第Ⅱ期目五年次のはじまりにあたって
2023年4月16日 11時09分本校SSH第Ⅱ期目の指定も、いよいよ最終年度となりました。今年度も引き続きSSH事業への積極的な取り組み・発信に努めていきます。本校主催の発表会の日程など、詳細が決まりましたらご連絡いたします。どうぞよろしくお願いいたします。また、SSHについての内容や視察の希望等のお問い合わせにつきましては、本校教務部探究班までお電話かメールにてお願いいたします。
令和7年度入学者選抜募集要項等については、メニュー【入学希望の方へ】よりご覧ください。
本校SSH第Ⅱ期目の指定も、いよいよ最終年度となりました。今年度も引き続きSSH事業への積極的な取り組み・発信に努めていきます。本校主催の発表会の日程など、詳細が決まりましたらご連絡いたします。どうぞよろしくお願いいたします。また、SSHについての内容や視察の希望等のお問い合わせにつきましては、本校教務部探究班までお電話かメールにてお願いいたします。
令和5年3月14日(火)、生物部/SSクラス(生物分野) ではジュニア農芸化学会(オンライン)に参加しました。これは「動物・植物・微生物の生命現象を化学的な捉え方に基づいて研究する」農芸化学会の高校生発表部門です。本校から3テーマ申請し、全て採択され、発表に臨みました。大会では、予め発表動画を提出しておき、大会中にその動画を見たり、関心のある聴衆からの質問に答える形で進みます。生徒達は高校生だけでなく大学生、大学教員からの質問に答え、アドバイスを受け、今後の実験の進め方の参考にしていました。また、自分が興味あるテーマも聴講し、他校の発表者と交流を深めていました。生物部では、この発表会が学年最後の大会と位置づけて発表準備をしてきました。この経験は、次年度の研究方針やプレゼンテーションに生かせると思います。
ここ数年、この大会はコロナの影響でリモートで行われています。大会は主催大学が遠方であると参加が難しいです(今年度は広島、昨年度は京都)。しかし、リモートであれば、気軽ば参加できます。今年度も北海道から沖縄までの学校が83テーも参加しています。生徒達は自分の学校に居ながら全国の高校生や研究者と交流できるのです。直接発表、質疑応答が一番いいと思いますが、このような形式も新しい大会参加の形になっています。
令和5年2月25日(土)に校内のSSH研究発表会が行われました。本校の1年間のSSH活動の集大成です。
午前中はポスター発表です。メインは2年生の探究Ⅱの発表の場です。探究Ⅱでは「SDGsを踏まえた身近な課題」をテーマに班を作り、1年間、探究活動に取り組みました。また、1年生が探究Ⅰで「地域創生」をテーマに探究活動を行っており、クラス代表班が発表しました。理科系部活動の発表もあり、総勢90テーマの発表となりました。各班は持ち時間の中で、自分達の研究成果を発表し、聴衆の質問に答えていました。今年は本校OB,OGからなるシニアサポーターも参加し、厳しくも暖かい質問やアドバイスがありました。
午後は本校の活動についてスライドによる口頭発表がありました。海外(ドイツ)研修や処理水と風評払拭について、全国大会に出場した英語弁論大会やSDGs甲子園の発表、SSH全国大会の発表などです。聴衆は体育館や教室のリモートで発表を観覧しました。
閉会式では、シニアサポーターが指導した2年普通科のうち、サポーターの審査で優れた探究活動の班に『シニアサポーター賞』が選出されました。最後に東北大学大学院の酒井聡樹准教授と福島イノベーション・コーストの飯田喜之課長から講評をいただきました。
コロナ感染防止の観点から探究活動が制限されたり、発表会も来場者を制限しなければなりませんでしたが、生徒は可能な範囲で探究活動に取り組みました。その自信が発表に現れていたと思います。
<生徒感想>
・大規模なSSの研究発表を聞く機会は久しぶりでとても楽しかったし、様々な研究結果を聞くことや、OBの方の質問などから自分自身もいろいろなことを学ぶことができた。今度は自分が発表する立場になると思うので頑張りたいと思います。
・全体的にとても簡潔にまとめられていて、理解しやすかった。研究結果もわかりやすく整理されていて、素晴らしかった。
・スライドが見やすくまとめられており、発表もわかりやすかった。今まで考えたことがあったテーマでも、今回の発表を聞いて新しい考え方を知ることができた。
生物部/SSクラス の甘草(カンゾウ)の研究は
新潟薬科大学応用生命科学部から活動支援を受けています。
3月5日(日)に新潟薬科大学で活動支援を受けた学校の報告会がありました。
本校は安積歴史博物館からリモートで参加しました。
支援対象校は12校で、各高校の発表には、それぞれ質問や新潟薬科大学の先生方からの講評がありました。
リモートで不慣れな部分もありましたが、生徒は堂々と発表し、質問に答えていました。他校の発表も素晴らしく、今後の活動の参考になりました。
令和4年度東北地区サイエンスコミュニティ研究校発表会が、本校及び郡山市郡山公会堂において1月20日(金)、21日(土)に開催されました。新型コロナウィルスの影響もあり人数を絞っての開催となりましたが、それでも合計180名程度が本校・郡山公会堂に集い、対面での発表・交流をすることができました。本校SSHにとって、他校をお呼びして開催するこの規模での発表会は初めてで、貴重な機会となりました。
