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SSH活動日誌

科学の甲子園福島県大会に出場しました

11月10日、科学の甲子園福島県大会に28名の生徒(4チーム)が参加しました。メンバーは科学系部活動だけではなく文系の生徒も参加し、この日に向けて準備と勉強をしてきました。

午前が物化生地情報数学の筆記試験、午後がクリップモーターカーレースと糖の同定実験でした。
惜しくも安積高校のチームの入賞はなりませんでしたが、チームごとに協力しあって一生懸命実験し、問題を解いていました。一年生はここまで引っ張ってくれた二年生の悔しい想いを引き継ぎ、一年後ぜひリベンジして下さい。

レベルの高い福島県大会を勝ち抜けるように、期待しています!!

SDGs講演会を開催しました

9月24日(火)5~7校時に安積歴史博物館にて、一般社団法人SDDソリューションズ理事 小針丈幸様を講師に迎えて「SDGs講演会」開催しました。 前半は、「SDGsとは」「SDGsに関する取組みの現状」などについてご講演をいただきました。後半のワークショップではカードゲーム「2030SDGs」を生徒全員が参加して行いました。このゲームはSDGsの17の目標を達成するために、現在から2030年までの道のりを体験するものです。ゲームの進め方は、与えられたお金と時間の中で、さまざまプロジェクトを行い、目標の達成を目指します。各グループが行うプロジェクトによって、「経済」「社会」「環境」の世界の状況が変化します。ゲームの開始当初は各グループが思い思いにプロジェクトを行ったために、「バランスの悪い世界」になってしまいました。この状況を改善するために、ゲームの後半では、グループ間で協力や取引を行いつつプロジェクトを行うようにした結果、無事に目標を達成することができました。このゲームを通して、SDGsの目標を達成するためには、「世界全体を考える」「価値観の違いを理解する」「国家や組織間の協力」などが重要であることを、生徒たちが学んだようでした。今回の講演を通して、生徒たちが「SDGs」に対する理解がより深まり、以前よりも「世界」の問題を「自分」の問題としてとらえられるようになってきたのではないかと思います。

 

<生徒の感想から>

・「世界はつながっている、私たちもその起点」であるので、何か行動を起こすときは、それが世界にそんな影響を及ぼすかを意識していきたい。

・まずは身近な家族などに話をして、より多くの人にSDGsについて知ってもらえるようにしようと思った。

・経済力がなければ、社会や環境の問題に対処していくことは難しい。ただ、どれだけの人がその問題を重視するかによって、価値観は変化していき、対処ができる方向に進んでいくと思った。

・SDGsの17の目標のすべてで、自分にもできることがあることに驚いた。また、目標を定めること、現状を知ることは、自分の普段の学習や部活動に生かせるのではないかと率直に感じた。

一年生が「SS探究Ⅰ 県内研修」を実施しました

10/24に一年生の全クラスが全9コース、バス10台で各研修先に向かい一日学習してきました。

各自治体、企業様のご協力により、充実した一日になったようでした。

「SS探究Ⅰ(地域創生探究)」の各自の研究を進めるにあたり、諸テーマに関連する施設を訪れ、専門の方からのお話を聞くことでそれぞれの考えを深める目的で行いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

各コースの生徒の感想を載せます。

 

1 浪江町 飯館村

・浪江町ではとても興味深い話が聞けた。沿岸部での見学は被害の実態をより深く知れるものだった。高台から見ると辺り一帯がまっさらな土地になっていて、元は田んぼや住宅街が広がっているとは思えず、悲しい気持ちになった。

飯館村では、最初に震災から現在までの復興の様子をビデオにまとめてあるものを見た。村民の方へのインタビューの様子も移されていて、実際の気持ちを聞くことができた。しかし何より、副村長の方の話を聞くととても明るい気持ちになった。それは副村長がとても復興に対して前向きだからだ。「なぜ復興に対して怖く感じるのかを考えるべき」という言葉が印象に残った。

全体を通して、壊れたものを直すだけでなく新しいものを創造することも大事だと思った。

 

