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2023年7月の記事一覧

福島の復興と放射線についての授業2023

7/24,28に福島の復興と放射線についての授業を実施しました。
今年は他校からオンラインで参加がありました。

◎参加者
本校希望生徒50名、白河高校1名
担当:本校物理教員

◎目的
放射線とは何か知り、福島県の現状について把握すること。そして放射線の知識を土台として、現在の福島県の課題(廃炉、除染と除染土の処理、風評被害・偏見)を科学的・社会学的に分析し、自分の意見を持てるようになること。

◎授業内容
<第1章>放射線の基礎 : 放射線の正体、単位と測定法、原発の原理
<第2章>放射線の実験 : はかるくんをもちいた実験(環境放射線量の測定、距離と遮へいによる減衰の確認など)
<第3章>福島の現状 : 放射線の生体への影響、現在の福島の線量や食品検査の結果、甲状腺検査の結果と課題、放射線以外の健康影響
<第4章>福島の課題 : 現在の原発の様子と課題、現在の福島県の人口などの状態、風評被害とその原因、新型コロナウイルス感染症との類似性
終盤での議論:「モニタリングポストを撤去すべきか」
<第5章>福島の努力 : 避難指示解除地域の現在、福島の人の震災後の努力、復興のポジティブな側面
終盤での議論:「東日本大震災の教訓は何か」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎生徒の感想

・今回、この授業を受ける前は「汚染水」と「処理水」が同じものだと思っていたし、もう福島の放射線量は他県と同じかそれよりも低いことも何も知りませんでした。授業内でもあった通り、「何か分からないけど放射線って怖い。福島の向こうの地域はまだ危険だ」と思う立場の人でした。しかし、今回の授業を受けたことによって福島県民で震災を経験した立場のくせに何も知らな過ぎたと思い知らされました。私が3歳のことに起きたからこそ両親や祖父母が敏感になり、外出できなかったことも少し納得ができました。以前、祖母と処理水海洋放出について「何か怖い、いやだね」という会話をしました。今ではどこが安全で大丈夫かしっかり分かります。また祖母と話してみようと思いました。「無知ほど怖いものはない」心においてこれから生きていきたいです。  (1年女子)

・私は3歳のときに震災にあって、避難してきましたが、郡山の小中学校で放射線に関する差別を幸いにも受けたことはありません。ですが、子どものころから差別を受けて精神的にダメージを受けている人がいることを聞いて、とても悲しいし悔しいです。正しい知識がもっと広まってほしいと強く思ったし、自分もまだまだ知らないことがたくさんあるので、ちゃんと知ろうと思いました。私の祖父は○○に帰りたいそうですが、私の母は、私が学校に通っているし、郡山に住み慣れたから戻らないと言っていました。私も正直、記憶がしっかり残っているわけではないので、戻りたいとは思いません。でも、夜ノ森の桜は今も覚えているし、大好きです。桜祭りの日ににぎわっているのを見ると、とてもうれしいです。自分に何ができるか、具体的には分からないけど、話を聞いたり実際に見たりして、考えることから始めたいです。(1年女子)

・今回のお話しを聞いて、「安心」と「安全」の大きな違いを感じた。自分の中で「復興」という言葉はもう古いものなのではないかと授業前の時点で考えていた。しかし現在の福島の状況やいまだになくならない風評被害のお話しを聞き、復興がどれくらい進んでいるのか全然分からなくなってしまった。個人個人の立場で「復興」という言葉が違う意味を持つことなのかなということが知れた。授業では、放射線についてもいままで自分が知らなかったことも知ることができ、相双地区や原発に以前よりも興味が持てた。自分個人の心の中では復興は終わっていないと思う。復興というワードをいつまでも使い続けることがプラスになるかマイナスになるかは分からないが、復興に向けまずは自分から正しい情報を取捨選択していきたいと思った。 (2年男子)

