7月2日(木)6•7校時のSSアカデミーⅡの授業は,プログラミングⅠ第3回,全員が発表する時間となりました。各自が解決を目指す問題について,課題をどう捉えどう解決を図るのか,プログラムにはどんな機能をもたせるのか,スライドは3枚程度,時間は5分以内に説明する,というものでした。
授業の様子は報道に公開され,翌3日昼のFCTニュース,6日の福島民友,福島民報朝刊紙面上で紹介されました。
生徒の発表のタイトルは以下の通りです。
1素因数分解ゲーム
2酵母の探査について
3コロナ時代に適応した新しい応援歌練習法の提案
4応援歌練習をプログラミング
5ペットボトルロケットを安全に飛ばす
6穀物と畜産物に関するシミュレーション
7SDG'sを楽しく学ぶ
8森のくまさん(遊びながらクマと出会った時の対処法を学ぶ)
9実験記録のグラフ化プログラム
10作業用記録タイマーについて
11斜方投射のシミュレーション
12自動運転による車の安全システムについて
13インターネット上における情報拡散のされ方のモデル作成
社会問題,環境問題をテーマにするもの,サイエンスを楽しく学べるもの,学習に活用できるもの,さらには本校の応援歌練習を円滑に進めるためのものなど,多岐にわたるテーマが挙がりました。それぞれわかりやすいプレゼン資料を作り,時間通り発表を行うことができました。
【写真2】応援歌練習の効果を高めるアプリについての発表
最後に辻さん,胡口さんから,「問題解決のためには何が課題なのか,正確に把握することができれば,より良い解決につながります」「プログラミングなどITに課題を持ち込む前段階が最も重要です。日頃から柔軟な発想ができるよう,読書などを通して柔軟な発想を鍛えましょう」などと講評をいただき,何冊かの本をご紹介いただきました。
【写真3】紹介された推薦書
3回計6時間という短時間ではありましたが,簡単なプログラミングに触れ,ロボットも動かし,さらに課題解決についてのプレゼンテーションも行うという盛りだくさんな内容になりました。しかし毎回スムーズな無理のない展開となったのは,講師の辻さん,胡口さんのご指導の賜物です。ありがとうございました。
【写真4】磐城高校OBの胡口さんは,高校時代に出会った本「ライトついてますか?」を紹され「正確な課題把握こそ重要です」と強調されました
以下生徒の感想です。
感想1
以前中学でもプログラミングの授業はあったが,今回はmicroBitという新しいプログラミング教材を用いた講座だったので新鮮な気持ちで受けることができた。
今回の講座では,プログラミングという言葉はただロボットに命令を下したりコンピューターで演算したりする際だけに用いるのではなく,物事の一連の動作を計画したものは全てプログラミングであるということを初めて知った。
これからは身の回りにある様々なプログラミングを見つけていきたいと思った。
感想2
今回の授業では,各班が考えたプログラムについて発表を行った。前回の授業から二週間という期間があり,各班,工夫が凝らしており,面白い発表ばかりだった。
このプログラミング学習を通じて,私は新しいものの見方を学べた。今まで考えてきた諸問題をプログラムという今までになかった観点から見ることによって,新たな発想が得ることが出来ると思う。これからの学習に活用していきたい。