初日、基調講演では、探検家・医師・武蔵野美術大学名誉教授の関野吉晴先生におこしいただき、「これからを生きる君たちへ~半世紀にわたる探検活動を振り返り、今何を伝えたいのか」というテーマで講演いただきました。関野先生が実際に体験してきたことから導き出される深い洞察に富んだお話が心に残りました。その後のアピールタイムでは、短時間でしたが各校の雰囲気がわかる良い時間となりました。
2日目は、15校29班が3分科会に分かれ、口頭発表に挑みました。今回は福島大学や東北大学、福島イノベーション・コーストの先生方合計10名に指導助言をお願いしました。先生方や他校の参加者からの鋭い質問に、質疑応答5分の制限時間が中々終わらないように感じ脂汗をかいた班もあったかと思います。それでも高いレベルでの質疑応答を経験することは、研究の質を高め、これからの人生に役立つことと思います。そんな緊張のあとの交流の時間だったからか、交流会では心からの笑顔で参加者同士楽しんでいる様子が見られました。
主催校としていたらない点も多々あったかと思いますが、参加者アンケートを見ていると「来年もぜひ参加したい」とか「もっと長い時間交流がしたかった」など、好意的な意見が多く、開催できてよかったと心から思いました。関野先生やアドバイザーの先生方、視察などでお越しいただいた皆様、そして参加校の生徒の皆さん、先生方本当にありがとうございました。
「震災と復興を未来につむぐ高校生語り部事業」により、東京学芸大学附属国際中等教育学校、京都大学、京都女子中学校・高等学校を訪問し研修と交流を行いました。
12月19日には,1年生40名が,「国内先進地域研修」で東北大学を訪ねました。
「国内先進地域研修」は,2年次にSSHクラスを希望者する生徒のための研究会です。
ここ数年は,コロナ感染症対策のために,各大学がオープンキャンパスの実施を控えており,生徒が大学を見学する機会が減っています。本校では少しでも科学研究の場としての大学を見学させたいと,少人数での見学などを条件に見学をお願いしました。
まず,生命科学研究科渡辺正夫先生には,東北大学開学の地である片平キャンパスを案内いただきながら,敷地内の植物を観察し,開学の頃の大学のようすや植物の研究で大切にすることなどについてお話しいただきました。工学部安藤・高橋研究室では核融合や,イオンエンジンなどの実験装置を前に大学院生から説明を伺い,農学部伊藤幸博先生の研究室ではお米の研究について話をお聞きした。
コロナの影響により今年の参加者は,東北大ばかりか大学の見学は全員が初めてです。先生や学生から研究について詳しく聞き,科学研究の場の魅力を強く感じることができました。
32名を10名ほどずつに分けての見学でしたので,それぞれの先生方・大学院生さんには,同じお話を何度もお願いすることになりましたが,快く受け入れていただきました。ありがとうございました。
12/18(日)第41回福島県高等学校総合文化祭活動優秀校公演にSSクラス・生物部の甘草(カンゾウ)班が参加しました。この公演は、今年の高等学校総合文化祭で優秀な成績だった団体が集い、発表するものです。今年は3年ぶりの開催でした。
自然科学専門部では、ポスター部門から優秀な成績を収めた2校が招待されました。本校の「水耕栽培によるカンゾウの発根実験」が招待され、いわき芸術文化交流館アリオスで研究の成果を発表しました。
自然科学専門部のポスター部門は、現在、予め録画した発表動画での審査です。生徒は、直接、聴衆がいる場でのポスター発表は初めてでした。生徒は緊張しながらも、日頃の研究の成果をプレゼンし、質問に答えていました。
<生徒感想>
・聴衆がいる時の目線の位置が難しかった。即興で、人の質問に答えることの難しさを感じた。
・質疑応答に対応するにはまず、自分でもなるべく多くの疑問を持つことが必要だと感じた。
・分かりやすいポスター発表とは何か、考えさせられた。
12/17(土)、奈良女子大学サイエンスコロキウムに、SSクラスと生物部の酵母班の生徒が参加しました。これは奈良女子大が高校の理系女子を中心とした研究をブラッシュアップしていこうと開催しているものです。全国から36チームが参加し、自分達の研究を発表し、研究の悩みや方向性について、奈良女子大のコメンテーターや他校生と話し合いました。リモートだったので、安積高校に居ながら全国の高校生や大学教授と意見を交わし合う、貴重な場でした。
参加した生徒は、自分達の視点とは違う方向からの意見に、目からうろこだったようです。
<生徒感想>
・同じ高校生で知識の豊富な人がいて、見習いたいと思った。
・発表は録画したものを見たが、ライブで発表するのとは違う工夫が必要だと感じた。
・研究テーマが幅広く、様々な研究があって興味深かった。
12月15日(土)、仙台第三高等学校のSSH中間報告会・授業づくりプロジェクトフォーラムに,本校1年生が出席し,授業参観や中間発表およびポスター発表を見学しました。
この見学は,本校が次年度SSHクラス参加希望の1年生に対する研修会「国内先進地域研修」の一環として行いました。