・自分自身は避難を強いられた経験はないですが、最後に見た避難した生徒のリフレクションカードにあった「震災以上になるとは思えません」という言葉が印象に残りました。たしかに、震災によって避難した人がその地に戻ることは多くない気がします。改めて、復興とは難しいんだなあと思いました。
最初、私はこの授業に出るつもりはありませんでしたが、先生の熱意がすごそうだったのと、3月に受けた処理水の授業が面白かったので出ることにしました。正直、想像していた内容とは違いましたが、出てよかったと思います。特に、後半の福島の現状・課題・努力の話が印象的で、福島県民としてそのようなことを知れてよかったと思いました。原発事故による放射線の影響は少なくて安心したという事と、福島の復興は進んできたけど風評などの様々な問題があって大変だということです。これからもしかしたら何らかの形で復興に関わることがあるかもしれないので、そのときは頑張ります。本当に面白かったです。ありがとうございました。 (3年男子)

・安心を得るための食品検査が、不安を助長しているという話について、「危ないかも知れないから検査をしている」という検査のとらえ方もあると聞いて、驚いた。米の全袋検査が終わったのは大きな意味があると思った。
復興とは?再び安心して暮らせる状態にすること?震災以前より栄えた状態にすること?元の状態に戻すこと?今まで、復興とは何か言葉にして考えたことがなかった。聞かれてみると難しいと思った。友達とも話し合って、考えを深めたいと思った。
先生の授業を受けて、今までは科学的な知識を持たず新聞などの情報で不安に思うことが多かったが、正しい知識を持たず、漠然と不安に思う人も多いと思う。正しい知識を学ぶこと、そして伝えることの大切さを改めて実感した。NIMBY、Not In My BackYard (1年女子)

・私は当時5歳のときに大熊町から郡山市に逃げてきました。当時はよく分からない言葉が多く、ニュースをみても何を言っているのかさっぱりでしたが、当時ずっと聞こえてきたμSvや格納容器と言った言葉は今でも覚えています。そしてもう一つ忘れられないことがあります。それは放射能差別です。私自身は差別に会うことはありませんでしたが、正直めちゃくちゃ怖かったです。横浜市に避難した小学校の男の子が差別されたというニュースは今でも覚えているし、自殺者が出たという話も覚えています。学年が上がるにつれ事の重大さを自分なりに思い知りました。あの日ニュースを見て以降、私は出自を聞かれたときは必ず「郡山」と答えていました。△△とは絶対に応えませんでした。また、私の父が東電の関係企業に勤務している、ということも伝えませんでした。ですがこの時、自分といつも遊んでくれていた3人にだけ打ち明けました。そのときは「絶対このことは秘密にしてほしい」と言いました。いじめられるかも知れないと考えたからです。
ですが、こんな日々は中学2年生のときに変わりました。きっかけは福島駅伝の「大熊町チーム」としての出場です。当時私は陸上長距離の選手でしたが、大熊町の方から連絡が来て出場することになりました。私が出場する、という話はもちろん同級生、顧問にばれました。当時私はそれがたまらなく嫌でした。ですがクラスメイトは私のことをすごく応援してくれました。駅伝が終わって次の学校の日、私はクラスメイトから暖かい言葉をかけてもらいました。その瞬間、「自分は大熊町民だと名乗っていいんだな」と感じました。
そして去年、同級生から誘いがあり、浜通りの震災学習会に参加しました。ここまで浜通りをちゃんと回ったのは初めてのことでした。私はそこで初めて、「ふるさと大熊」に戻ってきたんだな、と感じました。
私は幸せ者です。放射線差別も東電差別も、私が危惧していたことは一切受けずにここまで来ました。当時5歳だったからこそ当時の記憶も両親のように何でもかんでも残っているわけではなく、断片的であったからこそ、原子力問題に積極的にかかわって行ったり、震災について気後れすることなく真正面から向き合っていけるのではないかと感じています。ですが、やはり幼かった私が暮らした大熊が、再開発のためとはいえ消えていってしまうことはものすごく寂しいし、悲しいことです。(現状もうすでに、私が大熊にいたことを示すものは大熊には残っていません)
だからこそ、このような悲しい思いを未来の世代にはさせない、次の16万人を絶対に許さない、どんな差別も許容しない、そして、あの日のことを今のことを、当時の記憶を持つ「最後の世代」として、自分の言葉で発信していくこと。これが私の人生のやるべきことだと考えます。今日はものすごく考えさせられました。 (3年男子)

【処理水学習会】原発事故からの復興を考えるために

[放射線防護ワークショップ]

 7月25日(火)の午後、原発事故の処理水についての学習会が開かれました。講師として経済産業省資源エネルギー庁参事官 廃炉・汚染水対策官の木野正登氏をお迎えし、原発事故後に増え続ける処理水について、関心のある生徒が参加しました。

