7月17日(月)、郡山市ふれあい科学館( http://www.space-park.jp/ )夏休みサイエンスフェスティバルに物理部有志生徒6名、地学部有志生徒8名が参加しました。
物理部は「雲をつくろう!」というテーマで、ペットボトルの中に水と線香の煙を入れて炭酸キャップで雲をつくる実験を行いました。ポン!という音とともに雲ができる様子を、子どもたちは喜んでいました。
地学部は「鉱石で小瓶」というテーマで、小瓶に鉱石、液状ノリ、ラメを入れてきれいなストラップを作りました。きらきらと光る鉱物入りの瓶をもらい、嬉しそうな様子が見られました。
三連休の最終日でとても盛況でした。生徒達は、子ども達に分かりやすく原理を説明し、楽しい時間を過ごしていました。
<生徒感想>
・子供の反応が大きかったので参加してよかった
・人によって反応が違って、その度に工夫して説明できてよかった。どれくらいの説明がちょうどいいのかがわかった。
・子供達を飽きさせない工夫は難しかったが、やりがいがあって楽しかった。
・色々な人に説明する機会がなかったので新鮮だった
・普段はする機会が無い、物を提供する側を体験出来て楽しかったです。
・思った以上に人が来て、材料が足りなかなってしまったので、次回からは十分に予備を用意しておこうと思った。
忙しかったけど、楽しかった。
・忙しく、途中でハプニングもあったが働いて食べる昼食は美味しかった
7月7日(金)の放課後、東京大学准教授 開沼博先生※の講演会がありました。
この講演会は、高校教育課が主催する「震災と復興を未来へつむぐ高校生語り部事業」により実施されています。
開沼先生は先週、本校の2年生と保護者を対象に「なぜ、と疑問を持つことが人生において大切である」ということを、先生の研究を例として話してくださいました。今回はさらにその内容を深めての講演・ワークショップでした。
講演では、福島の復興について、「福島学カレッジ」で中・高校生が大人顔負けに震災をテーマに調査・発表したことや、風評被害について、チェルノブイリと福島の原発事故の違い、処理水と国際社会について、など、分かりやすく説明してくださいました。生徒は講演をもとに話し合い、班ごとに意見を発表し、ディスカッションの結果を壁に掲示しました。
開沼先生の講演が終わってからも、生徒は先生に質問しようと長い列を作りました。
今の高校生は「震災の記憶が失われつつある世代」です。それでも福島で生きているということは、3・11と原発事故で「何が起こったか」「何が問題か」そして「何をすべきか」は目の前にある課題です。開沼先生は穏やかに、しかし鋭く生徒にそれらについて問いかけました。
この講演会を通して、生徒は福島の現状について、そして自分の中の「「なぜ」について、考えられたと思います。
※開沼先生は、磐城高校出身の社会学者です。原子力発電所と地域の関わりを論じた東大での修士論文「フクシマ論」を出版直後に3・11が起き、一躍有名になりました。以後、積極的に震災後の福島を調査し、「はじめての福島学」「福島第一原発廃炉図鑑」など、多数の著書があります。
5月5日(金)、6日(土)、郡山市ふれあい科学館( http://www.space-park.jp/ )GWサイエンスフェスティバルに2年7組(SSクラス)が参加しました。
https://asaka-h.fcs.ed.jp/blogs/blog_entries/view/145/69dac61de41a94144c5e6b80fb165ec5?frame_id=455
その際の実験動画です。
協力:新聞委員会
チリメンモンスターⓇ をさがせ
https://youtu.be/Wo6vv-Z8CLw
光の万華鏡
https://youtu.be/o2u1vxVIdEk
興味をもたれましたら是非ともご家庭で実験してください
なお、チリメンモンスターはちりめんじゃこの中に隠れています。
光の万華鏡は「グレーチングシート」を入手できれば制作できます。
7月6日(木)に、本校教務部探究班長(SSH主任)が福島大学行政政策学類の主催する「地域・大学・学類の将来を考えるための[レクチャー&ディスカッション]」に講師として招かれ、行政政策学類をはじめとする先生方に「安積高校SSHの地域連携の取り組み」などについて紹介しました。
本校では特に1年次に福島大学と連携した取り組みを多く行っており、その中でも「SS探究Ⅰ」ではヒアリング調査やフィールドワーク先として福島大学を選ぶ生徒も多くいます。今回は、本校の1年次が取り組む「地域創生探究」の各班のテーマを大学の先生方と共有し、ディスカッションの時間には、先生方からもご質問やご助言をいただくことができました。
これまで本校SSHは、共生システム理工学類をはじめいくつかの学類と連携をとっていましたが、今回は行政政策学類ということで、大変貴重な機会となりました。今後も様々な部分で結びつきを強められればと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
6月29日の2年生のSSアカデミーⅡは,Pythonの第2回の授業でした。
SSアカデミーⅡは,2・3年生のSSクラスの生徒が履修している学校設定科目で,理科・数学・情報・英語などの内容が盛り込まれた安積高校独自の授業です。
2年生は,6月からプログラミング言語Python(パイソン)の学習を始めています。
ビッグデータが簡単に入手できる時代を迎えてデータ解析の重要性が言われており,Pythonによるデータ解析の基本について学んでいます。
講師は クエストアカデミア代表取締役社長 石川祐也さんです。石川さんは東北大学在学中にIT教育事業を行う会社を立ち上げた青年社長です。
第1回 講師紹介・データ分析講座・重力加速度データ解析
第2回 Numpy,Pandasを用いたデータの加工・重力加速度データによる解析の実例
