SSHブログ

2年生 SSアカデミーⅡ Python特別授業 実施

2023年6月20日 14時00分

  2年生のSSアカデミーⅡでプログラミングの授業が始まりました。

 SSアカデミーⅡは,2・3年生のSSクラスの生徒が履修している学校設定科目で,理科・数学・情報・英語などの内容が盛り込まれた安積高校独自の授業です。

 2年生は6月8日の6、7校時に、プログラミング言語Python(パイソン)の学習(第1回)を行いました。
 近年ビッグデータが簡単に入手できる時代を迎えデータ解析の重要性が言われており,その基本について学びます。

 講師は クエストアカデミア代表取締役社長 石川祐也さんです。石川さんは東北大学在学中にIT教育事業を行う会社を立ち上げた青年社長です。さらに今年は現役の大学生でありながらITの学びを支援する会社を立ち上げた 株式会社inf.代表取締役 石川達也さん も講師としてお出でいただけることになりました。

 第1回は、お二人の自己紹介ならびにPythonに親しむ内容でした。次回は6月末になりますが、今年はPythonを3回の授業で学ぶ予定です。

令和5年度全国SSH研究発表会  安積高校代表選考会

2023年5月25日 08時15分

 5月18日(木)、毎年8月に行われる全国スーパーサイエンスハイスクール研究発表会に参加する、本校の代表選考会が行われました。エントリーは以下の9グループでした。


それぞれ、スクリーンに拡大投影されたポスターをもとに8分間以内の説明、その後5分程度の質疑応答を受けました。会場の2年生、3年生から活発な質問が寄せられましたが、新1年生からも質問がたくさん出され、今後の校内での発表会が楽しみになりました。質疑は生徒だけでなく先生方からも出されましたが、さすがに3年生だけあってどのグループも戸惑うことなく質問に答えていました。

先生方による審査点も加えた結果、「オリジナル麹菌の活用」が学校代表に決定しました。代表の本大会での健闘を期待したいところです。

郡山市ふれあい科学館サイエンスフェスティバルに参加しました

2023年5月8日 14時00分

5月5日(金)、6日(土)にに郡山市ふれあい科学館( http://www.space-park.jp/ )GWサイエンスフェスティバルに2年7組(SSクラス)の有志生徒16名が参加しました。希望者が多く、2日に分けての参加でした。

 チリモン班では、「チリモンを探せ」として、子ども達にチリメンジャコに混ざっている小さな生物(タコやカニ、エビなどの子ども”チリメンモンスター” )を探して仲間分けに挑戦してもらいました。Ⓡきしわだ自然友の会

 万華鏡班では、回折格子(グレーティングシート)とトイレットペーパーの芯で、光を覗くと虹が見える万華鏡を作成しました。

 生徒達は、子ども達に原理を説明し、科学を伝えることの難しさや楽しさを感じていました。新型コロナの制限が解除され、来客も多く、盛況でした!

 

<生徒感想>

・思ったよりも子ども達の集中力が続いていて驚いた。観察力もあり、一度違いを言っただけでその後は自分で判断できるようになっていた。子ども主体を意識して行ったため新たな発見もあり、お互い楽しむことができたと思う。

・準備の段階から、クラスメイトとたくさんコミニュケーションをとって仲良くなることができてよかったです。科学のお姉さんになって、子どもと関わる経験をするのは大切だと思いました。見聞も広がったし、充実した時間を過ごすことができました。来年度のSSクラスの生徒もぜひ参加してほしいです!

・準備段階ではイメージがつかず数を準備するのも大変でしたが、当日たくさんの子供が工作を楽しんでくれたのが嬉しかったです。万華鏡を覗いて「虹が見えた~!!」と言ってくれた時のキラキラした目に充実感を覚えました。

・自分自身もチリモンについての知識や関心を高めることができましたし、誰かを楽しませることができたというのはとても嬉しいことでした。ただ、中にはチリモンについて疑問を持つ人もいたので、もっと詳しく説明できたら良かったと思いました。

 

