ブログ

SSH活動日誌

生物部・物理部・SSクラスによる口頭発表とポスター発表の練習会を行いました

1/29(水)放課後、物理実験室において生物部・物理部・SSクラスによる口頭発表とポスター発表の練習会をおこないました。他の理科部の生徒も加わり、総勢40名以上が参加し、活発な質問が飛び交いました。
英語発表もポスター発表も初めて、という生徒たちもいましたが、とても活発に堂々と発表していました。流石です!!

週末は福島高校主催の英語ポスター発表会と東北地区SSHコミュニティ(SSH東北大会)があります。
より分かりやすく内容の濃い発表になるよう、頑張ってください!!

 

ディベート講習会およびディベート大会

1月12日(火)山形大学山形大学大学院 教育実践研究科の江間史明先生を講師にお迎えし、1年生を対象に、ディベート講習会「はじめての日本語ディベート」を行いました。「ディベートとは何か」「ディベートで学べること」など、基礎基本的な部分から丁寧にご指導いただきました。

また、講演で学んだことをもとに、クラスで実際にディベートを行いました。試合の緊張感を楽しみながら、どの班も熱心に取り組んでいました。

 

福島第一原子力発電所見学会実施

 12月25日(金)に,福島第一原子力発電所見学会を実施しました。
 安積高校のSSH活動では,海外の高校生との交流活動も計画されており,ドイツやフランスの交流を計画しています。海外との交流では,福島第一原子力発電所事故や福島復興が話題に上がることを想定し,学ぶ機会を設けました。

 

 

 

 まず富岡町の廃炉資料館の見学。いきなり「水素ガスは事故のどの段階から発生が始まったのか」「核分裂ではホウ素やクリプトン以外にどのような原子核が発生するのか」「ウランの連鎖反応を始めるための最初の中性子はどこから来るのか」などの質問が飛び出しました。

 会議室では,1〜4号機の現在の状態や今回の見学順路の説明をうけ,いよいよ第一原子力発電所に向かって出発。国道6号線を北上すると,地震直後のまま放置された自動車会社の建物が残る一方で,壊れた住宅の解体が進みあちこちに空き地が広がる熊町の景色には,時間の経過を感じます。

 再び廃炉資料館に戻り,地域の復興に取り組む東京電力社員の活動についてお話をお聞きし,その後グループワーク。まず福島第一を見学して,「印象に残ったこと」「新たに疑問を持ったこと」をグループごとにKJ法で出し合い整理,そしてグループの代表が発表。

 グループワークからは,資源エネルギー庁の木野さんも駆けつけて下さり,東京電力の方々と一緒に,生徒の質問に答えてくださいました。

(追伸)この日生徒から出された質問一つ一つに対して,木野さんからのお返事が後日届きました。たくさんの質問にお答えいただき、感謝申し上げます。

 

以下生徒の感想です。
----
・大変わかりやすく、丁寧なご説明ありがとうございました!非常に勉強になりました。今後も現場で学び続けることを大切にしたいとおもいます。今後もよろしくお願いします。
・この機会に原発を見れたことはこの先忘れないと思います。今日、放射線に対する知識が深まっただけでなく、復興を進めたいという想いも強まりました。SNSなどを通して福島の現状を伝えていきたいです。
・正しい知識に基づいた自分の意見を明確に持ち、それを発信していくことが大切だと感じさせられました。
・帰還困難区域での実証実験や、1F視察など、身をもって体感できる体験ができ、また、その道に精通した方のご講義を伺うことができたことで、正しい知識を得ることができました。また、それをもとに自分はどう考えるか?他の人はどう思っているのか?を考え、意見を聞くことで、それらの問題を自分まで落とし込めたと思いました。そして、それらを発表することで、相手にも聞いてもらえますし、そこから変えるきっかけにもなるのではないかと思いました。
・自分が学んだ知識を今回の確かな経験をもってより現実感のあるものとして自分のものとして取り入れることが出来ました。自分の価値観をより広げることができたので、とても有意義な時間になりました。今後もこのような活動に参加したいと思います。

 

国内先進地域研修実施

今年の国内先進地域研修は,新コロナ 感染症対策のため遠方に向かうのは断念し、
国内先進地域研修Ⅰとして東北大学研究室見学,
国内先進地域研修Ⅱとして福島県立福島高等学校SS部訪問,
と計画しました。

このうち先進地域研修Ⅰは冬季課外2日目の12月18日(金)の午後に実施し、東北大学の3つの研究室を見学させていただきました。

 

