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東北大学のサークル『福興youth』の三春町しいたけ観察アプリ の説明会が開かれました

2024年12月27日 10時10分

12月26日(木)午後、本校にて、安積高校OBOGも所属する、東北大の震災復興サークルが開発したアプリの説明会が行われました。
東北大学の小池武志准教授、本校OBの三瓶君(135期)、内山君(136期)がお越しくださいました。本校生徒6名、OB2名が参加しました。

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アプリの説明のみならず、サークルの概要紹介、三春町やしいたけ産業の復活・福島復興に向けた思いを語ってくれました。
言葉や気持ちが本当に真剣で、著者は大変感動しました!生徒たちも心に響いたようでした。
教育、経済学、農学、福島復興に興味のある人は、このアプリの試運転にぜひ協力していただきたいです。

サイエンスダイアログ~英語で研究者と話そう~

2024年12月24日 13時51分

 12月4日(水)3年次SSクラスのSSアカデミーⅡの授業で、サイエンスダイアログが実施されました。講師は東北大学サイクロトロン・ラジオアイソトープセンターのDr. Hendris WONGSOです。彼は研究テーマである『タウタンパク質を利用したアルツハイマー病の診断』を中心に、母国であるインドネシアについて、また、自身の科学者としてのキャリア計画等を英語で話してくださいました。

 後半、生徒達は英語で様々な質問をしました。Dr. Hendris WONGSO は1つ1つに丁寧に回答してくださいました。

 <生徒感想>

・最先端の医療技術を知ったり、将来について考えたりする良い機会になりました。

・スライドの資料がわかりやすく、この分野についての基礎がなくても理解することができました。また、インドネシア独自の文化のみならず、現地の人しかわからないようなインドネシアに浸透している日本文化についても教えていただきました。

・英語があれば、異国間交流ができるということを再認識し、英語の勉強のモチベーションが上がった。

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SS探究Ⅱ 中間発表会/シニアサポーター新規加入

2024年12月21日 13時45分

 10月31日(木)2年次のSS探究Ⅱでは、現在進めている探究活動について、中間発表会が行われました。各班ごとにスライドで進行状況を発表しました。それに対し、ゼミの生徒やシニアサポーター、担当教員から質問やアドバイスがありました。

 11月13日(木)には、今年度、新たなシニアサポーターが加わり、合計23名となりました。より強力に2年次生をバックアップできるようになりました。2月の発表会に向けて、探究活動も佳境ですが、頼もしい先輩方が見守っていてくださいます。

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JSEC2024最終審査会・表彰式 に参加しました

2024年12月21日 13時39分

 12月7日(土)・8日(日)に日本科学未来館にてJSEC2024(第22回高校生・高専生科学技術チャレンジ)最終審査会・表彰式 が行われました。全国から寄せられた404本の科学論文から一次審査を勝ち抜いた35本のテーマがポスター形式で発表し、審査されました。

 本校から生物部の研究「めざせ!カンゾウ(甘草)の国内自給~挿し穂の水耕栽培実験、グリチルリチン酸含量分析、及び適環境条件の推定~」が選ばれ、審査会に臨みました。JSECは世界大会へのチャンスも得られる由緒ある大会です。どの研究も素晴らしかったですが、本校の生徒も立派に発表しました。結果は優秀賞で、文部科学大臣から表彰を受けました。なお、この結果は朝日新聞紙上にも紹介されております。

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福島県高等学校理科研究発表会2024に参加 受賞

2024年12月21日 13時21分

 11月16(土)・17日(日) いわき市の医療創生大学において、物理部、化学部、生物部の生徒が第37回福島県生徒理科研究発表会に参加しました。
 本校からは16班が出場し、それぞれが日頃の研究の成果を発表しました。最優秀賞をはじめ、多くの表彰を受けました。最優秀賞受賞班は来年夏におこなわれる全国総文祭に推薦されました参加した皆さんお疲れ様でした。今回の反省をこれからの探究活動に生かしてください。

<成績>

なぜスマホは画面を下にして落ちるのかII(物理部門 最優秀賞)

・垂直軸型マグナス式風力発電機の実証実験と数理モデル化(物理部門 優秀賞:2位相当)

・めざせ!国産カンゾウ(ポスター部門 優秀賞:3位相当)

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SSH海外研修フィリピン(語り部活動)!