2 会津観光ビューロー 福島県立博物館 

・会津観光ビューローの方のお話を聞いて、郡山市以外の観光の現状や、観光客数を増やすためにどのような取り組みをしているのかを知ることができた。会津若松市では近辺の都市との連携を大事にしていて、観光PRの動画をYOUTUBEに投稿したり、会津若松市のファンクラブを無料で開設したりして、リピーターを増やす活動をしていた。会津若松市の魅力を発信するときに、不特定多数の人々へ発信するよりも会津若松市に魅力を感じ、気に留めてくれそうな人々へ発信する方がよいと考え、ファンクラブを開設したそうだ。確かにこの方が効率的で、観光客数の増加が見込めそうだと思った。ただ、まだ疑問に思って質問したいことが残った。

 

3 南相馬ソーラー・アグリパーク

・今日は再生可能エネルギーだけではなく「人づくり」の復興を学んだ。また、高校生が復興のために創刊している雑誌のことを知ることができ、このような企画に参加したいと思った。今回、このように復興の現場に携わっている方々と意見を交換することができ、とてもよい経験になった。

・被災地である南相馬の広大な土地を有効に活用し、再生可能エネルギー事業に取り組んでいることにとても感動した。また、県内の高校生の活動に感動した。

 

4 東京電力猪苗代第二水力発電所 (株)エフオン大信発電所

・特にバイオマス発電については、どのような方法で発電しているのか分からなかったので、今回発電所を見学できてよかった。水力発電も前から気になっていた疑問を質問することができたため有意義な時間になったと思う。一般的に”発電”はCO2をたくさん排出するので、低炭素社会実現には発電方法を考えるのがとても大切なのだが、今回見学に行った発電所はどちらもCO2を排出させない・増やさない、自然環境を壊さない、とてもクリーンな発電所だった。今回の見学を参考にこれからの探究活動を進めていこうと思った。

・自分の目で現場を見て学べたことはとても良い経験となった。話をしてくださった方は普段からあまり電気を利用していないと聞いた。それは、電気を作ることが苦労することだと理解しているからなのだろうと思った。私も無駄遣いしないようにしたい。

 

5 五色沼 磐梯山噴火記念館 猪苗代水環境センター

・会津の地形だけでなく、火山の噴火に関することや、猪苗代湖の誕生から安積疎水のことまで学べてよかった。特に、安積疎水の誕生をさかのぼると、5万年前の磐梯山の噴火にあたるという話は驚いた。僕たちの探究班のテーマは「郡山市の流通と交通網の発展」であるので、会津の地形について今回学んだことをいかして、郡山市の標高の面に注目して、前回までの資料や航空写真を見ながら、より良い交通手段がないか再度考えたいと思った。また、災害に強い交通網・流通網も考えていきたい。

 

6 南相馬市立総合病院 南相馬市役所長寿福祉課介護保険係

・午前の上昌広先生には、私たちがこれから社会に出るために必要なことを教えていただきました。それは「いろんな文化を知る」ことです。自分の地域以外のことを知らなければ大学の選択肢は少なくなってしまいますし、何事も自分から首を突っ込んでみることで新たな可能性が広がり、自分の夢に近づけるかも知れません。私もいろんな地域について学んでいけたらと思います。

介護保険係の方には南相馬市の介護の現状について教えていただきました。やはり人手不足が一番の課題ですが、南相馬市では震災の影響がまだ続いています。経済的負担も考慮しながら地域全体で介護サービスに取り組んでらっしゃることを知れました。

私は今日の講話を通して、自分で知らずに偏見によって物事を考えていたことに気づくことができました。これからはもっと自分のことや地域のこと、他の地域のことまで自ら調べて学んでいきたいです。また、その知識を生かして活動していきたいと思います。

 

7 福島県介護実習・普及センター 福島県立医科大学

・午前の講話では、今まで持っていた介護に対する考え方が変わりました。「人生の大先輩と話すことができる」といういい点を見つけたり、沢山の介護用品を体験させていただき道具を使うことで楽に介護できるということを知ったりすることができました。午後は大学の1年生向けの授業に参加させていただき、大変興味深かったです。印象に残ったのは、医師数は西高東低、福島の医療と震災は深くかかわっているということです。福島県は全国的に見て医療の充実度が低く、それゆえに助からない命もあると思います。私たち若い世代がこれから直面していく問題を解決していかなくてはならない、と強く思いました。

・県立医大では、本当に知らないことばかりの授業であったので、訳が分からなくなるのではないかと思ったのですが、とても分かりやすく、高校生でも入り込みやすいように授業をしてくださったので、楽しい時間でした。

 

