「京都大学松下研究室等探訪 及び 高槻中高STEM girl~中高生のための理系女子mixer~」について
2025年11月4日 12時31分本校SSHでは、理系女子推進事業を行っております。今回10/31(金)~11/1(土)の研修では、SSHの交流校である大阪府の高槻中学校・高等学校で開催される標記イベントへの参加と、京都大学大学院教授で本校SSH運営指導委員でもある松下佳代先生の研究室等を訪問しての発表を行ってきました。
10/31(金)、京都市に着いてすぐに雨が降り始め、強い雨の中の京都大学訪問となってしまいましたが、松下先生と合流し、数理解析研究所や基礎物理学研究所(湯川記念館)を見学しました。内部の写真は撮ることができませんでしたが、湯川先生の部屋の様子を直に見ることができたのは大変貴重な経験となりました。物理関係の書籍だけでなく、文学関係の書籍が多かったのが印象に残っています。場所を移動し、教育学部棟にて、参加生徒5名全員が各々の発表を行いました。参加生徒Eさんの感想には「京都大学では研究発表が一番強く印象に残っています。初めての外部での発表であったためとても緊張しました。今の自分にできることはできたと思いますが、松下先生や138期の先輩方からの質問を受け、酵母に関する知識が足りていないと感じました。中学1年生の2人や高校1年生の発表は構成がしっかりしていて尊敬するほどでした。質疑応答の時間には私には思い付かなかった視点からの質問もあり、新しい考え方を学ぶことができました」とありましたが、他の生徒も同様の感想を述べており、全員にとって貴重な時間となりました。総合博物館は短時間でしたが、様々な分野の展示があり興味深いものでした。
 
 
11/1(土)は、大阪府の高槻高等学校・中学校を訪れ「STEM girl~中高生のための理系女子mixer~」に参加しました。まず京都大学理事の野崎治子先生より、「しなやかに!したたかに!しぶとく!」をテーマとした講演をお聞きしました。参加生徒Wさんは「『今日は何して遊ぼう、という気持ちで仕事に行く』という言葉が特に印象に残っています。人生の歩み方のヒントをたくさん教えていただけたように思います」と感想を述べていましたが、他の生徒も沢山の勇気をもらえたようでした。次に京都大学工学部2回生(高槻高校出身)の方のお話をお聞きし、そこからパネルディスカッション「理系女子の生活」で、高槻高校で科学オリンピック上位出場者と民間企業で働く方を加えた、計4名の「リケジョ」の考えていることや実践してきたことなどを知ることができました。他校生徒との交流会は、帰宅の時間もあり少ししか参加できませんでしたが、同世代の「リケジョ」と交流できたことは今後につながる良い機会となりました。
 
 
研修の内容はポスターにまとめて1/30(金)~31(土)の本校発表会で発表する予定です。これ以外にも多くの皆様にお世話になりました。この場をお借りして御礼申し上げます。