SSH活動日誌
1年生SSHクラスと2年生SSHクラスの交流会を実施しました
12月9日、本校にて1年生SSHクラスと2年生SSHクラスの交流会を実施しました。
2年生からは現在やっている研究の紹介、研究の進め方、部活との両立の仕方などのアドバイスがありました。有志で集まったにも関わらず20名を超える生徒が参加してくれました。
1年生は熱心な先輩たちの話に聞き入りました。伝統を引き継ぎ、来年からのSSH活動に一層積極的に参加していってください。
福島県高校生徒理科研究発表大会2023に参加 受賞
生物部・化学部・物理部・地学部・二年生SSクラス生徒が生徒理科研究発表会に参加しました。
県南大会は10月7日(土)岩瀬農業高校、県大会は11月18日(土),19日(日)日大東北高校にて開かれました。
本校からは合計15班が出場し、それぞれが日頃の研究の成果を発表しました。県大会にて多くの表彰を受けました。
物理部
・スマホの画面を守るために(物理部門最優秀賞、県1位相当、来年度全国総文参加)
・絶対零度の測定実験の検討(同優秀賞、県2位)
・マグナス式風力発電機の研究(同優良賞、県4位)
・衝突防止パラグライダーの開発Ⅲ(同優良賞、県5位)
生物部
・植物ホルモンを用いた水耕栽培による甘草の発根実験(生物部門優良賞、県4位)
・麹菌「カビA」の活用~食べ残しからバイオエタノール~(同優良賞、県5位)
・麹菌「カビA」の活用~食べ残しからバイオエタノール~(ポスター部門、県5位)
化学部
・バイオ燃料電池に用いる酵母の固定化(化学部門優良賞、県5位)
を受賞しました。
他校の生徒とも研究を通して交流し、実りある研究発表会となりました。
受賞した諸君はおめでとう!
一年生は来年ぜひよりよい成果を残してください!
【生物部/SSクラス】 令和5年度 県南生徒理科研究発表会[[生物部門/ポスター部門]に参加しました
10月7日(土)岩瀬農業高校で行われた県南理科研究発表会の生物部門とポスター部門に、生物部やSSクラスで生物分野の探究活動をしている生徒16名が参加しました。県南大会は県大会へ向けての中間発表会に位置づけされています。生徒は今までの研究成果だけでなく、これからの実験計画についても発表しました。また、他校生や顧問の質問にも冷静に回答していました。今回の発表を反省材料とし、県大会までにさらに実験を積み重ね、発表を練習して県大会に臨みます。
[テーマ]
・「朝河桜」から単離した天然酵母の製パン適性
・麹菌「カビA」の活用~食べ残しからバイオエタノール~
・植物ホルモンを用いた水耕栽培によるカンゾウの発根実験
午後は東北大学大学院生命科学研究科准教授 Jamie M.Kass 先生から「生物多様性の測定と予測」について講演を聴きました。先生は生物分布を予測するシミュレーションソフトを開発しています。そのソフトを利用すれば、気候変動による生物分布の変化や、測定していない地域に特定の生物が存在する可能性を予測できます。実際のデータを元に将来と未知の場所の生物の予測ができることは大変興味深かったです。生物分野の講演会だったので、生徒は特に関心が髙久、熱心に質問していました。最後に代表として本校生物部部長がお礼の言葉を述べました。
SSH国内課題先進地域研修Ⅱ~茗溪学園中学校高等学校訪問・交流~
9月26日(木)に1年次のSSクラス希望者が、茗溪学園中学校高等学校(つくば市)を訪問しました。
茗溪学園では、中学アカデミアクラスという「真に理解した学びを実現できるカリキュラムとプログラム」を展開するなど、先進的な教育活動を行っています。そこで本校生が、具体的な実践の様子を直接体験したり、教員同士が情報交換、交流したりしました。
生徒達は、中学2年生の国語または3年生の数学の授業を茗溪生と一緒に受けました。
国語の授業では、これから古典を学ぶ立場として「なぜ古典を学ばなければいけないのか」という教員の問いに対し、生徒達が仮説を立て、検証する流れの1コマでした。探究活動を国語の授業で実践しています。茗溪生は「既に古典を学習している」安積高校生にインタビューし、自分達の仮説が正しいのか、それとも他の考えがあるのか、検証していました。
数学は関数でした。しかし、テキストが工夫されていて、この考え方が身につけば、中学の関数だけでなく高校で学習する2次関数も解けるような、一般化を意識した内容でした。高校1年生で2次関数は学習しますが、教科書とは違った解き方が新鮮だったようです。
どちらの授業も、茗溪生が積極的に教員に質問したり、生徒同士で話し合っている様子に、安高生は大いに刺激を受けていたようです。
午後は『44回生 個人課題研究中間発表会』を見学しました。これは茗溪の高校生が取り組む課題研究の中間発表会です。生徒達は茗溪生と一緒に発表を聞き。質問したりしました。
休憩の後、発表した2年生の代表が控室を訪れ、交流会が行われました。SSクラスの生徒は2年次から本格的に探究活動に取り組みます。茗溪の先輩達から、探究活動への取り組み方や問題の解決の仕方について、経験談を語ってもらいました。交流の輪は「安高あるある」「茗溪あるある」から始まり、和気あいあいと進みました。
【生徒感想】
・授業中の質問等、生徒の自主性を見習うべきだと思った。
まだ自分たちが高校で学習できていない単元を中学3年生の時点で学習していることに驚き、負けないような努力をしなければならないと思った。
・抽象的な議論に関しては安高より高いレベルで行っていると感じた。
・一緒に授業を受けた中学生が、みんな積極的に話し合ったり質問したりしていてすごいなと思いました。授業中でも、分からないところを先生に遠慮せず聞いていたので、そのような授業の雰囲気が素敵だなと思いました。
・茗渓学園の授業や探究活動から、思考力が重要であることを改めて感じたので、日常の小さなことでも疑問を持って生活するようにしたい。
・バスの中でや交流活動での同じ安高生や茗溪の生徒との交流で人と関係を築くことの楽しさ、難しさを再確認できた。コミュニケーション能力を高めていこうと思う。
・中高一貫ということもあって、安高とは違う雰囲気でいい刺激になった。特に積極性のある生徒が多く、見習いたいと思った。また、今回学んだことをSSクラス希望者以外の生徒にも伝えていきたいと思った。
【SS探究Ⅱ(2年生)】お願いします先輩方!~2期シニアサポーター合流~
9月21日(木)の2年生普通科の探究活動に、令和5年度募集のシニアサポータ-が合流してくださいました。
安積高校では、昨年度から「安積高校SSHシニアサポートネットワーク」として、学校の教育活動を支援していただけるOB・OGを募っています。今年度は新たに8名の方が登録してくださいました。継続してくださっている方々を含め、22名のシニアサポーターが2年生の探究活動を中心に、生徒の活動を支援してくださいます。
新たなサポーターの方々は、シニアサポーターとして委嘱された後、探究担当の教員や継続のサポーターと合流し、打ち合わせの後、それぞれのゼミに向かっていかれました。
サポーターを待ち受けていた生徒たちは、仮説設定発表会を元に練り直したテーマや手法を新しいサポーターの方々にプレゼンしたり、サポーターからの新たな知見やアドバイスを受け、探究活動をより深く進めていました。
サポーターのご指導をもとに、生徒達は来年2月に校内中間発表会、そして5月には生徒研究発表会で成果を発表する予定です。
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