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摩擦についての講義 ~摩擦・摩耗・潤滑の仕組みを学ぼう~ を実施しました

2020年9月30日 11時40分

9月29日(火)に東京理科大学理工学部機械工学科野口昭治教授をお招きして模擬講義を行っていただきました。
本校生徒は25名参加しました。

日常意識していない摩擦がどうして起こるかの理論的な背景、そして最先端の研究はどのように行っているかを講義していただき、その面白さを味わいました。高校の範疇を超えて深い内容まで教えていただきました。また、実験も行っていただき、精密に作られたベアリングがいかに摩擦かないかを身をもって体験したことで生徒たちはとても興味をひかれていました。

最後に15分質疑応答の時間を取ったが、活発に質問が出ました。また、講義終了後も50分程度生徒からの質問や物理部の指導をしていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<生徒感想>

・私は物理部に所属しており、現在黒板について研究しています。その研究の中でトライボロジーの知識が必要になり、今回の講演会を楽しみにしておりました。わたしは事前にインターネット等でトライボロジーについて調べていましたが、内容が難しくなかなか理解することができませんでした。そのため、今回の講演の内容も難しく私では理解することができないのではないかと不安でしたが、野口教授のお話はとても分かりやすくトライボロジーへの理解も深めることができました。今回得た知識を物理部の活動に生かして頑張りたいです。今回、講演をしていただいた野口教授に誠に感謝申し上げます。

・私は物理部で黒板の研究をしており、今まで摩擦や摩耗については、ネットで調べられる限りでの論文をいくつか読んでいました。しかし、どの論文を読んでも、きちんと内容を納得して読むことができずにいました。今回の講演を通して、初めて摩擦や摩耗についてしっかりと体系的に理解することができました。摩擦や摩耗は、私たちの生活にも非常に密着している分野です。黒板も、摩耗を利用して書いています。しかも、知れば知るほど面白い分野だと思います。しかし、あまり知れ渡っておらず、私自身も研究するまで知らなかった人の一人です。とても面白い分野なので、もっと多くの人にとって著名な分野になってほしいと、お聞きしていて思いました。今回の講義を通して私たちの知識をより深めることができたので、自分たちの研究をいっそうより良いものにしていきたいです。野口様、誠にありがとうございました。