8 アクアマリンふくしま 小名浜魚市場 JA福島さくら

・アクアマリンふくしまの震災当時の状況は壊滅的で、お話を聞く限りだと閉館してもおかしくないほどであった。それが今では問題なく運営できている裏では、現地の人々の努力や他の県・施設からの協力があったことが分かった。この出来事から、僕は震災の復興には地域の人々の努力に加えて他の地域の理解や協力が必要だと思った。

・JAさくらでは研修前に考えていたよりだいぶ多くのことを学べました。夏のフィールドワークで聞いたことと今回のことを考えると、福島県は海産物・農産物を厳しく検査して、安全が十分に確認されてから消費者の手に渡るようにしているのだな、と思いました。また、いわきではトマトやキノコ類などとてもおいしい農産物を生産しているため、他県の人々にも一度食べてもらって、その良さを知ってもらいたいと思いました。

 

9 日本貿易振興機構福島貿易情報センター(JETRO福島) JICA(二本松青年海外協力隊訓練所)

・両方の場所に行って、日本と世界のつながりをより深く知ることができました。JETROの方のお話では、海外進出の大変さやそこでどのようにやっていけばよいのかなど今まで考えようともしなかったことを考えさせられました。簡単に「海外進出だ!」と言っても、どの国に進出するのか、利益はちゃんと出るのかなどの多くの問題をクリアしたうえで進出するので、そこまでの費用などもたくさんかかるのではないかなあと思いました。

JICAでのお話は主に青年海外協力隊についてでした。私は青年海外協力隊という言葉を聞いたことはあったものの、主な活動はあまり知りませんでした。しかし今日お話を聞いて、発展(開発)途上国の支援をし、現地の人とともに国の発達を促す大切な仕事であることが分かりました。

今日一日を通して、私は「もっと世界について知りたい」と思いました。また、青年海外協力隊で活動をしてみたいなと思いました。

HIGH SCHOOL ACADEMY2019 報告会に参加しました

10/14にJヴィレッジにて行われた、NPO法人ハッピーロードネット様主催の「HIGH SCHOOL ACADEMY2019報告会」に19名の生徒が参加しました。安積高校の1名の生徒は発表者として、残りの18名の生徒は当日バスで向かって発表を聞きました。
生徒たちのアンケートをまとめたものはこちら(201910Jビレッジツアー アンケートまとめ_HPアップ版.pdf)になります。

発表者は幅広い視点を大切にしつつ自分の意見を堂々と述べました。当日向かった生徒は浜通りの高校生たちのこれからの福島を深く考えた発表におおいに刺激を受け、視野を広げることができたようでした。

報告会の終了後には、スタッフの方からJヴィレッジの復興についての話を伺いました。


 

 

 

 

 

 

○生徒感想の例
・学べたこと:
リーダーには先を見通す力が必要で、例えば、パンクしないタイヤを作ろうとするのではなく、タイヤがパンクしてもすぐに直せる力があるということが重要だということ。教えてもらうことがすべてではなく、学んだことから新しい視点が生まれることが大切。原子力教育を小さい頃から行うという考えイギリスでの廃炉のイメージはクリーンなもの

・原発事故被災地域の方々の生の現状、原発事故や廃炉に対しての思考の違い、自ら考え、意見を持ち、伝え行動することの大切さ、原発に対する国外の考え方などを学べた。

・廃炉作業はどうしても専門の技術者の方たちが取り組む課題というイメージを持っていましたが、実は原発周辺の地域全体で関わることが大事だということを学びました。セラフィールド社では9000人もの作業員がその地域に住み、同僚を家族のように大事に思っているし、自分たちの仕事をとても誇りに思っているというお話がありました。原発周辺に住む方々が原発の現状や廃炉の進め方などを正しく理解することは、その後の廃炉作業をスムーズに繋げることに大きく貢献できると思いました。

・私は今回の報告会では、他の高校生の発表を聞くだけで、とても受動的になってしまい、自分の意見をしっかり持つことは難しかったです。学ぶことばかりで、自分から疑問が出るまでに至りませんでした。
しかし、発表をしていた人たちは、基盤こそ同じだけれどそれぞれが独自の考えで意見を交わしていて、とてもかっこよかったです。
大学と企業との連携を増やしたほうがいいという意見は、まさにその通りだと思いました。
私自身、将来の夢が決まっていなくて、その原因のひとつに大学に入ったからといって職業がきっかり決まるわけでもなく、最終的に決まるのは自分の就職活動次第なのではないかと思ってしまうというのがあります。大学と企業が密接に連携して、大学の在学中から職業訓練ができる体制があれば、私たち高校生が進路を決める助けにもなると思います。そのひとつに原子力関係の企業と大学が提携を結べば、より良い人材育成が早い段階で可能になるのではと思いました。
私は探究のテーマに、復興とは何かというのを設定しています。被災した状態からゼロに戻すのではなく、被災当時よりも発展した状態にするのが復興なのではと班で話していたのですが、そのために必要な地域の教育、環境整備、経済、雇用にはどんな目標があればいいのか、今回の報告会で少し見えた気がします。今日は本当に来てよかったと思いました。