 折しも処理水の海洋放出が国際的にも関心が高まっています。原発事故で発生した放射性物質が含まれた水からトリチウム水を除くことは現在のところ極めて困難です。またトリチウム水は原子力発電所からは必ず排水されるものです。しかし、”原発事故”で生み出されたことから注目され、漁業関係などへの風評が懸念されています。木野氏は処理水とは何か、保管や防護の仕組みについてジオラマ等を用いて説明してくださいました。また、科学的知見に基づいた安全性についての検証や、安全性を理解するために行っている広報活動について講義してくださいました。講義の後、生徒達は、処理水や原子力発電所についての疑問点や分かった事、周囲に知らせたい事、などの意見を出し合いました。最後に各班から質問を発表し、木野氏は1つ1つに丁寧に回答してくださいました。

 中でも「処理水は安全である、ということが科学的に分かっているのに諸外国から規制されているのは何故か」という生徒の問いに

 「日本の海産物を規制する動きがあるが、自国の産業を守るため、ということもある。我々は『安全である』ことを大前提に『常磐物は美味しい』『高品質である』ということを諸外国に理解してもらえるよう訴え続けなければいけない」という回答が言葉が印象的でした。

 処理水だけでなく、原子力発電所の廃炉に向けての課題はたくさんあります。生徒は「何が問題なのか」「これから何をすべきなのか」と真剣に考えてていました。

 最後に木野氏から「原発に限らず、知識を身につけることは自分の判断の材料となります。大いに学んでください。」と安積高校生へ激励の言葉がありました。

<生徒感想>

・福島県人であるにも関わらず、処理水問題や廃炉について知識が少なかったと感じた。

・処理水でヒラメやアワビを育てても安全性に問題はないことがわかった。

・今までALPS処理水について深く知る機会がなく、全く知識がありませんでした。今回の講演を聴いてその知識を深める必要があると知りました。自分自身も今回の経験を通して、周りに知識を広めていければと思います。

【2年7組SSクラス】第3回 全国バーチャル課題研究発表会に参加しました

 2年7組(SSクラス)は第3回全国バーチャル課題研究発表会(幹事校:兵庫県立加古川東高等学校)に参加しました。これは各班が探究活動の中間発表をすることで、研究のブラッシュアップを目指すものです。SSH指定校10校がオンラインで参加しました。本校からは2年SSクラスの14班がそれぞれの研究活動を発表しました。生徒はweb上の「クラス」で宮城県や兵庫県、香川県の高校生と質問や意見を交換しました。空き時間にはオンラインを利用して他校生と自己紹介をしたり、研究の悩みを話したりと交流を深めました。

SS探究Ⅱ(2年普通クラス)仮説設定発表会

7月12日(水)2年生普通クラスの探究活動は仮説設定発表会でした。

 これは、2年生が取り組む探究テーマについて、ゼミ内で発表しあうものです。目的は「テーマ設定に無理がないか」「仮説と研究手法に矛盾がないか」「検証が可能か」などを、客観的に検証することです。

 発表会では、各班の発表について生徒、シニアサポーター、担当教員から活発な質問やアドバイスがあり、発表者が回答しました。

 この発表会をもとに、各班はテーマや研究手法を必要に応じて修正し、探究活動を進めていきます。今年度初めて実施しましたが、生徒達はテーマ設定がどれだけ大切かを実感していました。

<生徒感想>

・他の班も参考になり、シニアサポーターの方からのアドバイスを元により良い仮説設定ができるようになった。

・他班の発表から参考になる点が多く得られた。次回以降、今回は仮説発表会ということで軽く扱った内容をさらに掘り下げようと思う。

・研究手法についていくつか質問や指摘をしていただいて、もっと具体的に考えていかなければいけないと思いました。

 

 

 

郡山市ふれあい科学館夏休みサイエンスフェスティバルに参加しました

7月17日(月)、郡山市ふれあい科学館( http://www.space-park.jp/ )夏休みサイエンスフェスティバルに物理部有志生徒6名、地学部有志生徒8名が参加しました。

 物理部は「雲をつくろう!」というテーマで、ペットボトルの中に水と線香の煙を入れて炭酸キャップで雲をつくる実験を行いました。ポン!という音とともに雲ができる様子を、子どもたちは喜んでいました。

