2年生SSHクラスの学校設定科目「SSアカデミーⅡ」で、プログラミングの授業が始まりました。講師は、株式会社TRIARTソリューション事業本部長辻康博さん、日本Microsoft株式会社クラウド&ソリューション事業本部胡口敬郎さん。本校OBの辻さんは永年IT企業でご活躍で、本校のSSH指定にともない前任Microsoft社の福島県人会として支援したいと元同僚の胡口さんとともに申し出を頂き(注1)、この授業が実現しました。
実施は6月11日(木)6・7校時。6月18日、7月2日の3回計6時間にわたる授業の初回です。
まず最初に、QRコードを利用したアンケートを通して生徒のIT環境やスキルを確認しつつ、今後の社会の発展とともに増々ITが重要な役割を期待されていることなどについてお話しされました。
つづいて、Micro:bitとTiny:bitRobotの体験開始。英文の組み立てguideを見ながらの工作には思ったよりも時間がかかりましたが、ほぼ時間内にRobotを完成することができました。次回はScratchをもちいて、プログラミング学習を行う予定です。
SSアカデミーⅡは理数・情報・英語に特化した本校独自の科目で、プログラミングに関しては今回のMicro:bitを用いた授業のほか、秋にはPythonについても学ぶ計画です。
新型コロナウイルス拡大防止にともなう休校で若干遅れましたが、OBの方々などのご支援をいただきながらSSH校らしい学びをスタートさせることができました。
以下生徒の感想です。
感想1
今回の授業では、プログラミングに関する基礎知識を学ぶことができた。プログラミングを使いこなす事は新たな表現の手段を得ることであるのを知って、日常生活の様々な点で活用できる、大きな可能性を感じた。
micro:bitを使ってプログラミングを学んでいったが、初めてそれを見たときは「こんな薄い板で色んなことが出来るのか」と衝撃だった。今回はとりあえず車を組み立てたところで終了してしまったので、まだmicro:bitが如何なるものかはほとんど分かっていない。Scratchは情報の授業で使ったことがあるので、まずは自分たちであらゆる機能を試してみて、micro:bitを「おもちゃ」みたいな感覚で自由に使ってみたいと思った。
感想2
本日は辻さんのご指導のもと、プログラミングについて学びました。
辻さんのプログラミングとの出会いがファミリーコンピュータを元にしたファミリーベーシックだということに驚きました。僕はプログラミングに難しい印象を抱いていたのですが、イメージがガラッと変わって、これからのプログラミングが楽しみになりました。
今回使ったマイクロビットは、組み立ても簡単で、プログラムもスクラッチのように簡単に出来て、分かりやすくて感動しました。
今回の授業では、事前に準備出来ることが多かったので、事前に準備して、時間を有効活用したいと思います。
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注
(1)「全社員週休3日、効果は 日本マイクロソフト、8月に試行」朝日新聞2019年9月4日
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14164060.html?iref=pc_ss_date