SSHブログ

SSH活動日誌

第8回福島県高等学校理科研究活動講習会に参加しました(理科系部活動)

 4月28日(日)物理部、生物部、地学部の生徒が福島県高等学校理科研究活動講習会に参加し、研究活動の進め方について学びました。

 午前中は東京工業大学 国際先駆研究機構 地球生命研究所の 藤島皓介准教授から

「我々はどこからきたのか?宇宙に生命はいるのか?宇宙生物学の最前線に迫る」

というテーマで全体講義がありました。生徒は熱心に聴講していました。質疑応答では、次々とあがる生徒の質問に、藤島先生は終了予定時間を過ぎても回答してくださいました。

 午後は各分科会にわかれて実験実習が行われました。物理分科会ではメガネレンズを作成し、光の軌道を観察することで実験工作の基礎や観察、考察の仕方について学びました。生物分科会ではタンポポの採取、測定を通して植物の形態計測の方法や考察について学びました。地学分科会では身の回りの砂を偏光顕微鏡で観察し、石の種類の同定の手法を学びました。

<生徒感想>

・全体講義では、人間の起源や未来についてとても多くのことを教えていただき、とても面白く、宇宙や生物にもっと興味が持てました。一番身近な生物と、一番遠い宇宙のつながりを自分も研究したいと思いました。

・火星の環境を守りながら火星を開拓する難しさを感じた。未知のものの保全はとても困難だろうと思った。

・計測する際は条件を同じにして測る、ということが大切だとわかった。求めたい結論をより効果的に比較できる測定方法をしなければいけない。

・生物の形は長い年月の中で私が思っている以上に理にかなった形態をしていることに驚いた。

GWサイエンスフェスティバルに参加しました(SSHクラス)

5月4日(土)2年7組(SSHクラス)の有志が高柳電設工業スペースパーク(郡山市ふれあい科学館)(https://space-park.jp/)にてGWサイエンスフェスティバルに参加しました。

 2年7組はSSHクラスになって初めての活動です。有志13名が参加しました。当日に参加できない生徒もいましたが、放課後、一緒に準備に取り組みました。

 芳香剤班は紫キャベツの汁にクエン酸や重曹で色変わりの不思議を体験させた後、吸水ポリマーに吸収させ、アロマオイルを垂らしてカラフルな芳香剤を作ってもらいました。

 スーパーボール班はPVAのりに色づけした食塩水を混ぜ、スーパーボールを作成してもらいました。

 生徒達は、子ども達に原理を説明し、科学を伝えることの難しさや楽しさを感じていました。GW2日目、客も多く、盛況でした!

<生徒感想>

・伝えることと、面白いと思わせることの難しさがわかった。今後今以上に聞き手を意識したいと思った。

・当日大きなトラブルなく終えることができ、準備の大切さを感じた。すごいと言って喜んでいただけたのが嬉しかった。小さい子供と接する機会がなかったので小さな子とのふれあいに慣れることができてよかった。

・こういった場にあまり参加した事が無かったのでかなり緊張しましたが、どう話したら分かりやすく伝わるかを考えたり、実際に子供達に教えながら実演したりすることを楽しみながら他の人達と協力してできたので参加して良かったと思っています。

・皆で色々と協力しながら出来たし、様々な人に科学の面白さを伝えることが出来てとても楽しかったです。参加して良かったです。

 

 

SSHクラス SSアカデミーⅡ アカデミック・ライティング講座

 5月1日(水)3年7組(SSHクラス)は「科学レポートの書き方講座」として大坂大学全学教育推進機構 堀一成教授の講演を聴講しました。

 3年生はこれまでの探究活動の成果について、科学論文を執筆します。その際の文章作成方法や学術的ルールについて堀教授から学びました。リモートのよる講演でしたが、生徒は熱心にペア・ワークを行ったり、質問していました。

<生徒感想>(一部)

・これから本格的に論文を書くことになるので、今日学んだ論文形式を意識しながら、論文を書いていきたいと思います。また、論文は大学に行ってからも書くことになるので、その時にも生かしたいと思います。

・実際に論文を書く際に今回の話を踏まえて書けるようにしたい。時系列順から脱却できるように頑張りたい。

・今までに締切間近に勢いで論文を書くことが多々あり構成が良くなかったこともあったため、構成含め論理的に考えて学術的に分かりやすい論文を書けるようにしたい。

・私たちの探究活動はこれといった結果が出ていなかったので焦っていたが、探究の目的や成果の意義を今日理解して、情報を受けとってもらう人に伝わりやすいように丁寧な研究を心がけようと思った。

