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SSHインド海外研修【6日目】速報版

2025年1月23日 14時08分

現在DPSジョードプル校との交流活動が始まりました。大歓迎を受けたのち、インド工科大学ジョードプル校数学部のガウラブ・パトナガル教授にお越しいただき、AR/VRの最先端について学んでいます。この後は本校の授業とつないで、オンラインでインドの様子を公開します。

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SSHインド海外研修【4日目】

2025年1月22日 16時37分

1/21(火)4日目【アーグラー→デリー】

 インド滞在3日目は、まずタージ・マハルでの研修です。最後の門をくぐる前まではどこにあるのかなと思いましたが、最後の門をくぐると宮殿が目に飛び込んできました。さすがは世界遺産、想像をはるかに絶する圧倒的なスケールでした。中に入ると、大理石の壁に精巧に作られた幾何学的な模様や花の模様がはめ込まれており、とても美しかったです。研修前に女子はサリーを、男子はクルタを着ていたのもあり、みんなでインドを体感できました。

 タージ・マハルの敷地内はとても華やかでしたが、外に出ると子供まで物を売って働いていました。バスが移動するまでついてきて、ずっと「買ってくれ」とせがまれました。自分たちよりも幼い子供たちが必死に物を売って働いている様子を見ると、自分たちがどれだけ恵まれているか実感しました。

 デリーに戻り、夜はインド福島県人会の方々と夕食を食べました。同会の会長と副会長は、安積高校の卒業生で、私たちがインドを訪問することを聞き、来ていただいたのです。現在安積高校で行っている海外交流についての情報交換をしたり、先輩たちの高校時代や現在の様子を伺ったりしました。駐在されているからこそ感じられる興味深いお話をたくさん教えていただき、とても有意義な時間となりました。

 宿泊するホテルで、2日間お世話になったガイドのアミールさんとお別れになりました。アミールさんは本当に気さくで優しい方でした。お別れの挨拶で、「インドに来て、お金の価値がよくわかったでしょう?みんなのお父さんお母さんたちは毎日一生懸命みんなのために働いている、だからみんなご両親を大切にね」とおっしゃっていました。アミールさんにはインドの歴史やめぐった場所のガイドをしていただいただけでなく、インドの人々の生活を通して自分たちが大切にすべきものも教えていただきました。この2日間、安全に楽しく過ごせたのはアミールさんのおかげです。この場をお借りしましてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。(1年H、ザベリオ学園中出身)

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エッセン交流事業 (Students exchange with Wolfskuhle)

2025年1月22日 13時49分

 令和7年1月15日(水)~19日(日)ドイツ連邦共和国エッセン市にあるウルフスクーレ高校から、11名の生徒と3名の先生方が来校されました。郡山市とエッセン市が友好都市関係を結んでいることから、昨年度、一昨年度は本校生がエッセン市を訪問しました。今年度は、ウルフスクーレ生の訪問です。

  11 students and 3 teachers came to visit our school from Jan 15 to 19. 

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 1日目、郡山市役所での歓迎レセプションが開催されました。品川市長から、歓迎の言葉と友好の証として記念品が贈呈されました。  On the first day, the welcome ceremony was held at the Koriyama city hall. The mayor Shinagawa gave them a welcome speech and some gifts as the token of friendship between the city of Essen and Koriyama.

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 その後、両校生はグループに分かれて、本校生が準備したリレーゲームやクイズを行い、お互いの距離を縮めました。  In the evening, the students from both schools split into groups and played relay games and quizzes prepared by the students from our school.

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 2日目、本校生のガイドのもと、双葉町の「東日本大震災伝承館」「震災遺構:請戸小学校」「東京電力廃炉資料館」を見学しました。実際に復興に向けての取り組みや現地の現状を見てもらうことで、震災について理解を深めてもらえたと思います。  On the day 2, guided by our students, they visited the "Great East Japan Earthquake Memorial Museum," "Disaster Relics: Ukedo Elementary School," and "TEPCO Memorial Museum" in Futaba Town. They were able to deepen their understanding of the earthquake by actually seeing the efforts being made to restore the area and the current situation.