 地学部は「鉱石で小瓶」というテーマで、小瓶に鉱石、液状ノリ、ラメを入れてきれいなストラップを作りました。きらきらと光る鉱物入りの瓶をもらい、嬉しそうな様子が見られました。

 三連休の最終日でとても盛況でした。生徒達は、子ども達に分かりやすく原理を説明し、楽しい時間を過ごしていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<生徒感想>

 ・子供の反応が大きかったので参加してよかった
・人によって反応が違って、その度に工夫して説明できてよかった。どれくらいの説明がちょうどいいのかがわかった。
・子供達を飽きさせない工夫は難しかったが、やりがいがあって楽しかった。
・色々な人に説明する機会がなかったので新鮮だった
・普段はする機会が無い、物を提供する側を体験出来て楽しかったです。
・思った以上に人が来て、材料が足りなかなってしまったので、次回からは十分に予備を用意しておこうと思った。
忙しかったけど、楽しかった。
・忙しく、途中でハプニングもあったが働いて食べる昼食は美味しかった

【伝承館研修】福島県の災害と復興を次の世代につなぐ

 7月16日(日)に1,2年生の希望者が東日本大震災・原子力災害伝承館 へ研修に行きました。この研修会は、高校教育課が主催する「震災と復興を未来へつむぐ高校生語り部事業」により実施されました。

 伝承館に到着後すぐ、館長の高村昇先生からの専門研修がありました。高村先生は長崎大学医学部卒業の医師です。現在、長崎大学原爆後障害医療研究所教授、福島大学環境放射能研究所副所長でもある、とても多忙な方です。先生は原発の事故後、いち早く福島県に入り、避難した人々や県民に放射線について、健康について、説明会に関わった方です。原発事故と県民の間に立ち、放射線に対する私たちの不安を解消しようと活動なさいました。今回の研修は、長崎からのリモートの予定でしたが、安積高校生が来館する、ということで前日に福島入りをし、直接生徒と対話してくださいました。先生は「放射線被ばくと健康影響について」生徒に分かりやすく説明してくださいました。

 その後、NPO法人 富岡町3・11を語る会 の語り部、青木淑子氏の講話がありました。原発事故で避難した人たちのようす、避難者を支援する自分達の活動を紹介されました。住み慣れた地域に「すぐ帰れると思っていた」が、10年以上戻れない。そういう人たちの経験を「自分だったらどうしよう」と「自分ごと」として考えて欲しいと訴えかけられました。

 

  

 昼食後は館内展示の見学でした。津波で流されたぬいぐるみ、地震の後そのまま学校に置かれたランドセル、津波でゆがんだガードレール、原発作業員が着る防護服など、本物が持つ迫力が生徒に訴えかけました。館内見学はスケジュールの都合で1時間しか取れませんでした。生徒達は後ろ髪引かれる思いでバスに乗り、フィールドワークに出発しました。

 バスの車窓から見上げた櫓には、津波の到達した目印がありました(16.5メートル)。その高さに震撼した私たちは大平山霊園でバスを降りました。ここは請戸小の先生と児童が津波を逃れた場所です。請戸小は一階全てが津波に襲われました。しかし、地震後の避難では、先生方の素早い誘導と児童の機転で犠牲者が一人も出しませんでした。ガイドの方からその時の様子を聞き、我々の立っている場所のすぐ下まで津波が来たことを想像しました。また、災害において、マニュアルに頼るべき所とマニュアルでは対応できない事もある事を学びました。これは将来起こるであろう災害や事故にとっさに対応しなければいけない時の参考になると思われます。

 

  

 

 双葉町は暑かったですが、熱い思いを生徒は講師や語り部、ガイドの方から受け取りました。

<生徒感想>

・中通りに住んでいては絶対に分かりえなかった被災者の方々のリアルを知って、共感することができました。テレビなどで原発事故の特集番組を見る時、以前より感じ方が具体的になりそうです。

・原発の近くに住んでいた人への偏見や家に帰った時の話が特に衝撃でした。言葉によって伝えられることがあるんだと実感しました。見学では、最初の原発が素晴らしいものだと考えられていたころの展示がとても印象的で、少しぞっとしました。時間が足りなくて、いつかまた来たいと思いました。