・今まで、原発事故や復興に関しては、〇〇省とか〇〇庁のような行政機関や、発言力があったり、グローバルにつながっていたりしている人しか力になることはできないと思っていました。しかし、今回の報告会を聴いて、高校生の自分たちでもできることはいくらでもあることがわかりました。
 何より、「気持ち」の面では簡単に高校生でも関わることができるのではないかと感じました。地元のつながりを作るのも、原発や震災に対してネガティブに考えてしまうのも、逆にポジティブに捉えることができるのも、全ては一人ひとりの心の問題であり、それによって風評被害が起こってしまうのも、仕事に誇りが持てるのも変わってきてしまうのだなと、改めて複雑さは感じたものの、自分たちが周囲の人に、今回得た知識、考え方を少しでもいいから伝えることで、良い同調の輪・理解の輪を広げていけると感じました。
 微力かもしれませんが、自分にできることに少しずつ取り組んで、復興に貢献できるような人になりたいです。

・イギリスの高校生たちの発表を聞けたのはとても有意義だったと感じた。
パネルディスカッションで、何人かの意見を聞くことの重要さを感じた。
ハッピーロードネットの西本さんはすごい方だなと感じました。

・8月の研修で自分がぶつかった壁と同じ、情報発信の壁に、今日の発表者もぶつかっていた。しかし、まだ決定的な解決策は見つかっていないように感じる。情報社会の今だからこそ、情報発信の問題は、これからの福島の鍵になると思うし、まだまだ話し合っていく必要があると思う。
 最も印象に残っているのは、廃炉をもっとポジティブに考えることが必要だと言う意見だった。福島で原発事故が起こったからこそ、原子力専門の大学の建設や、こうした会を通して新たに学べることがあるし、実際に最新技術も開発されている。
 福島の財産は、福島のために力を貸してくださる方々、高校生、こうした福島についての学び話深められる機会、そして、それを作ってくれる方々だと思う。今日初めて西本さんにお会いした。これからもついていきたい、関わっていきたいそう思った。何故か。本気でいらっしゃるからだと思う。福島のために。子供たちのために。本当に感謝の気持ちでいっぱいだ。私は、震災前まで大人になったら、なんとなく福島を出たいと思っていた。しかし、震災後、こうした福島で頑張っている大人を見ると特に、自分も、福島で働こう、関わっていこうと強く思う。
福島の力に、また西本さんに恩返しができる大人に、成長したい。ありがとうございました。

 

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10/14(月)7:20~15:50 (HIGH SCHOOL ACADEMY2019報告会は10:00~13:30)
主催:特定非営利法人ハッピーロードネット
場所:Jヴィレッジ
本報告会は浜通りの高校2年生20名がイギリス研修会(今年8月6日~16日)にて原子力関連施設セラフィールドの視察をしてきた他、帰国後も東京電力第2原発の視察や地域の課題と向き合い、イギリス研修の成果と合わせて「廃炉」「産業」「地域」をキーワードに学んできた結果の報告会。

OECDのワークショップへテレビ会議で参加しました

9/26にOECDのNEA(原子力機関)のワークショップに、本校物理部の2名の生徒がWEB会議システムで参加しました。夏休みに本校主催で行われた国際高校生放射線防護ワークショップで学んだことをもとに「東日本大震災・原発事故の教訓について」の発表を行いました。

2人は高度な内容にも関わらずall Englishで堂々と発表していました。大変すばらしかったです!
現地(パリ)の会議場には200名のオーディエンスがいて、とても好評であったとのことでした。
当日の原稿はこちらHello everyone.jpgで、会のプログラムはこちらOECD NEA 安積高校.jpgです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9/26(木)16:30~ (パリ時間9:30~)

主催:OECD(経済協力開発機構Organisation for Economic Co-operation and Development)のNEA(原子力機関Nuclear Energy Agency )