・自分はレポート等を書く際に、言葉選びには注意して書いていたが、今後は文章単位で考えたり、より全体を見て書いたものの吟味をしていきたい。

 

 

スーパーサイエンスハイスクール(SSH)Ⅲ期指定について

13日(水)、文部科学省よりスーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校の内定を頂きました。今回はⅡ期(平成31年度~令和5年度)から引き続いてのⅢ期であり、令和6年度から10年度までの5年間が指定期間となります。

令和6年度から新設される「文理融合基礎枠」での採択となり、Ⅱ期までに開発してきたことをさらに発展させていくことになります。研究開発課題は「チーム安積モデルによる地球的課題解決に向けた国際共創力を有する科学技術系リーダーの育成」です。

理数系カリキュラムの開発のみならず、自然科学と人文・社会科学を融合させながら探究活動のさらなる充実を目指し、実践に励んでまいります。


詳細につきましては、文部科学省WEBサイト「令和6年度スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校の内定等について」等をご覧ください。

第6回少人数ゼミを行いました。

2月27日(火)に第6回の少人数ゼミを行いました。

本日は宮城学院女子大学の緑川早苗先生をお招きし、

「甲状腺検査について考えよう」というテーマで講義を行いました。

甲状腺検査でわかることや、そのデメリットについてなど、

福島県で過ごす私たちにとって必要な情報を教えていただきました。

  

第5回少人数ゼミを行いました。

2月19日(月)に第5回の少人数ゼミを実施しました。

今回は国立天文台の林左絵子先生から

「月に転勤します 広がる宇宙の職場」というテーマでご講演をいただきました。

 

講演の中で、宇宙を観測した様子や、観測するための望遠鏡に関するお話、

さらには生徒の進路に関するご助言など、大変貴重なお話をいただきました。

 

生徒の感想では、

「宇宙で探査活動をするロボットの開発やロケットの開発に興味があったのだが、自分が宇宙に行き宇宙を研究の拠点とするという選択肢もあるとは思わず、また可能性が広がった。」

「宇宙に関する最新情報をたくさん知れて知識のアップデートができた。宇宙が遠いもののように感じていたが、自分でも簡単に行けてしまうような未来もあって、より身近なものに思えた。」

などが挙げられ、天文学分野に関する知識を深め、自分の進路についても考えるきっかけとなりました。

 

 

豊岡高校の生徒の皆さんと交流しました!

本校で実施のSSH探究活動発表会・成果報告会に参加される

兵庫県立豊岡高等学校の皆様が2/2(金)に来校し、本校生と交流を行いました。

 

来校された豊岡高校の生徒の皆さんが、生物分野を発表テーマにしていることもあり、

生物分野に興味のある安積高校生5名が交流をしました。

 

生物に関する話のほか、地元の名産品など様々な話題で盛り上がり、有意義な交流の時間となりました。

交流をしていただき、誠にありがとうございました。

令和5年度東北地区サイエンスコミュニティ研究校発表会に参加しました

令和5年度東北地区サイエンスコミュニティ研究校発表会が、秋田市にぎわい交流館AUにて1月26日(金)、27日(土)に開催されました。東北地区の16のSSH指定校が集い、口頭発表とポスター発表を行いました。

安積高校からは物理部が参加しました。口頭発表には「なぜスマホは画面を下にして落ちるのか」の2名、ポスター発表には「マグナス式風力発電機の研究」「絶対零度の測定実験の検討」の合計6名が参加しました。

来場いただいた大学の先生、高校の先生からの指導助言や生徒間の質疑応答を通し、生徒たちは思考力が高まり、研究の一層のブラッシュアップを行えたようです。

第3回少人数ゼミiを行いました。

1/17(水)に、希望者を対象に第3回の少人数ゼミiを実施しました。

今回は、会津大学生の本校OGである林樹里さん、会津大学への留学生であるAhmed Hawaslyさん、Einhoff Joshua Lasseさんの3人を講師としてお招きし、国際交流や会津大学についてなど、多くのことについてお話をいただきました。

    

 

生徒からは、

「海外の方々と英語で話す機会は日本にいる限り少ないからこの経験がとても良いものになったし、何より参加してよかったと思った。」

「英語でのコミュニケーションも日本語でのコミュニケーションと同様に相手のことを考えて、伝えようとすることが大切だと感じた。」

「大学では自分から積極的に動かないといけないのが高校との大きな違いだというお話が印象的だった。」

などの感想が挙げられました。

普段できない外国の方との交流や、現役の大学生の方からの大学生活や学業に関するお話を聞くという貴重な経験をすることができました。