SSHインド海外研修【3日目】
2025年1月21日 20時14分1/20(月)3日目【デリー→アーグラー】~夜が明けて明らかになるインド
意外とよく寝られた。インド滞在2日目にして、それなりにインドに慣れてきた気がする。デリーからアーグラーへ行く途中にハイウェイオアシスのようなところに立ち寄った。そこで飲んだチャイの入れ物が素焼きでできており、どうやらそれをインド人は使い捨てするというのだから驚いた。またそこで野生の猿を見かけたので、走って近寄って写真を撮ろうとすると、それに追従するようにバスから降りてきていた観光客も猿の方へ走る。彼らが餌をあげるとそれまで人から離れようとしていた猿が近寄ってきた。彼らは私に向かってどこから来たのかと英語で聞いてきた。私はただ一言Japanと答えるだけで自分から質問ができず、場を盛り上げられなかった。もう少し自分も質問から話を広げられるような能力を身につけたいと思った。
アーグラーに着き、まずは昼食。インド料理屋でマハラジャカレーなるご馳走をいただいた。その後到着したのはJICAが支援する下水道処理施設である。そこでは10年以上前から下水を綺麗にして農業用水にする取り組みを行っている。説明の中で、水の中の不純物を回収し、乾燥させたものを肥料として野菜栽培などに利用する仕組みを知り、無駄がない素晴らしいシステムだと感じた。(※個人的雑感は続きに)
その後、インド史上一番豊かだったともされるムガル帝国時代の城塞、アーグラー城を見学した。イスラームとヒンドゥーの建築様式が混ざり、さまざまな魅力が詰まっているとても素敵な場所だった。夕日に霞む塔と猿がとても強く印象に残っている。見学後、ガイドさんが信頼を置く大理石を取り扱う土産屋を訪れた。ここでの学びは、強気で値切る力、そして選択肢を提示されても選択せず無視する力である。商い巧みな百戦錬磨(?)の店員に我々はまんまとやられ、浪費してしまった……。この悔しさは明日以降の買い物でリベンジしたいと思う。
宿泊するホテルでは、夕食及びDPSジョードプル校での交流に向けて発表や踊りの準備を行い、就寝となった。
インドのディープな部分に少し(?)触れることができ、視野を広げられた良い一日だった。(2年S、郡山二中出身)