・福島県の現状とこれからの大きな課題について知ることができたから、このことをたくさんの人に伝え、風評被害を少しでも少なくしていきたいと思いました。また放射線についてもっと詳しく知り、「正しく」恐れたいと思いました。

・来て良かったと思いました。東日本大震災や原発事故、放射線の影響について詳しく知ることが出来たので、災害や放射線を「正しく怖がる」ようにしたいです。また、原発によって変えられてしまったものがあることを忘れないようにしたいです。

・語り部の方が、私たちに当時について教えてくださる姿を見て、自分も震災を知る最後の世代として、何か出来ることがあれば福島のために貢献したいなと思いました。

震災後の福島について高校生と語る~東京大学 開沼博先生講演会~

7月7日(金)の放課後、東京大学准教授 開沼博先生の講演会がありました。

 この講演会は、高校教育課が主催する「震災と復興を未来へつむぐ高校生語り部事業」により実施されています。

 開沼先生は先週、本校の2年生と保護者を対象に「なぜ、と疑問を持つことが人生において大切である」ということを、先生の研究を例として話してくださいました。今回はさらにその内容を深めての講演・ワークショップでした。

 講演では、福島の復興について、「福島学カレッジ」で中・高校生が大人顔負けに震災をテーマに調査・発表したことや、風評被害について、チェルノブイリと福島の原発事故の違い、処理水と国際社会について、など、分かりやすく説明してくださいました。生徒は講演をもとに話し合い、班ごとに意見を発表し、ディスカッションの結果を壁に掲示しました。

開沼先生の講演が終わってからも、生徒は先生に質問しようと長い列を作りました。

今の高校生は「震災の記憶が失われつつある世代」です。それでも福島で生きているということは、3・11と原発事故で「何が起こったか」「何が問題か」そして「何をすべきか」は目の前にある課題です。開沼先生は穏やかに、しかし鋭く生徒にそれらについて問いかけました。

 この講演会を通して、生徒は福島の現状について、そして自分の中の「「なぜ」について、考えられたと思います。

開沼先生は、磐城高校出身の社会学者です。原子力発電所と地域の関わりを論じた東大での修士論文「フクシマ論」を出版直後に3・11が起き、一躍有名になりました。以後、積極的に震災後の福島を調査し、「はじめての福島学」「福島第一原発廃炉図鑑」など、多数の著書があります。

 

 

郡山市ふれあい科学館サイエンスフェスティバル実験動画

5月5日(金)、6日(土)、郡山市ふれあい科学館( http://www.space-park.jp/ )GWサイエンスフェスティバルに2年7組(SSクラス)が参加しました。

https://asaka-h.fcs.ed.jp/blogs/blog_entries/view/145/69dac61de41a94144c5e6b80fb165ec5?frame_id=455

その際の実験動画です。

協力:新聞委員会

 

チリメンモンスターⓇ をさがせ 
https://youtu.be/Wo6vv-Z8CLw

光の万華鏡
https://youtu.be/o2u1vxVIdEk

 

興味をもたれましたら是非ともご家庭で実験してください

なお、チリメンモンスターはちりめんじゃこの中に隠れています。

光の万華鏡は「グレーチングシート」を入手できれば制作できます。

7/6(木)「地域・大学・学類の将来を考えるための[レクチャー&ディスカッション]」講師

7月6日(木)に、本校教務部探究班長(SSH主任)が福島大学行政政策学類の主催する「地域・大学・学類の将来を考えるための[レクチャー&ディスカッション]」に講師として招かれ、行政政策学類をはじめとする先生方に「安積高校SSHの地域連携の取り組み」などについて紹介しました。

本校では特に1年次に福島大学と連携した取り組みを多く行っており、その中でも「SS探究Ⅰ」ではヒアリング調査やフィールドワーク先として福島大学を選ぶ生徒も多くいます。今回は、本校の1年次が取り組む「地域創生探究」の各班のテーマを大学の先生方と共有し、ディスカッションの時間には、先生方からもご質問やご助言をいただくことができました。

これまで本校SSHは、共生システム理工学類をはじめいくつかの学類と連携をとっていましたが、今回は行政政策学類ということで、大変貴重な機会となりました。今後も様々な部分で結びつきを強められればと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。