2024年11月12日 15時00分

 11月7日(木)~10日(日)、フィリピン国マニラ首都圏ケソン市にあるフィリピンサイエンスハイスクール(PSHS)を訪問してきました。

  We visited Philippine Science High School from Nov.7th to10th. 

 PSHSは中高一貫の国立校で、フィリピンではトップレベルの教育を無償で受けられる学校です。入試を突破した生徒たちが全国から集まり、寮に入り勉学に励んでいる学生もいます。

    We visitred the main campus of PSHS in Quezon city.

 8日(金)

 学校を訪問しました。互いの学校紹介ののち、キャンパスツアーをしていただきました。増築中の新しい校舎、大きな講堂やプール、校庭などがあり、すべて回るのに1時間以上かかりました。フィリピンは日本と同じくとても地震が多い国です。学校の教室や廊下のいたるところに、ヘルメットや防災道具が配置されていたのが、印象深かったです。

   In the morning, they guided us around the campus. 

 午後からは、9年生(中学3年生)の地球科学の授業に参加し、「東日本大震災とその後の復興について」発表を行いました。中学生には少々難しい内容でしたが、熱心に聞いてくれました。特に、福島の農産物については興味深く反応してくれました。続いて12年生(高校3年生)の英語の授業に参加しました。先生がとても情熱をもって授業をされており、もっと学びたい!という気持ちになりました。

   In the afternoon, we joined two classes, Earth science class and English class.  Teachers were so passionate and students seemed to enjoy studying.  We shared our stories about Fukushima and our culture. 

 

9日(土)

 PSHSの先生方、そしてバディーの生徒たちとマニラ市内校外学習に出かけました。

 「イントラムロス」と呼ばれる、スペイン統治時代に作られた旧城壁都市を訪問しました。その中にある世界遺産のサンアグスチン教会やサンチャゴ要塞跡、マニラ大聖堂、そしてフィリピンの国民的英雄「ホセ・リサール」の記念館などを見学しました。日本との歴史的なかかわりを感じることができました。

    PSHS kindly offred us the tour around Manila. We got around the Intramuros, which was the historic walled area.

 午後は国立美術博物館を見学しました。3つのテーマに分かれた博物館は、どれも無料で誰でも入ることができます。自然歴史博物館では、津波や地震についての展示があり、日本の震災についての記述もありました。

   After having lunch at Jollibee which is one of the most popular fastfood restaurants in the Philippines, we shopped at a big shopping mall.  Then we visited the national museum of natural history and learned a lot about creatures and nature there.

 

 たくさんの笑顔とおもてなしをいただき、生徒たちもたくさん学び、ひとまわり成長して帰ってきました。

 来年は、PSHSの皆さんにぜひ福島を訪問し、福島の良さを実感していただきたいです。

  We higly appreciate their kindness and hospitality. We enjoyed our visit very much.

  Thank you so much, PSHS!  We hope you come and visit us and Fukushima soon!!

 

令和6年度「安積高校SSH探究活動発表会・成果報告会」について

2024年10月28日 13時00分

令和7年2月7日(金)午後~8日(土)午前に、令和6年度「安積高校SSH探究活動発表会・成果報告会」 を開催いたします。こちらは参加校用のものになります。見学・視察などについて、また保護者の皆様への文書は後ほどアップロードしますので、しばらくお待ちください。

R6安積高校SSH探究活動発表会・成果報告会【外部1次・WEB】.pdf

【福島復興ワークショップ】福島第一原子力発電所見学

2024年9月20日 15時00分

 8月2日(金)に福島第一原子力発電所(イチエフ)見学会があり、19名の希望者が参加しました。これまで放射線や処理水に関する学習会を行いましたが、実際に水素爆発を起こした原子力建屋や5号機内の使用済み燃料プールを見学しました。