第3回 Matplotlibを用いたデータの可視化(予定)
第3回は9月になりますが,教えていただいた解析手法をもとに自分達の課題研究を深め,成果につなげていく計画 です。
6/20(火)に、未来の科学技術を担う人材育成のための少人数ゼミi(アイ)を開催しました。「少人数ゼミ」は昨年度から実施していましたが、今年度はより国際性の高いゼミにiをつけ、独立させました。
第1回の講師には、インドの大学でヨガ科学を専攻してきたラクシュミ=ラモラ先生をお呼びし、生徒・教員およそ20名がヨガ科学についての英語での講義を受け、ヨガの実技指導を受けました。参加者の感想を見ると、「呼吸法について実践してみたい」「講座終了後心地よい疲労感だった」などがあり、中間考査で凝り固まった?心と体をほぐす時間となったようです。
今回は郡山市国際交流協会さんの協力もいただきながらの企画となりましたが、今後とも同協会と連携しながら様々な取り組みを行う予定です。
6月22日(木)から2,3年生のSS探究Ⅱにシニアサポーターが参加してくださっています。
『シニアサポートネットワーク』は、本校OB・OGに探究活動を支援してもらおうという取組みです。昨年度参加を募り、22名のOB・OGが、シニアサポーターとして2年生普通クラスの探究活動を指導してくださいました。
令和5年度は、まずは昨年度のサポーターの方々に継続指導をお願いしました。ありがたいことに、15名のサポーターが参加を継続してくださいました。
今年度のサポート内容は
(1)2年生の探究活動を、テーマを立てるところから指導していただく
(2)昨年指導した2年生ゼミを継続して3年生での論文作成を指導していただく
と、2本立てでお願いしました。
サポーターの方々は3年生の教室では「久しぶり!」、2年生の教室では「初めまして!」と、生徒の間を忙しく立ち回り、熱く指導をしてくださいました。
『シニアサポートネットワーク』は全国的にも例の少ない活動で、新聞の取材や他県の高校からも視察に訪れるなど、注目されています。
しかし何よりも、様々な経験を積んだOB・OGと交流することは、生徒にとって探究活動が深まるでけでなく、様々な職業の方々の体験を聞けるという貴重な場であると思います。
2年生のSSアカデミーⅡでプログラミングの授業が始まりました。
SSアカデミーⅡは,2・3年生のSSクラスの生徒が履修している学校設定科目で,理科・数学・情報・英語などの内容が盛り込まれた安積高校独自の授業です。
2年生は6月8日の6、7校時に、プログラミング言語Python(パイソン)の学習(第1回)を行いました。
近年ビッグデータが簡単に入手できる時代を迎えデータ解析の重要性が言われており,その基本について学びます。
講師は クエストアカデミア代表取締役社長 石川祐也さんです。石川さんは東北大学在学中にIT教育事業を行う会社を立ち上げた青年社長です。さらに今年は現役の大学生でありながらITの学びを支援する会社を立ち上げた 株式会社inf.代表取締役 石川達也さん も講師としてお出でいただけることになりました。
第1回は、お二人の自己紹介ならびにPythonに親しむ内容でした。次回は6月末になりますが、今年はPythonを3回の授業で学ぶ予定です。
5月18日(木)、毎年8月に行われる全国スーパーサイエンスハイスクール研究発表会に参加する、本校の代表選考会が行われました。エントリーは以下の9グループでした。
それぞれ、スクリーンに拡大投影されたポスターをもとに8分間以内の説明、その後5分程度の質疑応答を受けました。会場の2年生、3年生から活発な質問が寄せられましたが、新1年生からも質問がたくさん出され、今後の校内での発表会が楽しみになりました。質疑は生徒だけでなく先生方からも出されましたが、さすがに3年生だけあってどのグループも戸惑うことなく質問に答えていました。
先生方による審査点も加えた結果、「オリジナル麹菌の活用」が学校代表に決定しました。代表の本大会での健闘を期待したいところです。
5月5日(金)、6日(土)にに郡山市ふれあい科学館( http://www.space-park.jp/ )GWサイエンスフェスティバルに2年7組(SSクラス)の有志生徒16名が参加しました。希望者が多く、2日に分けての参加でした。
チリモンⓇ班では、「チリモンⓇを探せ」として、子ども達にチリメンジャコに混ざっている小さな生物(タコやカニ、エビなどの子ども”チリメンモンスターⓇ” )を探して仲間分けに挑戦してもらいました。Ⓡきしわだ自然友の会
万華鏡班では、回折格子(グレーティングシート)とトイレットペーパーの芯で、光を覗くと虹が見える万華鏡を作成しました。
生徒達は、子ども達に原理を説明し、科学を伝えることの難しさや楽しさを感じていました。新型コロナの制限が解除され、来客も多く、盛況でした!
<生徒感想>
・思ったよりも子ども達の集中力が続いていて驚いた。観察力もあり、一度違いを言っただけでその後は自分で判断できるようになっていた。子ども主体を意識して行ったため新たな発見もあり、お互い楽しむことができたと思う。
・準備の段階から、クラスメイトとたくさんコミニュケーションをとって仲良くなることができてよかったです。科学のお姉さんになって、子どもと関わる経験をするのは大切だと思いました。見聞も広がったし、充実した時間を過ごすことができました。来年度のSSクラスの生徒もぜひ参加してほしいです!
・準備段階ではイメージがつかず数を準備するのも大変でしたが、当日たくさんの子供が工作を楽しんでくれたのが嬉しかったです。万華鏡を覗いて「虹が見えた~!!」と言ってくれた時のキラキラした目に充実感を覚えました。
・自分自身もチリモンについての知識や関心を高めることができましたし、誰かを楽しませることができたというのはとても嬉しいことでした。ただ、中にはチリモンについて疑問を持つ人もいたので、もっと詳しく説明できたら良かったと思いました。