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 その後、ホテルで夕食をとり、本校生の学校紹介や日本文化紹介のプレゼンテーションを行いました。ドイツの生徒たちも熱心に聞き入っていました。  In the evening, we had dinner at the hotel and Asaka students gave a presentation introducing our school and Japanese culture.  German students listened intently to our presentations.

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 3日目、安積高校に戻り、ドイツの生徒たちの学校紹介発表を聞きました。ウルフスクーレ高には、生徒主体で運営管理している「グリーンクラブ」という組織があります。実際に商品開発を行い、購買部で販売しているそうです。  On the day 3, we returned to Asaka High School and listened to a presentation by German students introducing their school. Wolfschule High School has an organization called the "Green Club" that is run and managed by students. They actually develop products and sell them in the school store.

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 午後からは、郡山市役所の協力のもと、開成山公園で「ロゲイニング」を行いました。グループに分かれ、決められたポイントを巡り写真を撮って点数化し、優勝チームには郡山名物「クリームボックス」が贈られました。また、「がんばっぺチャリンコ」様による郡山の歴史学習も行われました。大変寒い日でしたが、両校生が協力し交流を深めることができました。  In the afternoon, with the cooperation of Koriyama City Hall, the students participated in a "Rogaining" event at Kaiseiyama Park. They split into groups, went around designated points, took photos, and were scored, and the winning team was awarded a "cream box," a Koriyama specialty. They also learned about the history of Koriyama through the volunteer group "Ganbappe Charinko." Although it was a very very cold day, the students  were able to cooperate and deepen their exchanges.

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 4日目はそれぞれのホームステー先で1日過ごしました。会津鶴ヶ城見学、三春張り子体験、薄皮饅頭作り体験、着物着付け体験、カラオケ、そば打ち、などなど、1日ではとても足りないくらい!ホストファミリーを引き受けてくださった生徒・保護者の皆さま、ありがとうございました。  On the day 4, German students spent the whole day with their hostfamilies. Some of them visited Aizu Tsuruga Castle, experienced Miharu paper craft, made Manju, tried on Kimonos, Karaoke, made Soba noodles, and so more. One day just wasn't enough! Thank you to all the students and parents who accepted German students as a part of your family!

 あっという間に最終日。お別れのセレモニーでは、この研修を振り返るショートムービーの上映、記念品贈呈、記念撮影が行われました。サプライズで品川市長が来校してくださりました。ありがとうございました。  At the farewell ceremony, we enjoyed watching a short movie looking back on our program. As a surprise, the mayor of Shinagawa visited our school to say good bye to German students and teachers. 

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 別れはいつでもさみしいですが、また会える日を楽しみに、これからもずっと交流を続けていきましょう!   We look forward to the day we can see each other again. Let's keep in touch!  See you again soon!!

 

SSHインド海外研修【3日目】

2025年1月21日 20時14分

1/20(月)3日目【デリー→アーグラー】~夜が明けて明らかになるインド

 意外とよく寝られた。インド滞在2日目にして、それなりにインドに慣れてきた気がする。デリーからアーグラーへ行く途中にハイウェイオアシスのようなところに立ち寄った。そこで飲んだチャイの入れ物が素焼きでできており、どうやらそれをインド人は使い捨てするというのだから驚いた。またそこで野生の猿を見かけたので、走って近寄って写真を撮ろうとすると、それに追従するようにバスから降りてきていた観光客も猿の方へ走る。彼らが餌をあげるとそれまで人から離れようとしていた猿が近寄ってきた。彼らは私に向かってどこから来たのかと英語で聞いてきた。私はただ一言Japanと答えるだけで自分から質問ができず、場を盛り上げられなかった。もう少し自分も質問から話を広げられるような能力を身につけたいと思った。