 見学台から道路1本隔てた先には、鉄骨が見える建屋やカバーが掛けられた建屋がそびえていました。しかし、見学者やスタッフの方々は放射線モニターが装着されたベストは着用しましたが、防護服の必要はなかったです。事故当初は爆発で破片が散乱していたであろう道路も除染、舗装され、普通のバスで移動できました。

 昨年度よりさらに見学できる場所が多くなったと思いました。燃料デブリの回収など、問題はまだありますが、少しずつですが、廃炉への道は進んでいます。

<生徒感想>

・今まで、テレビや本を通しての情報しかなかったので、実際に足を運ぶことで、よりイチエフの現状、これまでの努力が見えました。課題もとても多いと思います。そんな中で自分ができることは何か、考えました。

・今回の貴重な体験を身近な人に伝えたいと思った。

・質疑応答の中で、科学的な安全性より社会の人の理解の方が問題になることが多いと思いました。改めて教育が重要だと思いました。

・実際に見て想像以上にスケールの大きさを感じた。1号機のガレキを見て、作業の難しさを感じた。

・13年経った今でも事故の跡は残っており、復興に関わる企業が非常に多いことを知った。そのようなの仕事を知ると、まだまだ解決すべき問題があると感じられた。

 

※この活動は サントリー東北サンさんプロジェクト「シン・みらいチャレンジプログラム」の支援を受けています。

実験観察特別授業(2年SSアカデミーⅡ 物理)を行いました

2024年9月14日 09時20分

9月5日の2年生のSSアカデミーⅡの授業で,実験観察特別授業が行われました。
SSアカデミーⅡは,2・3年生のSSクラスの生徒が履修している学校設定科目で,理科・数学・情報・英語などの内容が盛り込まれた安積高校独自の授業です。
実験観察授業は,4校時連続で実施される授業で,じっくりと時間かけて実験観察をするというもので,1コマではできない内容の実験や観察を行うものです。

このうち物理選択者は,スマートカートを用いた力学実験に取り組みました。
スマートカートは,力・位置・速度・加速度センサーを内蔵した力学台車です。センサーで取得したデータはリアルタイムでタブレットに送信され,タブレットのアプリ上で直ちにグラフ化して表示できるというものです。

 今回の授業では,班ごとに自由に実験内容を決めることとし,4校時(装置の説明・実験準備),5校時(実験の検討と決定),6校時(データ取得と発表準備),7校時(発表),というタイムテーブルで実施しました。

 

 

 

 

 

  各班のテーマは次のとおりです。
①傾斜とばね定数
②動摩擦係数の測定
③単振り子の張力の測定
④鉛直ばね振り子の周期の測定
⑤スマートカートとレールの間の動摩擦係数の測定
⑥反発係数の測定
⑦円運動の間の張力の測定
⑧衝突実験
⑨単振り子の軌道上での張力の変化
⑩円錐振り子の加速度の測定
⑪運動量と力積の関係
⑫動摩擦係数の測定
⑬スマートカートによる斜面角度の測定
⑭単振り子の加速度の測定

各班でテーマを決め、力学スタンドやレール、ばね、糸などを組み合わせて自分で実験方法を考え、スマートカートで必要なデータを取得しました。そして「実験方法」、「グラフ概形」、「関連する物理の式やモデル」、「グラフから分かること・考察」、「グラフの形状の予想との差異」、「誤差やずれの発生理由の考察」などをパワーポイントにまとめ、他の班の前で堂々と発表しました。

どうしてそういうグラフが得られるかをちゃんと物理の式とモデルを用いて表現すること、センサーで得たグラフがどうしてそういう形になるかを説明すること、分かりやすくプレゼンすること・・・
どれもとても難しかったようで、苦労している生徒は多かったです。しかし、勉強になった、という感想も多かったです。

