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2023年12月の記事一覧

令和5年度クリスマスコンサートを実施しました

 12月26日(火)に、安積高校、安積黎明高校、郡山高校、須賀川桐陽高校、白河高校の吹奏楽部によるクリスマスコンサートが、けんしん郡山文化センター(郡山市民文化センター)で実施されました。

 各校とも、アンサンブル作品を披露し、最後に1年生、2年生が学年ごとに合同演奏を行いました。多数の来場者から大きな拍手を受けていました。

 

 

第42回福島県活動優秀校公演に参加しました

 本校合唱部と弦楽合奏部が、12月17日(日)にけんしん郡山文化センター(郡山市民文化センター)で実施されました、第42回福島県高等学校総合文化祭活動優秀校公演(テーマ;響け!舞え!えがお咲かせろ!福島で)に出演しました。

 第3ステージは、平成23年に本県で実施された全国高等学校総合文化祭「ふくしま総文」をきっかけに、年に1度「たなばたコンサート」を実施し、学校間の垣根を超えた質の高い演奏活動を行っている「郡山市高等学校合唱連盟」(安積高校、安積黎明高校、郡山高校、郡山女子大学附属高校、郡山東高校、日本大学東北高校)と「郡山市高等学校管弦楽団」(安積高校、安積黎明高校、郡山商業高校、日本大学東北高校)による演奏会でした。

 演奏曲目は、令和2年のたなばたコンサートのために濱崎晋氏に作曲を委嘱した作品でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響で演奏機会が持てず、ようやく今年の7月に全曲初演を迎えることができた曲です。

 大人数の合唱とオーケストラによる繊細かつ力強い演奏を披露することができました。

 〇混声合唱と管弦楽のための組曲「せいめいはじつざいしない」より

  Ⅳ 波の神、海のきらめきの神が歌った歌

  Ⅴ せいめいはじつざいしない

   作詩;及川俊哉、作曲;濱崎晋

 また、その後に行われた閉会式では、ふくしま総文のために生徒が作曲し、濱崎晋氏が合唱、管弦楽に編曲したテーマソング「思うがままに」を演奏し、感動的なエンディングとなりました。

 

 

タイ研修に行ってきました!

12月13日(水)~17日(日)までの5日間、本校2年生の3人が、あさか開成高校の生徒3人と、タイへ研修に行って参りました。

主な研修内容は以下の3点です。

 

①本校が共同で研究を行っているKVIS校(Kamnoetvidya Science Academy)の生徒との交流を行いました。

普段はオンラインで共同研究を行っていた生徒たちですが、実際に顔を合わせてお互いの学校のことを話し合うなどして、親睦を深めることができました。

また、同じ敷地内にある研究施設なども見学させていただくことができました。

   

 

②震災や復興について伝える「語り部事業」の一環として、JETROバンコク事務所とJICAタイ事務所にて、震災や復興について伝える活動を行いました。

他の人へ伝えるために、多くのことを調べて吸収し、改めて震災について考えるきっかけとなりました。

   

 

③海外の方から見た福島県の魅力について知るため、福島県の食べ物や観光スポットについて、気に入ったものを選んでもらう現地調査を行いました。(船の上でも行いました!)

この取り組みで福島県の魅力を再発見し、福島県の産業や観光のさらなる発展への手がかりを見つけたようでした。

   

 

この研修では、海外の方も含めた多くの方の考えや価値観について触れることができ、非常に充実した研修となったようでした。

訪問させていただきました、KVIS、JETROバンコク事務所、JICAタイ事務所、ならびに訪問先への調整を行っていただきました郡山市役所、あさか開成高校の皆様に、この場をお借りして御礼申し上げます。

