SSHブログ

SSH活動日誌

SSH生徒研究発表会の開催について

 本校は本年度文部科学省から「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」につきまして13年ぶり2期目の指定を受け、「新しい社会を拓く創造性とレジリエンスを身につけた科学技術系リーダーの育成」を目標に、様々な取組を行っております。その活動の一環として生徒研究発表会を下記のとおり開催いたします。

1 日時  令和2年3月18日(水) 9:40~12:10

2 会場  福島県立安積高等学校 第1体育館

3 内容  SS探究Ⅰポスター発表、自然科学系部活動発表、SSアカデミーⅠ英語プレゼンテーション、他

 

詳細につきましては、案内文書および開催要項をご覧ください。

生徒研究発表会 案内文書.pdf

SSH生徒研究発表会開催要項.pdf

生徒研究発表会 参加申込書.docx

SS探究Ⅰ「ディベート研修」

12月3日(火)に1年生全員を対象に「ディベート研修」を行いました。講師に東京大学英語ディベート部から福山和甫氏、張奕沖氏の2名を招き、パ-ラメンタリ-ディベートの手法についてご指導いただきました。特に、反論するときの要点として、相手の主張のチェインを切ることが重要であることを学びました。講話の後で、短時間ではありましたが、実践演習も行いました。

12月10日(火)には、前週の研修を受けて、各クラスで、肯定側、否定側、ジャッジ班に分かれ実際にディベートを行いました。全員が真剣に取り組んでおり、白熱した議論が繰り広げられる場面も見受けられました。

<生徒の感想から>

・問題に対して客観的に考えることはとても難しいと感じた。また、自分と逆の意見を受け入れることも大事ではないのかと思った。多面的な考え方を身に付けたい。
・ディベート大会を行ってみると、肯定側にも否定側にもちゃんとした意見があってジャッジすることが難しかった。

「SS探究Ⅰ」レポート・プレゼン研修

11月16日(土)に東北大学生命科学研究科准教授の酒井聡樹先生を講師に迎えて、レポート・プレゼン研修を行いました。主に「研究とは何か」「研究の方法について」「わかりやすいスライド・ポスターをつくるための工夫」これらの3点についてご指導いただきました。具体的な例を元に、大変わかりやすくご指導いただきました。3月の発表に向けて大いに参考になる内容でした。

 

<生徒の感想から>

・今日の講演会では、研究とは何か、また、プレゼンテーションをする時のポイントについて学びました。研究とは、明確であることを確かめたり、ただ興味のあることを調べるだけでは意味がなく、まだ未解決のことを、たとえ失敗したとしても、何か意義を持って解決しようとすることが研究なのだと知りました。これからは、このことを常に心に留めて探究活動を行っていきたいと思います。また、2月の活動の発表においてプレゼンテーションする時に、スライドの作り方に注意しながら、今日学んだことを生かしていきたいです。
・研究とは何かについての詳しい説明を聞いて、自分達が行っている事は、本当に探究活動になっているか疑問に思い、見直してみようと思った。他者が興味を持ったものを発表しないと意味がないと聞いて納得した。他者が興味を持った発表には、研究の内容だけでなく、文章の書き方やポスターの書き方、色を適切に使うなど、様々な重要な点があわさってできるものだとわかった。だからこそ、自分達の発表も他者が興味をもってもらえるように、より工夫して臨みたいと思う。

放射線計測実験を実施しました

11月2日(土)に多田順一郎先生(放射線安全フォーラム)をお迎えして,放射線の計測実験を行いました。参加者は1年生5名,2年生3名の8名。ガイガーカウンターを使って生徒自ら計測し,放射線の基礎的性質を体験的に学びました。

 

 

 

 

 

 

まずはじめに多田先生から,30分ほど放射線について講義を受けました。その後早速実験開始。計測器はSafecastからお借りしたガイガーカウンター,線源は原子力安全協会からお借りしました。

 

 

 

 

 

 

まずは距離による減衰。カウントと線源からの距離をグラフにして曲線が現れましたが,縦軸にカウント,横軸に(距離)^−2を取ると今度は直線が現れ,カウントが距離の二乗に反比例することがわかります。2年生は同じデータを両対数のグラフにプロットして傾きがほぼ-1/2であることを確認しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

午後は銅板による放射線の遮蔽を実験的に確認。
厚さ2ミリの銅板を1枚ずつガイガーカウンターに貼り付けて繰り返し計測します。8枚ほど貼り付けてグラフを描き,カウントが半減する銅板の厚さを求めました。結果は,銅板の減弱係数から算出した11mmにほぼ一致しました。

 

 

 

 

 

 

多田先生のご指導により,生徒たちは減衰や遮蔽という放射線の性質を体験的に学び,実感することができ,数学で学ぶ対数関数の便利さも感じ取ることができました。

科学の甲子園福島県大会に出場しました

11月10日、科学の甲子園福島県大会に28名の生徒(4チーム)が参加しました。メンバーは科学系部活動だけではなく文系の生徒も参加し、この日に向けて準備と勉強をしてきました。

午前が物化生地情報数学の筆記試験、午後がクリップモーターカーレースと糖の同定実験でした。
惜しくも安積高校のチームの入賞はなりませんでしたが、チームごとに協力しあって一生懸命実験し、問題を解いていました。一年生はここまで引っ張ってくれた二年生の悔しい想いを引き継ぎ、一年後ぜひリベンジして下さい。

レベルの高い福島県大会を勝ち抜けるように、期待しています!!