生命科学研究科渡辺正夫教授研究室

   本校のSSH運営指導委員をお願いしている渡辺正夫先生には、片平キャンパスの案内をしていただきました。生徒たちにとっても渡辺先生は,今年6月の探究の授業で、「課題研究とは何か」の題目でからリモート出前講義をいただいた先生です。
キャンパス内を歩きながら、青々とした松の木と黄色い松の木の違いを問われたり、金属材料研究所がなぜ東北大学にあるのかお尋ねになったり、見聞きするものをぼんやり見逃すのではなく、いつも心の中で「なぜ」を問い続けることの大切さをお話しになりました。さらに、「歴史を考えることは、研究では先行研究、先達が何をしていたのか知ることと同じ。そのような学びは,課題研究においても,研究が深まるきっかけになります」とお話しいただき、生徒は大きくうなずいてお聞きしました。

 

工学研究科安藤晃先生研究室

   安藤晃先生は,核融合の基礎研究としてプラズマの研究をされています。プラズマに関する簡単な講義ののち,早速プラズマの体験。プラズマボールを見せてくださったり,テスラコイルでプラズマを発生させたりしてくださいました。直にプラズマに触れて電撃を感じたり,蛍光菅を近づけて点灯を確認することで,電気現象であるのがわかります。
 その後大学院生から,核融合の基礎研究についてや,イオンエンジンに関する研究について説明をお聞きしました。

 

農学研究科伊藤幸博准教授研究室

(写真は伊藤先生提供)
 伊藤幸博先生は遺伝子工学を駆使してイネの研究をされておられる先生です。はじめに,有用なタンパク質を生成するイネ,ワラが分解されやすいイネなど,日本の主作物であるイネをこの技術によって研究する意義をわかりやすく説明されました。お話には,ポケモンにくわえて研究室のゆるキャラ「おコメちゃん」も登場して,とても楽しいプレゼンテーションでした。
 先生の講義ののち,大学院の関根さん(安積高校OB)から,自ら遺伝子書き換え技術によって作成したカルスを示しながら,自分の研究についてお話しいただきました。質疑では,高校生の頃の紹介も飛び出し,生徒たちの親しみのあるお話しでした。


   初めて大学を見学した生徒がほとんどでしたが、安積高校の卒業生から直接研究についてお話しいただいたり、片平キャンパスでも工学部でも思いがけず福島高校卒業の学生が声をかけてくれたり、生徒たちにとって東北大がとても身近なものとなりました。
さらに先生方から「2年後は東北大においで」とお誘いいただき、皆まんざらでもなくとてもうれしかったようです。帰りのバス内でも「わたしは勉強をがんばる」という声も聞こえました。
新型コロナ感染症対策で大学の教育活動にも制約のある中、本校生徒の見学を受け入れてくださいました東北大の先生方に、改めて感謝申し上げます。

 なお,国内先進地域研修Ⅱとして計画した福島高校SS部訪問は,直前の12月20日の「福島市新型コロナ緊急警報発令」をうけ,市内の高校が1・2年を登校禁止としたため,中止となりました。

 

以下生徒の感想の一部です。
----
安藤先生
今回は貴重な体験をさせていただきありがとうございました!お礼の言葉を言わせていただいた者です。
私は科学者の卵で一度安藤先生のご講義を受けさせていただいたのですが、その時からプラズマやイーター計画に興味がありました。しかし、リモートだったため実験を実際に行うことや研究室を見ることはできなかったので、今回こうして東北大にお邪魔して、テスラコイルを用いた実験を体験させていただいたり研究室を見学させていただいたりすることができて非常に嬉しく思っております。私はニコラ・テスラが前から好きで、そのお話やテスラコイルが出てきた時はとても興奮しました。また、テレビでも見たことのない大きな装置がある研究室に入ったときも意識が飛びそうなほど嬉しくなってしまいました。そこでは、学生さんとお話しすることができて嬉しかったです!私は工学部志望なのですが、東北大工学部の学生さんとお話しできる機会は滅多にないと思い、質問の時間に、学生さん達が研究されている磁力を用いたエンジンとはやぶさ2のイオンエンジンの違いや、イーターの磁場とプラズマなどについて質問させていただいました!学生さん達がわかりやすく簡潔に、且つ丁寧に教えてくださり、お話しできた時間はとても幸せなものでした。現在コロナ禍にありなかなか厳しいとは思いますが、また学生さん達や先生とお話ができることを願っています。貴重な経験をありがとうございました。

