この授業では,すでに6・7月にプログラミングⅠとして,初心者向けの内容を学んでいますが,今回のプログラミングⅡでは,本格的なプログラミング言語の学習に挑戦します。
第1回は,出力・変数・値のグループ化・条件分岐と繰り返しなど,Pythonの基礎基本について学びました。第2回は,Numpy・Pandasについて学び,実際に自分データをcsvファイルとして読み込み,加工まで行いました。
授業は,石川さんが作成されたGoogle Colaboratoryを用いたテキストで進めています。テキストは,プログラムが途中で止まるように作られており,どうすれば正しいプログラムになるか自分でネット検索をして調べ完成させるなど,楽しく学べるように工夫されています。
第2回の22日には,放課後何人かの生徒が石川さんを訪ね,SSH校での学び方や大学進学についての心構え,将来プログラマーを目指すには今後どんなことを意識していけば良いのかなど,相談に乗っていただきました。ご自身も,福島高校在学中にはSSHの学習活動に参加されていたとのこと。生徒たちは年齢の近い経験豊かな先輩から,長時間にわたってたくさんのアドバイスを頂きました。
Python学習は11月半ばまでの全4回続きます。
(以下は生徒の感想です。)
感想1 この度は遠くから石川先生にお越しいただき、プログラミングを教えていただきました。わかりやすい教材をご用意頂き皆で楽しく学習しています。あと2回の授業ではデータを扱うので、もっと高度な技術を身につけつつ楽しく学びたいと思います!
感想2 現代の科学にとって、プログラミングは必要不可欠な存在である。そして、今後社会の中で科学に携わる者として、プログラミングに関する技能は是非とも身につけたいものであることは言うまでもない。その中で、今回のPython講座は非常に価値あるものだった。
私が最初に今回参加しようと考えたのはこのような理由があったからである。しかし、実際に参加してみると、そういった実用的な部分よりもプログラミング自体の楽しさが参加したいと思う大きな理由となった。
私は以前scratchの学習をしたことがある。その際には手本の見様見真似でコードを書いたり、オブジェクトを動かしたりといったことをするだけに終わり、自分がプログラムを作っているという感覚が薄かった。対して今回の講座では、自分で1からコードを入力しプログラムを作ったため、自らの手で作り上げた実感を感じられた。また、様々なことに苦心しながらプログラムを書くことを通して大きな達成感を得られた。
この講座で得た技術や経験を活かして実験のデータ処理などを効率的に行うことができれば、真の意味でプログラミングを身につけられたことになるだろう。また、プログラミングを利用した作品制作もしたいと思っている。これらを目標にしてこれからのPython講座も力を入れて頑張りたい。