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カンゾウ(甘草)についての特別講義
7月14日、本校と連携研究を行っている奥羽大学薬学部の伊藤徳家教授による特別講義が行われました。「最重要薬用植物カンゾウ 『良薬は口に苦し』はウソだった」と題して、薬用植物として知られるカンゾウ(甘草)について講義をしてくださいました。 カンゾウは多くの漢方薬の原料であり、西洋ではお菓子に入っているなど、大変身近な植物です。今回の講義ではカンゾウの有効性や国内での栽培の取り組みに加えて、輸入に大きく頼っている現状、採取地の環境破壊が懸念されていることなど、カンゾウにまつわる社会的背景についても講義してくださいました。講義の中で、カンゾウが入っているお菓子を試食する場面もあり、参加した生徒たちも興味をもって講義に臨んでいました。本日の講義により、研究に携わっている生徒たちも、カンゾウを研究すること重要性を実感できたと思います。
<生徒の感想から>
- 砂漠化が農地開拓や森林伐採だけでなく身近な漢方の材料であるカンゾウの乱獲も影響していると知りとても意外で驚いた。漢方薬は調べられていない事が多いそうで、より詳しく知りたいと思った。(1年男子)
- 講義のはじめは「本当に国家間で争うほどのものか?」と思っていたが、数多くの薬効を考えると国内自給率を高めた方がいいというのもうなずけた。(1年男子)
- カンゾウは漢方薬だ、という知識しかありませんでしたが多様な効能や利用法を知ることができた。今後の実験にも意識をこれまで以上に高くもって取り組んでいきたい。(2年男子)
- 漢方薬の原料には「カンゾウ」という名前が見られ、”漢方薬では万能なのか”というイメージを持っていたが、今回の講義で有用かつ入手困難な状況であることがわかった。私は薬剤師を目指しているので今回の講演で気付くことができた目線も含め、将来、生かしていこうと思います。(3年女子)
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