第Ⅱ期目五年次のはじまりにあたって

2023年4月16日 11時09分

本校SSH第Ⅱ期目の指定も、いよいよ最終年度となりました。今年度も引き続きSSH事業への積極的な取り組み・発信に努めていきます。本校主催の発表会の日程など、詳細が決まりましたらご連絡いたします。どうぞよろしくお願いいたします。また、SSHについての内容や視察の希望等のお問い合わせにつきましては、本校教務部探究班までお電話かメールにてお願いいたします。

ジュニア農芸化学会2023に参加しました

2023年3月22日 17時11分

 令和5年3月14日(火)、生物部/SSクラス(生物分野) ではジュニア農芸化学会(オンライン)に参加しました。これは「動物・植物・微生物の生命現象を化学的な捉え方に基づいて研究する」農芸化学会の高校生発表部門です。本校から3テーマ申請し、全て採択され、発表に臨みました。大会では、予め発表動画を提出しておき、大会中にその動画を見たり、関心のある聴衆からの質問に答える形で進みます。生徒達は高校生だけでなく大学生、大学教員からの質問に答え、アドバイスを受け、今後の実験の進め方の参考にしていました。また、自分が興味あるテーマも聴講し、他校の発表者と交流を深めていました。生物部では、この発表会が学年最後の大会と位置づけて発表準備をしてきました。この経験は、次年度の研究方針やプレゼンテーションに生かせると思います。

 ここ数年、この大会はコロナの影響でリモートで行われています。大会は主催大学が遠方であると参加が難しいです(今年度は広島、昨年度は京都)。しかし、リモートであれば、気軽ば参加できます。今年度も北海道から沖縄までの学校が83テーも参加しています。生徒達は自分の学校に居ながら全国の高校生や研究者と交流できるのです。直接発表、質疑応答が一番いいと思いますが、このような形式も新しい大会参加の形になっています。

令和4年度 安積高校SSH生徒研究発表会が行われました

2023年3月13日 18時24分

 令和5年2月25日(土)に校内のSSH研究発表会が行われました。本校の1年間のSSH活動の集大成です。

 午前中はポスター発表です。メインは2年生の探究Ⅱの発表の場です。探究Ⅱでは「SDGsを踏まえた身近な課題」をテーマに班を作り、1年間、探究活動に取り組みました。また、1年生が探究Ⅰで「地域創生」をテーマに探究活動を行っており、クラス代表班が発表しました。理科系部活動の発表もあり、総勢90テーマの発表となりました。各班は持ち時間の中で、自分達の研究成果を発表し、聴衆の質問に答えていました。今年は本校OB,OGからなるシニアサポーターも参加し、厳しくも暖かい質問やアドバイスがありました。

 午後は本校の活動についてスライドによる口頭発表がありました。海外(ドイツ)研修や処理水と風評払拭について、全国大会に出場した英語弁論大会やSDGs甲子園の発表、SSH全国大会の発表などです。聴衆は体育館や教室のリモートで発表を観覧しました。

 閉会式では、シニアサポーターが指導した2年普通科のうち、サポーターの審査で優れた探究活動の班に『シニアサポーター賞』が選出されました。最後に東北大学大学院の酒井聡樹准教授と福島イノベーション・コーストの飯田喜之課長から講評をいただきました。

 コロナ感染防止の観点から探究活動が制限されたり、発表会も来場者を制限しなければなりませんでしたが、生徒は可能な範囲で探究活動に取り組みました。その自信が発表に現れていたと思います。

<生徒感想>

・大規模なSSの研究発表を聞く機会は久しぶりでとても楽しかったし、様々な研究結果を聞くことや、OBの方の質問などから自分自身もいろいろなことを学ぶことができた。今度は自分が発表する立場になると思うので頑張りたいと思います。

・全体的にとても簡潔にまとめられていて、理解しやすかった。研究結果もわかりやすく整理されていて、素晴らしかった。

・スライドが見やすくまとめられており、発表もわかりやすかった。今まで考えたことがあったテーマでも、今回の発表を聞いて新しい考え方を知ることができた。

 