会議名:2nd NEA Stakeholder Involvement Workshop 下の写真は当日の会場の様子。

理科研究発表会 県南支部大会に参加しました

9/21の理科研究発表会県南支部大会に理科系部活動の約50名が参加しました。

午前中は講義を聴いて知見を深め、午後は理科部の複数チームが発表して堂々と研究成果を伝えていました。また、他校生徒ともお互い研究について活発に議論し、研究内容がブラッシュアップされたようでした。

2か月後の県大会に向けて頑張ってください!県大会1位は来年度の全国総文祭につながります!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9/21(土)

講師:福島大学食農学類 金子信博教授(土壌生態学)
   福島大学共生システム理工学類 島田邦雄教授(流体工学 エネルギー)

福島県立医大の放射線についてのインタビューに協力しました

9/20に福島県立医科大学の大葉先生と津山先生がいらっしゃり、本校の9名の生徒に対して福島の復興の状況や放射線の認識についてのインタビューをなさいました。今後の大学や防災の教育として何が必要かを調べることが目的とのことでした。

それぞれが自由に話すとともに、疑問点は時折大葉先生たちに尋ね、知識を改善できたようでした。また、研究手法などを学ぶよい機会ともなったようです。

最終的には会津や東京の高校生にも同様のインタビューをなさい、論文としてまとめてくださるとのことでした。

 

 

 

 

 

 

9/20(金)13:30~18:00 

主催:福島県立医科大学 大葉隆助教、津山尚宏准教授
場所:物理実験室

高校生がとらえる福島の現状と復興 -夏季休業中の研修の報告会、および討論会- を実施しました

9/7に「高校生がとらえる福島の現状と復興」-7/13相双研修・2019国際高校生放射線防護ワークショップ 報告会および討論会-を本校にて実施しました。生徒と大人を合わせて全体で80名程度が参加しました。
生徒たちのアンケートをまとめたものはこちら(201909高校生がとらえる福島の現状と復興アンケートまとめ.pdf)になります。

夏季休業中に福島の復興や現状についての諸研修会に参加した生徒たちの報告会を行い、ディスカッションを行った後、坪倉正治先生のご講演、そして全体のグループディスカッションを行いました。

坪倉先生の講演会は被災地での医療の話のみならず、最初の生徒発表、今年のSSH指定を受けて、「問題」と「課題」の違いなど課題解決のための基礎的な考え方を深く教えていただきました。
その後の全員のグループディスカッションでは「福島の問題について具体的に課題と解決策を考えること」を全体で行いました。なかなかうまく「課題」を見つけられない生徒も多く、坪倉先生から多くのご助言をいただきました。生徒たちは真剣にディスカッションを行い、語り合っていました。

参加者、特に今回発表した皆さん・・・本当にお疲れさまでした!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

○生徒感想の例

・ポスター発表やグループディスカッションを通して、高校生でもできることはあって、それに興味を持っている人がいることが分かりました。また、講演会では、分からないことが分かることが一番の理解であるという言葉がすごく心に残りました。(1年男子)

・分からないことを言葉に出来ることが大切だと改めて分かった。解決策を考えることも難しいが、それよりも課題を設定することの方が難しいことだと分かった。そんな力を伸ばしていきたい。(3年男子)

・1番印象に残ったのは、坪倉先生のお話です。今まで、震災や原発について具体的な状況や取り組みを知る企画に積極的に参加してきました。その度に様々なことを学び、何が問題なのか、何ができるのかを考えてきました。しかしそれは、今回先生がおっしゃっていた「問題」に過ぎず、「課題、解決策」まで落とし込めていなかったことに気づきました。このプロセスを学べたことは、今後復興に携わるだけでなく、様々なことに生きてくると思います。坪倉先生のお話を聞けて本当に良かったです。(3年女子)

・発表会では、多くの人の考え方に触れ、新たな視点で問題と向き合うことができ、とても勉強になりました。特に海外の方の原発への向き合い方が日本人とは違うことに驚きました。全員が納得する解決策を考えるのは難しいなと感じました。 坪倉先生の講演では、自分に足りないものに気付かされました。「問題と課題」ということについては初めて指摘されたので、特に心に響きました。将来福島の復興、医療に携わるという夢に向けて、自分が何をすべきなのかを具体的に考える大きなきっかけになったし、今の自分には何ができるのか少し見えてきた気がします。これからどの分野においても、もっと様々な情報を得て学び、課題を見つけるということを実践していきたいと思います。 参加して本当に良かったと思っています。このような機会を設けてくださりありがとうございました。(3年女子)