 アーグラーに着き、まずは昼食。インド料理屋でマハラジャカレーなるご馳走をいただいた。その後到着したのはJICAが支援する下水道処理施設である。そこでは10年以上前から下水を綺麗にして農業用水にする取り組みを行っている。説明の中で、水の中の不純物を回収し、乾燥させたものを肥料として野菜栽培などに利用する仕組みを知り、無駄がない素晴らしいシステムだと感じた。(※個人的雑感は続きに)

 その後、インド史上一番豊かだったともされるムガル帝国時代の城塞、アーグラー城を見学した。イスラームとヒンドゥーの建築様式が混ざり、さまざまな魅力が詰まっているとても素敵な場所だった。夕日に霞む塔と猿がとても強く印象に残っている。見学後、ガイドさんが信頼を置く大理石を取り扱う土産屋を訪れた。ここでの学びは、強気で値切る力、そして選択肢を提示されても選択せず無視する力である。商い巧みな百戦錬磨(?)の店員に我々はまんまとやられ、浪費してしまった……。この悔しさは明日以降の買い物でリベンジしたいと思う。

 宿泊するホテルでは、夕食及びDPSジョードプル校での交流に向けて発表や踊りの準備を行い、就寝となった。

 インドのディープな部分に少し(?)触れることができ、視野を広げられた良い一日だった。(2年S、郡山二中出身)

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SSHインド海外研修【2日目】

2025年1月20日 17時29分

1/19(日)2日目【日本出国→インド入国】

 2日目は、ほとんどを飛行機で過ごしました。飛行機で一番最初に驚いたことは、前のパネルが少しも反応しないことでした。何度押しても画面が変わらなかったので、これから日本とは全く異なるインドに行くんだなという実感が湧きました。機内食の時間は2回ありました。1回目は、チキンカレー、2回目はナンにカレーが巻かれたものでした。chicken or fish でchikenを選び出てきたものがチキンカレー、ただのパンかと思ったものもカレーが入っていました。事前に先生が「全てカレーの味がする」とおっしゃっていた通りだったので、食への覚悟を決めました。

 インドのデリーに着き、すぐに両替をしました。私だけトラブルに見舞われましたが、ガイドさんの優しさに触れる瞬間となりました。空港から出て最初に目にした景色は、空気がとても澱んでいて、携帯の空気質指数は「とても悪い」と表示されていました。大気汚染が社会課題になっているのをすぐに実感し、研修に臨む意識が高まりました。

 バスに乗ると、思いがけず歓迎の花をかけていただきました。とても嬉しかったです。ホテルまではそこまで遠くない道のりでしたが、車線があってなきような状況や挨拶がわりのクラクション……。飛行機にいた時間が大半だったこの日でも、今まで体験したことの無い経験をたくさん味わえたので、これからのインド研修もとても楽しみです。(2年W、ザベリオ中出身)

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SSHインド海外研修【1日目】

2025年1月19日 22時28分

 令和6年度からの安積高校Ⅲ期SSHでは、研究開発課題である「チーム安積モデルによる地球的課題解決に向けた国際共創力を有する科学技術系リーダーの育成」の達成を目指して各種事業に取り組んでいます。その中でもインド海外研修は、「国内外の学校との交流の継続・発展及び福島を学び共創を促進する場の構築」を目指して行われるものとなります。

 今回の研修には、浜通り研修やインド大使館研修などを通して福島の理解と共に「インド」を経験してきた生徒のうち、代表生徒8名が参加しています。令和7年1月18日(土)~26日(日)の日程で、西部ラジャスターン州ジョードプルにある、Delhi Public School Jodhpur[DPS](デリーパブリックスクールジョードプル校)を訪問しての交流を中心に、Indian Institute of Technology Jodhpur[IIT](インド工科大学ジョードプル校)の学生との意見交換をします。また、インドが抱える環境問題のうち、水質汚濁の課題解決に向けて取り組む施設を見学したり、大気汚染が世界遺産の建築物に与える影響を学んだりします。

 国際社会において存在感が大きくなりつつあるインドを総合的に学ぶとともに、次年度以降のインドの高校生等の来校の機運を高め、「安積高校ゲートウェイ構想」の実現を目指すための研修と位置付けています。

