8月の夏季休業を利用し、本校SSHクラスの生徒がインターンシップを体験しました。これは生徒が、地元企業などへの訪問を通して研究開発の一端を体験し、研究に必要な高度な知識やスキルの向上を図ることが目的です。
8月1日(土)、郡山市富田町の一般財団法人ふくしま医療機器産業推進機構にて、生徒4名が医療機器開発について研修を行いました。同機構が進める「福島県医療関連産業高度人材育成プログラム」の一部に参加させて頂いたものです。
今回の講座は、医療機器業界の全体像や開発の流れ・安全な製品を作るためのリスクマネジメントなどに関する内容でしたが、講義受講後、地元企業から派遣された若手の担当者とともに、医療機器開発においてポイントとなる視点について、ディスカッションを行いました。
日常何気なくお世話になることはあっても、ほとんど意識したことのない医療機器の開発について考えをめぐらすことはとても目新しく、生徒にとってはかなり刺激的な体験でした。さらに普段接触機会のほとんどない若手社会人の方々との話し合いからも、たくさんの刺激を頂きました。
研修の機会を頂いたふくしま医療機器産業推進機構様にはあらためて感謝申し上げます。
(以下、生徒の感想です)
・今回第5期医療関連産業高度人材育成事業 高度研究開発者ビジネスコースに参加させていただいて、今までにない貴重な経験をさせていただいたと感じています。
僕が今まで、スーパーサイエンス関連のプログラムに参加した時、一緒に活動するのはほぼ例外なく同じ年代の、高校生でした。しかし、今回は、社会人の方との活動ということで、先生にそのことをお伺いした時はとてもドキドキしました。しかし、大人の方々に優しく、真剣に自分の拙い意見も聞いていただき、話にどんどん入り込むことができたのは、大変嬉しかったです。
また、専門の大人の方のお話を伺ったり、考えに触れたりすることは、勉強になりましたし、刺激的でした。難しいこともそのままの形で話してくださり、取り付きにくかった部分もなかったわけではありませんが、わからないところはわかるように教えてくださり、自分なりに消化できた面も多く、さらに生の空気感を感じることができ、新鮮でした。今回得た貴重な経験を将来の自分の目指すべき目安の一つとして捉えて、自己研鑽に励みたいと思います。
高校生でありながらも、難しい専門的なお話に参加できたこと、大変嬉しく思います。医療機器についての内容はもちろんのこと、社会経験を積む場としても大変有意義なものにできたと感じております。今回一緒に活動してくださった大人の方々の姿はかっこよかったです。将来自分がどういった姿を目指すかという目標になりました。ありがとうございました。