2022年度新潟薬科大学研究系部活動支援事業報告会に参加しました

2023年3月13日 17時43分

生物部/SSクラス の甘草(カンゾウ)の研究は

新潟薬科大学応用生命科学部から活動支援を受けています。

3月5日(日)に新潟薬科大学で活動支援を受けた学校の報告会がありました。

本校は安積歴史博物館からリモートで参加しました。

支援対象校は12校で、各高校の発表には、それぞれ質問や新潟薬科大学の先生方からの講評がありました。

リモートで不慣れな部分もありましたが、生徒は堂々と発表し、質問に答えていました。他校の発表も素晴らしく、今後の活動の参考になりました。

 

 

 

令和4年度東北地方サイエンスコミュニティ研究校発表会

2023年1月23日 08時40分

令和4年度東北地区サイエンスコミュニティ研究校発表会が、本校及び郡山市郡山公会堂において1月20日(金)、21日(土)に開催されました。新型コロナウィルスの影響もあり人数を絞っての開催となりましたが、それでも合計180名程度が本校・郡山公会堂に集い、対面での発表・交流をすることができました。本校SSHにとって、他校をお呼びして開催するこの規模での発表会は初めてで、貴重な機会となりました。

初日、基調講演では、探検家・医師・武蔵野美術大学名誉教授の関野吉晴先生におこしいただき、「これからを生きる君たちへ~半世紀にわたる探検活動を振り返り、今何を伝えたいのか」というテーマで講演いただきました。関野先生が実際に体験してきたことから導き出される深い洞察に富んだお話が心に残りました。その後のアピールタイムでは、短時間でしたが各校の雰囲気がわかる良い時間となりました。

2日目は、15校29班が3分科会に分かれ、口頭発表に挑みました。今回は福島大学や東北大学、福島イノベーション・コーストの先生方合計10名に指導助言をお願いしました。先生方や他校の参加者からの鋭い質問に、質疑応答5分の制限時間が中々終わらないように感じ脂汗をかいた班もあったかと思います。それでも高いレベルでの質疑応答を経験することは、研究の質を高め、これからの人生に役立つことと思います。そんな緊張のあとの交流の時間だったからか、交流会では心からの笑顔で参加者同士楽しんでいる様子が見られました。

主催校としていたらない点も多々あったかと思いますが、参加者アンケートを見ていると「来年もぜひ参加したい」とか「もっと長い時間交流がしたかった」など、好意的な意見が多く、開催できてよかったと心から思いました。関野先生やアドバイザーの先生方、視察などでお越しいただいた皆様、そして参加校の生徒の皆さん、先生方本当にありがとうございました。

研修交流実施 東京学芸大学附属国際中等教育学校・京都大学・京都女子中学校高等学校

2023年1月20日 09時55分

「震災と復興を未来につむぐ高校生語り部事業」により、東京学芸大学附属国際中等教育学校、京都大学、京都女子中学校・高等学校を訪問し研修と交流を行いました。

東北大学 研究室訪問実施

2022年12月22日 14時15分

12月19日には,1年生40名が,「国内先進地域研修」で東北大学を訪ねました。
「国内先進地域研修」は,2年次にSSHクラスを希望者する生徒のための研究会です。


 ここ数年は,コロナ感染症対策のために,各大学がオープンキャンパスの実施を控えており,生徒が大学を見学する機会が減っています。本校では少しでも科学研究の場としての大学を見学させたいと,少人数での見学などを条件に見学をお願いしました。
 まず,生命科学研究科渡辺正夫先生には,東北大学開学の地である片平キャンパスを案内いただきながら,敷地内の植物を観察し,開学の頃の大学のようすや植物の研究で大切にすることなどについてお話しいただきました。工学部安藤・高橋研究室では核融合や,イオンエンジンなどの実験装置を前に大学院生から説明を伺い,農学部伊藤幸博先生の研究室ではお米の研究について話をお聞きした。


 コロナの影響により今年の参加者は,東北大ばかりか大学の見学は全員が初めてです。先生や学生から研究について詳しく聞き,科学研究の場の魅力を強く感じることができました。
 32名を10名ほどずつに分けての見学でしたので,それぞれの先生方・大学院生さんには,同じお話を何度もお願いすることになりましたが,快く受け入れていただきました。ありがとうございました。