SSHブログ

2021年5月の記事一覧

R3 全国SSH 安積高校代表選考会

 

5月26日(水)、毎年8月に行われる全国スーパーサイエンスハイスクール研究発表会に参加する、本校の代表選考会が行われました。エントリーは以下の8グループでした。

 

 

それぞれ、スクリーンに拡大投影されたポスターをもとに8分間の説明をして、その後5分程度の質疑応答を受けました。

質疑は生徒だけでなく先生方からも出されましたが、さすがに3年生だけあってどのグループも戸惑うことなく質問に答えていました。事前の練習が不十分なのか、8分の発表時間を十分に活かせないグループがあったのが残念です。

また、会場の2年生、3年生から活発な質問が寄せられましたが、新1年生からも質問がたくさん出され、今後の校内での発表会が楽しみになりました。

 

生徒の投票終了後、先生方による審査点も加えた結果、「衝突防止パラグライダーの開発」が学校代表に決定しました。代表の本大会での健闘を期待したいところです。

なお、次点は「ナッツによるチーズの開発」でした。

 

 

研究発表評価ルーブリック

 

下に示すように5月26日(水)に、毎年8月に行われる全国SSH研究発表会で発表する、本校代表の選考会を行います。

すでに3年生8グループがエントリーを予定しています。多くの生徒の見学を期待しています。

 

この選考会では、発表者の評価を、以下のルーブリック表を用いて評価することとしています。

研究の視点・目的、研究の深化度、発表技術・能力について、それぞれ4段階で評価し、数値が大きいほど高評価となります。

参考のために公開しますので、今後研究や発表を行う上での参考にしてください。

課題研究に取り組む生徒の皆さんが、より高い視点でより深い内容をしっかりした技術に基づいて、発表してくれることを期待しています。

 

フランス放射線防護高校生WEB会議参加・SSHドイツ・フランス海外交流説明会

 

5月20日(木)本校3年生が、フランスの高校生放射線防護WEB会議で発表を行いました。

これに合わせて、今年度の本校の海外交流について、担当教員による説明会を実施しました。

 

参加は2年7組を中心とする2年生、および次年度SSクラスへの参加を希望する新1年生、あわせて50名ほど。

時差の関係でWEB会議は19:00の開会のため、17:00から1時間半ほど、海外交流説明会を実施しました。

 

教頭先生の開会挨拶ののち、ドイツ研修、フランス研修を担当する先生方より今年度の計画について説明とQ&A。

その後、昨年度海外交流参加してきた生徒たちから、活動の紹介および作成したプレゼンの発表がありました。

 

そして、これまでフランスとの交流で通訳をお願いしてきたフィクサーの斎木茜さんから、震災後の福島を海外に発信することについてお話をいただきました。

 

 

休憩ののち、フランスとのWEB会議が開会。

 

開会のご挨拶の後、早速安積高校の3年生が「The Past and the Future of Fukushima」のタイトルで10分ほどのプレゼンテーションと5分ほどの質疑応答を行いました。

 

例年は3日間で約20校ほどの発表が行われる大規模な国際会議ですが、コロナ感染症防止の現状から今年はWEB開催となり、参加はモルドバの1校とフランスの2校、本校と合わせて4校のみの発表というちょっと寂しいものでした。

終了時間が遅くなることから、本校では19:00からのWEB会議の見学は任意参加としていましたが、ほとんどの生徒たちが20:00過ぎまで会場に残り、海外とやりとりする先輩の姿を直に見学していました。

 

海外交流参加生徒の募集は近々始まりますが、係では多くの生徒たちの参加を期待しています。

SSHクラス SSアカデミーⅡ 「統計学と検定」の講義~第二回~が行われました

5/20(木)6、7校時目、SSHクラス2-7で、SSアカデミーⅡ「統計学と検定」の第二回の講義が行われました。講師は福島大学の大橋弘範准教授です。

連続講義の最終回である今回は、標本集団、「検定」の意味、キーワード「①仮説検定、②帰無仮説、③対立仮説、④信頼水準」について学びました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大橋先生自身、「本来大学で半年かけて学ぶもの」とおっしゃっていたとおり、高校で学ぶ範囲を超えた難易度の高い凝縮された講義でした。生徒たちはくらいついていましたが、検定の初歩的概念や数学の有用性などは身をもって学べたのではと思います。

ひとまず、実際のデータ分析において、学んだことを活かしてみてください!

2学年探究Ⅱ 岡本尚也先生講演

5月12日(水)2年生の探究Ⅱにおいて、 探究の時間に使用している『課題研究メソッド』 の著者で一般社団法人glocal-academy 理事長の岡 本尚也先生をお招きし、「社会の変化と課題研究 ~探究活動の意義とその方法~」 という演題で講演を行っていただきました。

課題研究のテーマ設定についての考え方など、 生徒たちがこれから課題研究を進めていくうえで参考になる内容だ ったと思います。

経験談を交えながら生徒たちに質問する形式での講演で、岡本先生は生徒たちに答えさせた後、さらに、「なぜそう思うのか」突っ込んで質問することで、「問い」から「新たな問い」に発展させる手法を示してくださいました。生徒たちはスピード感のある掘り下げに引き込まれ、真剣に参加できていたように思います。