1/18(土)1日目【安積高校→成田空港付近】

 インド研修出発日前後、5年前から交流しているドイツのエッセン市の学校を初めて本校に招くことができ、その交流会を実施していました。インド研修に参加する生徒でも2名が参加していました。そうでない生徒も模擬試験を受験していたり、何より大学入学共通テストがあったり、何かと慌ただしい時期でしたが、保護者の皆様や本校教職員に見送りいただき夕方安積高校を出発できました。成田空港付近のホテルについたのは21時前過ぎと遅い時間になりましたが、現地で交流するDPSでは福島についてのプレゼンテーションや「踊り」を披露することもあり、全員そろって準備をする貴重な時間となりました。[記:引率教員。明日以降は、参加生徒が記事を執筆する予定です]

少人数ゼミ「数字から見えてくる社会的な性」

2025年1月14日 08時00分

1月9日(木)、「数字から見えてくる社会的な性」というテーマで、桜井産婦人科医院の院長、桜井秀(しげる)氏による少人数ゼミが行われました。

同日に行われた1・2年次生対象の講演会の内容とはまた違って、社会的かつグローバルな視点でみる「性」のお話で、講演会をすでに聴いた生徒たちも非常に興味をもってゼミに取り組みました。

医療従事者を志す生徒たちも参加し、将来の進路に大いに活かせるようなお話を聴くことができました。

桜井先生、ありがとうございました。

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令和6年度「安積高校SSH探究活動発表会・成果報告会」(2次案内)について

2025年1月6日 08時15分

令和7年2月7日(金)午後~8日(土)午前に、令和6年度「安積高校SSH探究活動発表会・成果報告会」 を開催いたします。2次案内のうち、生徒参加校用、SSH運営指導委員用、SSH地域連絡協議会用、シニアサポーター用のものは別途送付するものとなり、今回掲載するのは、一般参加者用ものもと、本校生徒保護者用のものになります。申し込み締め切りなどはそれぞれに異なりますので、案内をご覧いただければ幸いです。

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R6安積高校SSH探究活動発表会・成果報告会(校内・保護者).pdf

東北大学のサークル『福興youth』の三春町しいたけ観察アプリ の説明会が開かれました

2024年12月27日 10時10分

12月26日(木)午後、本校にて、安積高校OBOGも所属する、東北大の震災復興サークルが開発したアプリの説明会が行われました。
東北大学の小池武志准教授、本校OBの三瓶君(135期)、内山君(136期)がお越しくださいました。本校生徒6名、OB2名が参加しました。

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アプリの説明のみならず、サークルの概要紹介、三春町やしいたけ産業の復活・福島復興に向けた思いを語ってくれました。
言葉や気持ちが本当に真剣で、著者は大変感動しました!生徒たちも心に響いたようでした。
教育、経済学、農学、福島復興に興味のある人は、このアプリの試運転にぜひ協力していただきたいです。

サイエンスダイアログ~英語で研究者と話そう~

2024年12月24日 13時51分

 12月4日(水)3年次SSクラスのSSアカデミーⅡの授業で、サイエンスダイアログが実施されました。講師は東北大学サイクロトロン・ラジオアイソトープセンターのDr. Hendris WONGSOです。彼は研究テーマである『タウタンパク質を利用したアルツハイマー病の診断』を中心に、母国であるインドネシアについて、また、自身の科学者としてのキャリア計画等を英語で話してくださいました。

 後半、生徒達は英語で様々な質問をしました。Dr. Hendris WONGSO は1つ1つに丁寧に回答してくださいました。

 <生徒感想>

・最先端の医療技術を知ったり、将来について考えたりする良い機会になりました。

・スライドの資料がわかりやすく、この分野についての基礎がなくても理解することができました。また、インドネシア独自の文化のみならず、現地の人しかわからないようなインドネシアに浸透している日本文化についても教えていただきました。

・英語があれば、異国間交流ができるということを再認識し、英語の勉強のモチベーションが上がった。

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