・これから自分たちがやるべきこと、考えるべきことを知ることが出来て良かった。もっと福島について向き合っていくべきだということも学べたのは、自分にとってとても大きかった。(2年女子)

・発表者のみなさまへ。表情や言葉から、気持ちが伝わってくるような場面もあって心にぐっときました。また、実際に行って体感することの大切さを教えられたと思います。非常に良かったです。ありがとうございました。そして、研修お疲れ様でした。(1年男子)

・同世代の人たちが自分なりの考えを持っていることに刺激を受けました。また、坪倉先生のお話を聞いて、自分たちが今後どのような方向性で復興に取り組めばよいのかの見通しがつきました。(1年男子)

・夏休みの被災地研修も合わせて、まだまだ少しではありますが、福島県の現状や目指しているものを感じ取ることができました。今回坪倉先生がおっしゃっていた「分からないことがわかる」という言葉が、深く心に刺さりました。今まで「問題」の段階で止まっていた考えを、しっかり「課題」となるまで深めていくのがどれだけ難しいことか最後のディスカッションで痛感しましたし、それがいかに重要かも理解することができました。自分も医師を志す上で、課題発見・解決策提示をしっかりとできるように常に考えていきたいと思います。(3年男子)

・今日の坪倉先生の講演会は、私がやってきたことを全て覆すようなものでした。「事実を述べるだけの発表では、いけない。自分が何を分かっていないかを知り尽くし、わかっていることとわかっていないことを言葉で表現できるようになったうえで自身が感じたことを述べるといい。」というアドバイスを受けました。今後も放射線に関する様々な活動に参加していきたいと思っているので、そういった場でこのアドバイスを生かして堂々と発表したい、と思いました。また、問題→課題→解決策と考えていく中で、ただ単にAという課題があるからみんなにはAじゃなくすればいいというような考え方、また解決策を行うその主語となるのは誰なのかということを考えなければ、君たちはその問題に本当に真剣に取り組もうとはしていないんだ、というお言葉もいただきました。その言葉は私にいい意味でかなり大きなショックを与えました。今回、坪倉先生からうけた重い一つ一つの言葉を真摯に受け止め、私の教訓としたいです。
私は今まで復興のためにはまず正しい知識を広げよう広げよう、と言ってきましたが、私達の見えないところでその行動が、反対に誰かを苦しめていることを知って、今までやって来たことが少し恥ずかしくなりました。私は、結局小さな世界観でしか復興について考えていませんでした。まずは、自分の知っている世界ではなく、知らない世界の人が復興について、福島について、放射線の問題についてどう考えているのか、知る必要がありました。客観的に、いろいろな立場の人の立場に立ったり、私が知らないそういう世界のことのお話を沢山の人から聞いたりしたいと思いました。そして、そうすることで、もっと説得力があって、どんな立場の人にとっても復興の兆しとなるようなスピーチが出来るようになりたいと思いました。 (発表した1年生)

・今回の会で自分は発表者という立場での参加となった。被災地の研修会でいろいろなことを感じた。が、それを言葉にして伝えるのはたいへん難しい作業だった。特に、バスの窓から眺めた風景や、実際にバスを降りて感じた、被災地の「雰囲気」は、書面からは感じ取ってもらえない。自分のできる限りの力でそれらを言葉へ落とし込むのが「伝える」立場の自分に課せられた義務であるのだが、その役目を十分に果たせたかと思い返せば、まだ足りないと感じる。 今回のように体験したことをまとめ、そして発表することにおいてなにより重要なことは、自分の口から発せられる情報のひとつひとつが「正しい」ものであるかどうかだ。今回のまとめを作るにあたり、西本さんや資料館の映像、そして職員の方がおっしゃったことを多く取り入れた、そのため、発表の基本は「代弁」だった。人の話を、自分が代わりに他の人に伝える。その行為が背負う責任の重さを、今回の会で感じることができた。自分の中で曖昧な部分を少しでも減らすべく、今後同じ様な研修会があったときは、なるべく多くの情報を記録していきたい。  そして、坪倉先生による講演会の内容も、今後自分たちが探求活動をしていくにあたり、大きなヒントとなるものだったと思う。  
知られていることとまだ知られていないことの境界線を、言葉にする。 この作業は、何も研究者だけが行ってきたものではない。 書店にズラリと並んだ文学作品たちは、多くの課題を「物語」という形にして、わたし達に伝え続けている。  
新潮文庫で一番発行部数の多い作品は、夏目漱石の「こころ」(701万500部)である。そしてその次が、太宰治の「人間失格」(670万5000部 いずれも2014年のデータ)だ。 なぜ、そんなにも売れたのか。これらの作品は、何を伝え続けているのか。一度、自分の目で確かめなければいけないと感じた。 (発表した1年生)

