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2024年3月の記事一覧

令和5年度離任式について

 3月29日9:00よりこの年度末をもって安積高校を退職、離任される先生方をお送りする離任式が行われました。

 今年度で離退任される12名の教職員のうち、8名の先生が登壇され、校長先生から紹介があったのち、お一人ずつお別れのあいさつをいただきました。

 そのうち、時間講師の先生からは、サーカスの象はなぜ逃げないのか?という逸話とともに、思い込みによって知らず知らずに自らの可能性を閉ざしてしまってはいないか?という問いかけがありました。

 また、退職される校長先生からは、教員になりたての頃に実際に出会った保護者のお話やアインシュタインの「蒸気よりも電気よりも、原子力よりも何より強い動力となるのは人間の意志である」という言葉などとともに、人との出会いや人の意志の大切さについて熱いメッセージをいただきました。

最後に、生徒から花束が贈られ、転出される副校長先生からお礼の言葉がありました。

 

坪倉先生と学ぶ医療深堀ゼミ

3月27日(水)今年度最後となる医療ゼミが行われました。今回は第4ターム3回目、生徒によるプレゼン2回目となりました。1班からは[専門医の種類と数]について発表が行われ、専門医の種類や配置について欧米諸国との比較が紹介されました。2班からは[NP(Nurse Practitioner)と救命救急士]について発表があり、NPに関する日本政府と医師会の立場の違いや救命救急士法改正の動きから見える社会ニーズの変化などが取り上げられました。3班からは[地域枠]に関し、大学入学における「地域枠」導入の歴史から現状までの成果と課題について発表が行われました。4班からは[東北医科薬科大学創設]について、設立要望への反対意見やそれに対する制度設計など医学部増設における諸問題を扱った発表となりました。各班とも、まとまりのある、わかりやすいプレゼンとなっており、様々な視点から医師偏在の課題について考える好機となりました。社会全体で合意できる場所に問題は起こらず、問題が発生するのは利益が相反する場合であることを様々な例を用いながら解説していただき、今回も締めくくりに医療において患者の視点を忘れない重要性について改めて助言をいただきました。今年度も、各回とも学びの多いゼミとなりました。

なお、今回で2年次生のゼミ参加が最後となり、ゼミ終了後は坪倉先生と写真撮影となりました。次年度は受験生として、それぞれ希望する進路が実現できるよう期待したいと思います。

 

第16回弦楽合奏部定期演奏会について

3月26日17:30よりけんしん郡山文化センター中ホールにて定期演奏会を実施しました。

 グリーグ作曲の「ホルベアの時代から」前奏曲や、ポピュラー作品など生徒による編曲も含め全11曲を演奏し、ストリングアンサンブルの魅力を楽しんでいただきました。

 特に第2部では、吹奏楽部の皆さんも賛助で参加してフルオーケストラを編成し、歌劇「カルメン」の第1幕への前奏曲や、ハチャトゥリアンの「仮面舞踏会」のワルツなども演奏し、色彩的な大編成の演奏をお楽しみいただくことができました。

 

東京大学見学会

3月16日(土)、昨年に続き東京大学見学会が実施され1年生28名、2年生7名合計35名の生徒が参加しました。午前の部では、東大教養学部の宇野健司先生によるディスカッション中心の授業が行われました。先生からの課題に対し、問題点の分析、意見交換、全体での共有を図った後解決策を模索していくスタイルで、将来社会で求められる問題発見からその解決に近づく方法を実践する授業を体験することができました。二項対立、場合分け、PREP法など随所で先生からディスカッションにおける技術的な助言をいただき、参加した生徒たちも積極的に意見を交わし、自分の考えの表現方法や語彙力の必要性など多くを学ぶ好機となりました。午後の部では、安積高校132期土生一心さん、王佳惠さん、135期栁沼大輝さん、熊田優哉さんの4名のOBOGに加え、宇野先生のゼミに参加している現役東大生3名をパネリストとしたディスカッションが行われ、高校生からの様々な質問に丁寧に答えながら、すぐにでも実践できる学習方法などアドバイスをいただくことができました。その後5人1組の班に分かれ、グループごとに懇談を行ったのちパネリストの東大生によるキャンパス見学が行われ、その際にも高校生からの質問に親身に対応していただきました。以下は当日参加した生徒の言葉です。

 

・「東大は中高一貫校からのような進学校じゃないと入れないような大学だと思っていたけれど安積高校からも東大に合格した先輩はたくさんいるので決して不可能ではないとわかった。大学生活はとても充実していることを実際の東大生の方々から聞くことができてとてもよかった。(2年)」

・「2年生のこの時期に行くことができてよかった。宇野先生の講義は学校の授業とは全く違って非常に刺激的で東大生の話も興味深く聞くことができた。志望大学への思いが一段と強くなった一日だった。(2年)」

・「本物の東大生と交流することで、勉強の仕方や内容について考え直すことができた。モチベーションもすごく高まったので、今日から継続することを意識したい。(1年)」 

・「東大生とふれあうことで東大を身近に感じることができた。努力を積み重ね、合格をつかみ取った後に「良い設備で良い仲間と高めあえ続けられる」ということに関して一番質がよいのは東大なんだなと思った。(1年)」

・「先輩方は自分の可能性を信じて最後まで東大に入るという意志を貫いたから合格できたということを本人たちから聞いて天才だからではないということがわかり、自分も目指してみようと思える勇気をもらえた。後は実行に移すだけだと思った。(1年)」

・「東大へ行きたいと思いました。先輩たちはコツコツやっていたそうなので僕もやります。後悔しないようにします。(1年)」 

・「今回の東大見学会を通して自分が難関大に合格するするために何をすべきなのか、何を変えればいいのか考えられたので実践し、継続していきたいと思う。努力を極めた人間になります。(1年)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

合格体験記LIVE

3月19日(火)放課後、今年度東京大学と京都大学に合格を果たした卒業生を迎え、その体験談を後輩に伝える機会として「合格体験記LIVE」が実施されました。文系と理系に分かれ、2年次生で難関大学を志望する生徒を対象として、まずは卒業生から合格体験談をいただき、その後質疑応答となりました。志望校設定の理由や受験勉強の実際、学習スケジュールや受験当日の様子など、まだ記憶に新しい体験談に、2年生もメモを取りながら真剣に耳を傾けていました。学習面での工夫など質問も数多く出され、今後実践に生かすことのできる貴重な情報を得る機会となりました。