SSHブログ

アカデミックインターンシップはじまる

夏季休業を利用し、本校SSHクラスの生徒がアカデミックインターンシップを行っています。

 

これは生徒が、地元企業への訪問を通して研究開発の一端を体験し、研究に必要な高度な知識や技術の習得を目指す意識を高めることが目的です。

 

8月6日(金)は郡山市待池台の東成イービー東北株式会社で生徒2名が研修を行いました。

東成イービー東北株式会社は、電子ビーム溶接、レーザー加工、レーザークリーニングなどの高度で特殊な加工技術を持つ会社です。他のメーカーからの受託による業務が主であり、はやぶさ2のインパクター(小惑星リュウグウにて人工クレーターを作る実験に使用されたもの)の開発製造で有名な会社です。

https://www.ebtohoku.co.jp/result/welding/000012.html

https://www.hayabusa2.jaxa.jp/topics/20200320_science/index.html

 

会議室で事業内容について詳細に伺ったのち、さっそく工場へ。

 まず拝見したのはレーザー微細加工による製品。写真ではわかりませんが、フィルム上部に多数の格子が開いて全体として長方形の窓になっています。

 

 

電子ビーム加工の作業場では、実際に電子ビーム溶接のようすを拝見しました。

 

さらに別棟ではレーザークリーニング装置を拝見し、こちらは生徒も体験させていただきました。幅1mmが長さ5cmほどにレーザーが照射され、照射部を手で動かすと見る見る金属板のサビが削り取られていきます。

 

この装置は自社開発で、主に金型の洗浄への使用を目的として開発されたもので、サビ取だけでなく塗装はがしなどにも使える高度な能力に驚きました。

 

お忙しい中約2時間にわたり体験をご提供いただきました東成イービー東北様には改めて感謝申し上げます。