伊藤先生
イネについての研究や遺伝子について詳しく、そして面白く教えていただきありがとうございました。遺伝子についてとても興味がわきました。私は生物に興味があり、将来東北大学進学を目指しているため、今回の研修は良い刺激になりました。お忙しい中、私たちのために時間をとってくださり、本当にありがとうございました。

伊藤先生へ
今回はお忙しい中ありがとうございました。最初の研究についての説明はとても分かりやすく、勉強になりました。オコメちゃん可愛かったです!稲やもやしから万能なタンパク質を取り出す研究が行われているということを初めて聞いて驚きました。それと同時に、研究に対する意欲が湧きました。研究室を実際に見ることが出来たのも、とても楽しかったです。貴重な経験をすることが出来ました。本当にありがとうございました。

渡辺正夫先生
大学構内のご説明、詳しくしてくださり、ありがとうございました。私は生物屋を志しており、学校では微生物を相手に日夜、矛盾する実験系と悪戦苦闘しております。最近は心が折れそうになることも多かったですが、なぜか、渡辺先生のお話を聞いていたら「もう一度やるぞ!」という気持ちが湧いてきました。勉強のモチベも。
研究も頑張りますが、東北大学に入れるくらい、勉強も頑張ります。本日は良い刺激を受けることができました。お忙しい中ありがとうございました。

渡辺先生
まず、今回未熟な私達のために、わざわざ寒い中、説明して下さりありがとうございました。先生の話はとても面白く、興味の惹かれるものでした。先生は、科学の歴史の重要さを伝えるために、研究室にも入らず、雪の積もる屋外を駆け回り、熱心に話をしてくださいました。先生の質問は、正直自分には分からないものばかりでした。しかし、全て科学に関する基礎知識のようなものだと、先生の反応から察しました。私は、自分の知識不足を今回の先生のお話から、改めて感じさせられました。また、それと同時に科学の奥深さや楽しさ、面白さのようなものも感じました。先生が、身近なものを観察することで得られた違和感や、実体験を踏まえた科学の歴史についてのお話。それを、ジョークを交えながら伝えてくれたことで、すんなり理解することができました。特に心に残っているのは、「研究をするなら、その歴史をまず知りなさい。」というお言葉です。私達は、SSクラスとして活動していく中で、必ず研究活動というものをします。その時、この言葉を思い出し、自分が興味をもった研究の歴史を学び、その上で自分の研究に真摯に取り組もうと思います。先生がとても盛り上げてくださった「浮気」回答の件ですが、バスで散々にいじられました。しかし、友達が増えたような気がするので実は大変感謝しています。ありがとうございました。
最後になりますが、どうか健康にはお気をつけてください。またお会いできるのを楽しみにしております。

安藤晃先生へ
先日はありがとうございました。プラズマに関する説明、研究設備から、大学で行われている研究の規模を知ることができました。今回の貴重な経験、学んだことを、これからの探究、進路活動に積極的に活かしていきたいです。

伊藤先生、この度はお忙しい中ご丁寧な指導をありがとうございました。
今まで農学はあまり学ぶ機会がなかったので何とも思っていませんでしたが、今回のお話を聞き、私達の生活によく関わっている研究がされていて、とても大切なものでありとても面白い分野だと感じました。今回学んだことをこれからの生活にも活かして、お米を食べる際におコメちゃんを思い出しながら食べたいと思います。貴重な経験となりました。本当にありがとうございました。

 

ドイツ ウルフスクーレ校とのキックオフミーティングを実施しました。

12月15日(火)にドイツエッセン市にあるGymnasium an der Wolfskuhle校の5・6回生(ドイツでは中高一貫の学校が一般的)14名と安積高校10名でオンラインによるKick off meetingを実施しました。

今年度は、コロナ禍により年度初めに計画していたドイツに渡航しての研修は不可能となりましたが、エッセン市と連携協定を結んでいる郡山市の協力を得、オンラインでの研修を実施することになり、今回はその初回でした。

両校教員の挨拶、両校の紹介に続き、各自が1対1もしくは1対2でパソコンの画面に映る相手と英語でコミュニケーションを図り、今後の協議内容の検討へのきっかけづくりをしました。

本校英語教員とALTも待機していましたが、両者の活躍の機会は全くなく、全員英語でのコミュニケーションができていました。

今後はSNS等を利用し、両校での研究協議内容を詰めていき、オンライン交流で意見を深め、年度末には、共同研究の成果発表並びに、両校の研究の発表を行う予定です。