他の生徒から一番評価されて反響があったのが、8班の衝突の実験でした。動いているカートが静止しているカートにぶつかる場合、質量が同じで弾性衝突ならぶつかった側は静止するはずです。しかし、ゴムダンパーで衝突させる場合はぶつかった側のカートが少し動き続け、一方で磁石ダンパーの場合は完全に静止しました。
運動量の合計を見てみると、磁石の場合は磁力の位置エネルギーの変化が原因なのか運動量の減少がゴムダンパーの場合よりも大きく測定されました。興味深い現象です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4班の実験では、弾性力の変化をもとに周期を測定しました。分かりやすく結果をまとめることができ、誤差も少なく測定できました。

 

 

 

 

 

 

9班の実験では、単振り子の運動中の張力Sと接線方向の加速度a変化を式としてもとめ、S-aグラフがどのようになるかを測定し概形が理論式と合っていることを示しました。なかなか見ないグラフなので興味深いですね。

 

 

 

 

 

<生徒感想>
・今回初めて自分で実験から発表まで行った。まず実験方法が正しいか、考え方の前提が正しいか、正しく測定できたか、正しく計算できたか、確認することがたくさんあって、「研究」というものの奥深さを感じた。
・実験は少し時間がかかってしまったが、理論値との誤差は2%程だったのでうまく実験を行うことができたと思う。誤差の原因はスマートカートの傾きが鉛直方向からずれてしまったことが原因だと考えた。
・単振動の復元力と円運動の向心力を混同してしまって発表したので、間違った結論を導いてしまった。実験原理をしっかり考えることが大切だと思った。
・自分たちは測定を一度しか行えなかったため、信頼しにくい結果となってしまった。たくさん学ぶことがあった実験だったので、今後の研究に活かしたい。  
・8班の衝突の実験について
(生徒A)磁石とゴムでは磁石の方が弾性衝突に近くなったという結果に興味を持った。
(生徒B)磁石を使ったときに初速度を与えた方が完全に静止するのが予想に反していて驚きであった。
(生徒C)考察までしっかり行っていてすごいと思った。

<各生徒が他の班の発表をまとめたプリント>

【福島復興ワークショップ】六ヶ所村原子燃料サイクル施設見学

2024年9月2日 15時00分

 8月19日(月)に青森県六ヶ所村にある「原子燃料サイクル施設」を見学しました。こちらでは日本の原子力発電所で使用するウランの濃縮工場や、発電所から出た低レベル放射性廃棄物埋設センター、高レベル放射性廃棄物の中間貯蔵施設、使用済み燃料再処理工場(建設中)などがあります。まさに日本の原子力エネルギー「サイクル」の中心施設です。
 六ヶ所村は「エネルギーの村」として再生可能エネルギーにも取り組んでいて、私たちは広がる太陽光パネルや風車を眺めながら施設に入りました。

 まずはセンターで施設の概要の講義を受け、使用済燃料の再処理の仕方や安全管理について学びました。その後、実際の低レベル放射性廃棄物埋設センターや高レベル放射性廃棄物の中間貯蔵施設を見学しました。青森への日帰り弾丸見学会でしたが、生徒は日本唯一の原子燃料サイクル施設を直接見て、知識が深まったようでした。

<生徒感想>
・日本に一つしかない原子燃料サイクル施設を見学し、日本各地の原子力発電所からこ
こに集まってくる様々な、大量の廃棄物や使用済みの燃料を管理・処理する大変さを知り
ました。
・今回の見学で再処理の規模の大きさに驚いた。多くの会社が関わっていることもわか
った。建設済みの施設も新たに竜巻に対する防御施設をつくるなど、安全管理が徹底され
ていると思った。
・県外の見学会にはあまり参加する機会がなく、特に高レベル、低レベル放射線廃棄物
について学ぶ機会はあまりなかったので参考になりました。
・実際に見ることでガラス固化体のサイズ感や安全のための設備など、知識だけでは分
からなかったことが理解できた。
・1月にイチエフ(福島第一原子力発電所)を見学した際、これまでにはない衝撃を受けた。
座学では感じることができなかった事故の規模感を感じることができた。今回もメディア
で目にする六ヶ所村の一連の施設を自分の目で見てこれまで得た知識と現状を結びつける
ことができた。