誠にありがとうございました。

冬季休業前全校集会を実施しました

 12月15日に冬季休業前となる全校集会が体育館で行われました。

 冒頭に校長先生から、まもなく共通テストを受験する3年生に激励の言葉があり、つづいて、イスラエルとハマスの話題となりました。歴史的背景に触れながら、我々はその時々で様々な選択をしなければならないが、1つの選択のミスがこのように100年後にまで禍根を残すこともある。よく学び、よく考えて、より良い選択をできる人間になってほしい、とお話しされました。

 その後、教務主任と生徒指導主事からそれぞれ話がありました。 

令和5年度第4回賞状伝達式

12月15日の全校集会にさきがけて、第4回となる賞状伝達式が行われました。受賞者がとても多かったことから、一度ではステージに登壇しきれず、2回に分けて登壇しました。

 

受賞者紹介

【水泳部】
福島県高等学校新人体育大会水泳競技 女子100m 平泳ぎ 第2位、女子200m 平泳ぎ 第3位 、女子200m 個人メドレー 第2位 、女子50m 自由形 第3位 

第31回東北高等学校新人水泳競技大会 女子200m 個人メドレー 第6位 

【陸上部】
福島県高等学校新人体育大会陸上競技
女子走高跳 第3位 

【ラグビー部】
U18 優秀選手東北ブロック 優秀選手

【ハンドボール部】
福島県高等学校新人体育大会ハンドボール競技男子 第2位、女子 第3位

【バドミントン部】
福島県高等学校新人体育大会バドミントン競技 女子 第3位

【剣道部】
第8回東北大学学友会剣道部招待試合
男子 第3位

【文芸部】
第21回福島県高等学校文芸コンクール
散文部門 最優秀賞、優良賞
短歌部門 優良賞

【写真部】
第42回福島県高等学校総合文化祭写真部門
最優秀賞「私の心と心の臓」「歓喜」
優秀賞 「願い」「あんちゃんはやくあそぼ」

【将棋部】
第32回全国高等学校将棋新人大会福島県大会 個人戦 第4位

【合唱部】
第77回福島県合唱コンクール
混声の部 金賞ならびに高野賞
男声の部 銅賞

第75回全日本合唱コンクール東北支部大会
高等学校部門 金賞

第40回福島県声楽アンサンブルコンテスト
金賞

【物理部】
福島県生徒理科研究発表会
最優秀賞 「スマホの画面を守るために」
優秀賞 「絶対零度の測定実験の検討」
優良賞 「マグナス式風力発電機の研究」、「衝突防止パラグライダーの開発III」

【化学部】
福島県生徒理科研究発表会
優良賞 「バイオ燃料電池に用いる酵母の固定化」

【イングリッシュ同好会】
第 8 回福島県高校生英語ディベート大会 個人の部 優勝、第2位、第3位
学校対抗 優勝 安積高校A
第2位 安積高校B

【軽音同好会】
第3回全国高校軽音楽部大会「we are SNEAKER AGES」

第5回東北地区グランプリ大会 グランプリ賞ならびにヤマハ賞

【ガールズロケットリーチャレンジ】
第 43 回モデルロケット全国大会 ロッキード マーティン賞

さいたま市立大宮北高等学校+台北市立松山高級中学との交流

12月18日(日)埼玉県から大宮北高校生16名、台湾から松山高級中学校生9名が来校し、本校にて交流活動を行いました。

初めに、各校が日本語と英語で学校紹介を行いました。

 

その後、Global Design Laboratoryと題し、「災害からの復興」をテーマに災害が起きてから5年後を想定し、どのようなことができるか、どのように街を再建していくかについて、グループごとに議論し発表しました。

 

災害が起きた場合、短時間で何をすべきか考え行動しなくてはなりません。今回は45分という限られた時間で議論をまとめるというタスクを、日本語と英語を駆使し協力して成し遂げていました。

とても寒い日で外は雪模様でしたが、台湾の生徒さんたちは始めての雪に興奮していました。

来年は台湾への修学旅行が予定されています。またお会いできることを楽しみにしています!