・ 東京で発表した時、聞いている人達の反応が、自分が想像していたものと実際の反応に大きくギャップがあると感じていました。会までに、その原因が何で、どうしたらいいのか考えていましたが、今日まで答えが出ていませんでした。
しかし、今日の坪倉先生の話を聞いて、やっと分かりました。自分の発表で足りていないことは、まだ分かってないことを明らかにして、自分の言葉にする、そこまで調べる、話し合う、ことです。福島に対して誤解がある、放射線の知識が不足してる、そんなことはみんな知ってる、とっくに話し合ってる。こういうことがありました、これは震災後数年は通じたけど、今はもうそんな段階は終わった。
坪倉先生の講演後に、全体のグループディスカッションで問題を課題・手段にする活動を行いました。問題はいくつかあげられていましたが、課題に落とし込むこと、ということが全く出来ませんでした。問題は、自分たちの発表が表面的。浅いこと。課題は自分の、分からないことが分かるまで、調べ尽くすこと、それを話し合って、他の人の意見を聞いたり、勉強したりすること。
先生の話を聞きながら、おっしゃっていることが、とても難しいことだと思いました。しかしこの力こそが、福島の復興のために必要なんだと、教えてもらいました。やはり自分はこれからも福島と関わり続けたいです。難しくても、調べて、考えて続けようと思います。そして、今回自分が設定した議題をもっと、上のレベルで発表出来るようにします。 (発表した2年生)

 

 ○参加者
・今夏放射線や福島復興にかかわる見学会などに参加した安積高校生徒(10名程度)
・一般参加生徒60名
・共催:福島 100 年構想委員会様、 NPO法人ドリームサポート福島様
・講師:福島県立医科大学特任教授・南相馬総合病院医師坪倉正治先生

 

 ○日程 (9:30~12:30)
① 生徒発表
 7/13 相双地区被災地見学会 (参加:1年6名、2年7名、3年20名) 
 「Present Okuma and Futaba」
 8/1~8/6 国際放射線防護ワークショップ (参加:1年4名、2年5名) 
 「フランスの高校生のホームステイについて」
 「Decommissioning and coordination ~Through relationships with people~」
 「Misunderstanding of Fukushima and the present situation」
 「The lessons from Fukushima to the world」
 8/6~15 イギリス研修・セラフィールド見学会 (参加:2年1名)   
 「What we thought in the UK」
② 上記発表者によるポスター発表+質疑
③ 坪倉先生の講演「原発23kmでの医療支援、今現場で何が起こっているか」
④ 全体でグループディスカッション「福島復興について私が考えていること」
⑤ グループ発表
⑥ 講評、お礼の言葉

SSH文化講演会

8月30日(金)に、135周年紫旗祭の一環として、SSH文化講演会を開催しました。講師に公立はこだて未来大学教授の美馬のゆり先生をお迎えして、「自分の未来、社会の未来をデザインする。」をテーマにご講演いただきました。「異文化理解」「2030年の教育」「学習スタイル」などについて、先生のご経験や海外の事例を交えてお話いただきました。講演の結びで、生徒達に向けて「魔法の杖を持つ」「バスが来たら乗る」という2つのメッセージをいただきました。「学び続ける力」という魔法の杖、そしてチャンスが到来したならば、それを逃さずに行動する。 質疑応答の中でも、「バスに乗ることで、新しい景色が見えてくる。」「頼まれたことがあれば、頼んだ人の想定の倍を超える仕事をする。」「社会の変化とともにリーダー像も変容している。」「学校の勉強の中でも、メタ認知を意識して学習することは十分に可能である。」等々の、非常に示唆に富むお話を伺うことができました。講演終了後も、数名の生徒が出発の間際まで、先生に熱心に質問をする姿が見受けられました。今回の講演を通して、生徒自身も「学ぶ」ことの意義をより深く感じたことと思われます、是非今後に活かしてほしい思います。