SSH活動日誌
研究レポート・論文研修
11月4日(水)に福島大学共生システム理工学類准教授 兼子伸吾先生を講師に迎えて、2年生を対象に研究レポート・論文研修を行いました。講演では、「論文を書く意味」「研究におけるオリジナルとは何か?」などのお話を交えながら、レポートや論文を書く際の留意点についてわかりやすくご指導いただきました。質疑応答の時間では、生徒から多くの質問がありました。今後予定されている、研究発表会や論文作成に向けて、大変参考になるお話であったと思います。
SSHアクティブラーニング研修
10月19日(月)7校時および放課後にアクティブラーニング研修会を開催しました。この研修はSSH事業の研究課題の一つである、ディープアクティブラーニングの実践に向けた自己研鑽を目的としています。今年度はあわせて3回の研修会を予定しており、今回は講師に渋谷教育学園渋谷中学高等学校国語科教諭の河口竜行先生を迎え、本校教職員に加え県内各校の先生方も参加して研修が進められました。
まず始めに、講師の河口先生による対話型授業実践を参観しました。2年生の現代文の授業で、小林秀雄著「人形」を題材に、登場人物、作者への質問とその答えをグループ内で対話しながら考えるという内容でした。
放課後の研究協議では、河口先生の講話を拝聴したのち、参加者から『対話型授業』の進め方等について活発な質疑応答が行われました。
この研修の成果をもとに、今後も継続して、「より深い学び」の実現に向けて、継続的に授業改善の研究と実践を進めて参ります。
SS探究Ⅰ県内研修
10/15(木)にSS探究Ⅰの県内研修が行われました。
10個のコースに分かれ、それぞれ希望した見学先で研修を行いました。
地域に関する理解を深め、探究活動の更なる深化を行うことが出来ました。
SSアカデミーⅡ プログラミングⅡ 第1回・第2回
10月8日からのSSアカデミーⅡの授業では,新しいプログラミング言語として最近注目されているPython(パイソン)の学習が始まりました。
SSアカデミーⅡは,2年生のSSクラスの生徒が履修している学校設定科目で,理科・数学・情報・英語などの内容が盛り込まれた安積高校独自の内容です。
この授業では,すでに6・7月にプログラミングⅠとして,初心者向けの内容を学んでいますが,今回のプログラミングⅡでは,本格的なプログラミング言語の学習に挑戦します。
講師は,株式会社アクシスウェア(Axisware, Inc)IT事業本部 石川祐也 さんです。
今春東北大学を卒業して入社されたばかりの若手ですが,大学ではPythonを用いて原子物理学のデータ解析を研究された新進気鋭のプログラマーです。
去る10月8日および22日(木)6•7校時に,第1回,第2回の授業が行われました。
第1回は,出力・変数・値のグループ化・条件分岐と繰り返しなど,Pythonの基礎基本について学びました。第2回は,Numpy・Pandasについて学び,実際に自分データをcsvファイルとして読み込み,加工まで行いました。
授業は,石川さんが作成されたGoogle Colaboratoryを用いたテキストで進めています。テキストは,プログラムが途中で止まるように作られており,どうすれば正しいプログラムになるか自分でネット検索をして調べ完成させるなど,楽しく学べるように工夫されています。
第2回の22日には,放課後何人かの生徒が石川さんを訪ね,SSH校での学び方や大学進学についての心構え,将来プログラマーを目指すには今後どんなことを意識していけば良いのかなど,相談に乗っていただきました。ご自身も,福島高校在学中にはSSHの学習活動に参加されていたとのこと。生徒たちは年齢の近い経験豊かな先輩から,長時間にわたってたくさんのアドバイスを頂きました。
Python学習は11月半ばまでの全4回続きます。
(以下は生徒の感想です。)
感想1 この度は遠くから石川先生にお越しいただき、プログラミングを教えていただきました。わかりやすい教材をご用意頂き皆で楽しく学習しています。あと2回の授業ではデータを扱うので、もっと高度な技術を身につけつつ楽しく学びたいと思います!
感想2 現代の科学にとって、プログラミングは必要不可欠な存在である。そして、今後社会の中で科学に携わる者として、プログラミングに関する技能は是非とも身につけたいものであることは言うまでもない。その中で、今回のPython講座は非常に価値あるものだった。
私が最初に今回参加しようと考えたのはこのような理由があったからである。しかし、実際に参加してみると、そういった実用的な部分よりもプログラミング自体の楽しさが参加したいと思う大きな理由となった。
私は以前scratchの学習をしたことがある。その際には手本の見様見真似でコードを書いたり、オブジェクトを動かしたりといったことをするだけに終わり、自分がプログラムを作っているという感覚が薄かった。対して今回の講座では、自分で1からコードを入力しプログラムを作ったため、自らの手で作り上げた実感を感じられた。また、様々なことに苦心しながらプログラムを書くことを通して大きな達成感を得られた。
この講座で得た技術や経験を活かして実験のデータ処理などを効率的に行うことができれば、真の意味でプログラミングを身につけられたことになるだろう。また、プログラミングを利用した作品制作もしたいと思っている。これらを目標にしてこれからのPython講座も力を入れて頑張りたい。
SSH「探究Ⅱ」中間発表会
10月7日(水)6,7校時に、SSH探究Ⅱの中間発表会が行われました。今回は感染症拡大防止のため、探究の分野ごとに第一体育館、第二体育館、安歴博の三会場に分かれて現在までの進捗と今後の展望を発表しました。時間のない中質疑応答も活発に行われ、これからの探究活動の更なる深化が期待されます。
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