坪倉先生と学ぶ医療深堀ゼミ

12月11日(月)坪倉先生と学ぶ医療深堀ゼミが行われました。今年度第4タームは「医師の偏在」がテーマとなりました。1回目である今回は、坪倉先生からの講義を受けました。初めに、医師になる道筋として、医学部卒業から初期研修、専門研修を経て専門医となる過程について説明を受けました。初期研修の段階で希望地を選択できることにより生じる研修医の偏在や、専門科を決定することによって生じる医師の偏在など、課題と背景について解説されました。医師数に関しては、提供する医師側の視点だけではなく、需要者側である患者の視点からも問題を捉える必要があることにも触れられ、学ぶことの多い講義となりました。

次回は生徒が班に分かれ、[海外の専門医の種類、医師数の制限、待遇の差]、[職種の分業]、[初期研修に見える偏在]、[東北地区医学部新設の議論]の4つのテーマで発表を行う予定です。

ポルトガル交流最終日(伝承館を訪れました)

 12月1日(金)に、モイメンタ・ダ・ベイラ(ポルトガル)と安積高校の生徒が、郡山高校生徒と合流しバスで原子力災害・伝承館を訪れました。

 まず、一行は、震災遺構である浪江町立請戸小学校を見学しました。

 請戸小学校は海岸から300mのところに位置しています。東日本大震災当時、2年生から6年生までの児童82人と教職員が学校にいましたが1.6Km先の大平山に避難したため、その後の津波による死者が127名、行方不明者27人であった請戸地区にあって、教員児童1人も犠牲者を出さなかったそうです。

 その後、東日本大震災・原子力災害伝承館を訪れ、館内で原子力災害に関する動画を見たのちに展示品を見学し、伝承館のガイドさんとともにバスに乗って、震災の爪痕や、復興拠点として昨年の8月に避難指示が解除され、いままさに復興が始まったばかりの双葉町の街並み、そして除染で出た除去土壌の仮置き場などを見学しました。

 最後に伝承館に戻り、研修室で3校の生徒が入りまじった4つのグループにより、ここまでの感想を述べあったほか、安積高校の生徒が除去土壌の再生利用についての課題をプレゼンテーションし、よりよい未来を選び取るためにどのような行動をしていく必要があるのかについて、英語でディスカッションしました。

ポルトガルの生徒の発言がとても積極的であったため、安積の生徒も郡山の生徒も、とても活発な議論となり有意義な時間となりました。

モイメンタの皆さんが持ってきたリボンを、参加者全員でお互いの手首に結び合い、友情の証としました。

 

【参加生徒の感想より】

R;今回の交流を通して、国や文化が違うことは壁にはならないと感じました。外国人だからといって日本人と考え方が大きく変わっているわけではなく、似ている部分もあったからです。もしかしたら、外国人は日本人と大きく考え方が違うという先入観があったかもしれないと気付きました。たしかに言語の壁はあります。しかし、それは勉強したり翻訳機を使えば解決できるので、全てにおいて大きな壁はないと思いました。
 だからこそ、今後の未来が持つ可能性に気付くことができました。これからも勉強して、もっと福島のことを伝えられるようにしていきたいです。   Obrigado!

A;今回のOECDの活動を通して、また新たな側面から福島を考えました。私がファシリテーターとしてディスカッションしたグループでは、除染土の風評被害はなぜおこったのか、その風評被害について私たちは今後どのようなアクションを起こすべきかを話し合いました。その中で、この風評被害は除染土を「汚染土」という側面のみ切り取り、安全性が伝わっていないことが原因で起こっているのではないかという推測がされ、除染土の安全性を知っている私たちが、ポルトガル、日本両国から福島の安全性、魅力を発信していくこと、また、「正しい」放射線教育を小さいうちからしていくことなどがあげられました。
 今回の活動を通して“infinity”の壁をつくらない取り組みを体感することができました。今回の体験をより実用化するために、今回のディスカッションをより有益にするために、自分から行動を起こし、創造した“New FUKISHIMA”を実現させていきたいです。