向けて、探究活動も佳境ですが、頼もしい先輩方が見守っていてくださいます。

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JSEC2024最終審査会・表彰式 に参加しました

2024年12月21日 13時39分

 12月7日(土)・8日(日)に日本科学未来館にてJSEC2024(第22回高校生・高専生科学技術チャレンジ)最終審査会・表彰式 が行われました。全国から寄せられた404本の科学論文から一次審査を勝ち抜いた35本のテーマがポスター形式で発表し、審査されました。

 本校から生物部の研究「めざせ!カンゾウ(甘草)の国内自給~挿し穂の水耕栽培実験、グリチルリチン酸含量分析、及び適環境条件の推定~」が選ばれ、審査会に臨みました。JSECは世界大会へのチャンスも得られる由緒ある大会です。どの研究も素晴らしかったですが、本校の生徒も立派に発表しました。結果は優秀賞で、文部科学大臣から表彰を受けました。なお、この結果は朝日新聞紙上にも紹介されております。

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福島県高等学校理科研究発表会2024に参加 受賞

2024年12月21日 13時21分

 11月16(土)・17日(日) いわき市の医療創生大学において、物理部、化学部、生物部の生徒が第37回福島県生徒理科研究発表会に参加しました。
 本校からは16班が出場し、それぞれが日頃の研究の成果を発表しました。最優秀賞をはじめ、多くの表彰を受けました。最優秀賞受賞班は来年夏におこなわれる全国総文祭に推薦されました参加した皆さんお疲れ様でした。今回の反省をこれからの探究活動に生かしてください。

<成績>

なぜスマホは画面を下にして落ちるのかII(物理部門 最優秀賞)

・垂直軸型マグナス式風力発電機の実証実験と数理モデル化(物理部門 優秀賞:2位相当)

・めざせ!国産カンゾウ(ポスター部門 優秀賞:3位相当)

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SSH海外研修フィリピン(語り部活動)!

2024年11月12日 15時00分

 11月7日(木)~10日(日)、フィリピン国マニラ首都圏ケソン市にあるフィリピンサイエンスハイスクール(PSHS)を訪問してきました。

  We visited Philippine Science High School from Nov.7th to10th. 

 PSHSは中高一貫の国立校で、フィリピンではトップレベルの教育を無償で受けられる学校です。入試を突破した生徒たちが全国から集まり、寮に入り勉学に励んでいる学生もいます。

    We visitred the main campus of PSHS in Quezon city.

 8日(金)

 学校を訪問しました。互いの学校紹介ののち、キャンパスツアーをしていただきました。増築中の新しい校舎、大きな講堂やプール、校庭などがあり、すべて回るのに1時間以上かかりました。フィリピンは日本と同じくとても地震が多い国です。学校の教室や廊下のいたるところに、ヘルメットや防災道具が配置されていたのが、印象深かったです。

   In the morning, they guided us around the campus. 

 午後からは、9年生(中学3年生)の地球科学の授業に参加し、「東日本大震災とその後の復興について」発表を行いました。中学生には少々難しい内容でしたが、熱心に聞いてくれました。特に、福島の農産物については興味深く反応してくれました。続いて12年生(高校3年生)の英語の授業に参加しました。先生がとても情熱をもって授業をされており、もっと学びたい!という気持ちになりました。

   In the afternoon, we joined two classes, Earth science class and English class.  Teachers were so passionate and students seemed to enjoy studying.  We shared our stories about Fukushima and our culture. 

 

9日(土)

 PSHSの先生方、そしてバディーの生徒たちとマニラ市内校外学習に出かけました。

 「イントラムロス」と呼ばれる、スペイン統治時代に作られた旧城壁都市を訪問しました。その中にある世界遺産のサンアグスチン教会やサンチャゴ要塞跡、マニラ大聖堂、そしてフィリピンの国民的英雄「ホセ・リサール」の記念館などを見学しました。日本との歴史的なかかわりを感じることができました。

    PSHS kindly offred us the tour around Manila. We got around the Intramuros, which was the historic walled area.

 午後は国立美術博物館を見学しました。3つのテーマに分かれた博物館は、どれも無料で誰でも入ることができます。自然歴史博物館では、津波や地震についての展示があり、日本の震災についての記述もありました。

   After having lunch at Jollibee which is one of the most popular fastfood restaurants in the Philippines, we shopped at a big shopping mall.  Then we visited the national museum of natural history and learned a lot about creatures and nature there.

 

 たくさんの笑顔とおもてなしをいただき、生徒たちもたくさん学び、ひとまわり成長して帰ってきました。

 来年は、PSHSの皆さんにぜひ福島を訪問し、福島の良さを実感していただきたいです。

  We higly appreciate their kindness and hospitality. We enjoyed our visit very much.

  Thank you so much, PSHS!  We hope you come and visit us and Fukushima soon!!