【福島復興ワークショップ】日本のエネルギー政策 学習会
2025年6月28日 13時22分6月25日(水)放課後 福島復興ワークショップでは、経済産業省東北経済産業局の木野正登氏を講師に迎え、「日本のエネルギー政策」というテーマで学習会を実施しました。
木野氏は原子力の専門家です。原子力発電所の事故から14年間、避難指示や廃炉、処理水の問題まで、今年の3月までの14年間、関わっていらっしゃいました。1,2年で交替する官僚の世界で異例のことです。本校にも何度も足を運び、処理水の問題等、生徒と議論を交わしてくださいました。4月から仙台に異動されましたが、本校生の為に講義にご来校くださいました。
今回のテーマは日本のエネルギー政策や海外との比較、エネルギーコストについです。現在のエネルギーについて、火力発電は二酸化酸素排出による地球温暖化問題、原子力発電は放射性廃棄物の処理や事故の重大さなど、それぞれ課題を抱えています。また、太陽光発電や風力発電など、再生エネルギーも注目されています。木野氏はそれらについてわかりやすく解説してくださいました。中学生も参加した会場は盛況で、席が全て埋まりました。講演のあと、生徒はグループディスカッションを行い、そこで出た質問に対して、木野氏は1つひとつ丁寧に答えてくださいました。
<生徒感想>(一部抜粋)
中学生
・とても面白かったです。難しそうな内容たったけど、分かりやすく教えてくださったので理解できました。
・日本の現状をみて、みんなで変えていかなければならないと思った。再生可能エネルギーもデメリットがあるので、そこを研究してみたいと思った。
・現在の日本のエネルギー問題についての現状について知ることができた。難しい話も少なくなかったが、とても勉強になった。
・原子力発電や再生エネルギーについて特に深く学ぶことができた。エネルギー関係の仕事もしたいと考えていたからとてもいい機会になった。
高校生
・核融合という発電の方法を初めて知り、興味深いと思った。新しい知識を多く得られたので、自分でも説明できるくらい知識を深められるよう、今後の講演会にも参加していきたい。
・再生エネルギーの現実的な問題を細かく知ることができた。また、世界と日本のエネルギー問題にも知ることができてよかった。
・多くのエネルギーの種類やメリット、デメリット、今後の日本のエネルギーについて知ることができた。木野氏もおっしゃっていたが、今後も正しい知識を身につけていきたい。
・福島県で生きる県民として東日本大震災とエネルギーを交えた話を聞くことができてよかった。日本の自分の知らないところでも、エネルギーに関する施策が行われていることに興味を持った。
・詳しく知らなければいけないことが多いと実感しました。福島だけでなく、日本、世界の情勢にも目を向けられるようにしたいです。
・原子力や火力、風力をはじめとした様々な発電や世界での現状と課題について学ぶことができた。一般での認識をよりよいものに深めることが国のエネルギー問題の解決に繋がるのではないかと思った。