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今日の安積高校

教員の勉強会(令和6年度第2回職員協議会)について

 4月3日(水)に引き続き4月5日(金)も、9:00〜12:00の日程で、本校の教員が「今後の安積高の学びのありかた」について協議しました。

 第2回となる今回は、京都大学大学院の松下佳代教授をお招きして、第1回の課題でもあった「対話型論証」の実際について、3時間たっぷりのワークショップを行いました。

 もともと対話型論証については、予測困難な時代、どんどん多く・高くなる学校への要求に対し、カリキュラムオーバーロードともいわれる昨今の寿司詰め状態の学校の現状があり、そのような中、「学校で身につけてほしいこと」を抽象化し一つに絞るとすれば・・・という発想から生まれているそうです。

 「対話型論証」の力 =「ある問題に対して、他者と対話しながら、根拠をもって主張を組み立て、結論を導く活動」と定義され、その具体の方法について講義を受けるとともに、実際に先生方が結論を導く活動を体験しました。

 先生方も皆、熱心に参加してため、あっという間に3時間が過ぎてしまいました。講義が終わっても松下先生の新幹線の時間ぎりぎりまで質問をしたりしていました。

 今年度、松下先生には、本校のSSHの運営指導委員もお願いしており、早い時期に、直接生徒に今回のお話を体験させる機会を作りたいと考えています。

 

教員の勉強会(令和6年度第1回職員協議会)について

令和6年4月3日(水)9:00〜12:00の日程で、本校の教員が「今後の安積高の学びのありかた」について協議しました。

 昨年度に文部科学省へ申請していましたスーパーサイエンスハイスクール事業(SSH)の3期の企画が承認され、令和6年度から新しい計画に基づいて、再スタートすることとなりました。

 1期、2期までの取り組みを総括し、全校生が探究活動で得た知見を論文の形に仕上げることができたことなど、成果が示された上で、その論文におけるロジックが破綻しているものも少なくなく、いかにして質を上げていくべきかなどといった課題を共有しました。

 そこで、探究活動や各教科科目の学習で対話型論証の技法を活用しながら、より論理性の高い探究活動を目指す必要性があることについて話されました。

 また、3期のSSH計画の概要について、全教員で共通理解を図り、学習の場における具体と抽象の重要性やその具体的取り組み例などが示されました。そして、昨年度末に公表したスクールポリシーとも同じ理念であることも確認されました。

 明後日の4月5日にも第2回の職員協議会が予定されており、そこでは対話型論証の提唱者である、京都大学大学院の松下佳代教授を招聘して、対話型論証の実際を直接学びたいと考えています。

令和5年度離任式について

 3月29日9:00よりこの年度末をもって安積高校を退職、離任される先生方をお送りする離任式が行われました。

 今年度で離退任される12名の教職員のうち、8名の先生が登壇され、校長先生から紹介があったのち、お一人ずつお別れのあいさつをいただきました。

 そのうち、時間講師の先生からは、サーカスの象はなぜ逃げないのか?という逸話とともに、思い込みによって知らず知らずに自らの可能性を閉ざしてしまってはいないか?という問いかけがありました。

 また、退職される校長先生からは、教員になりたての頃に実際に出会った保護者のお話やアインシュタインの「蒸気よりも電気よりも、原子力よりも何より強い動力となるのは人間の意志である」という言葉などとともに、人との出会いや人の意志の大切さについて熱いメッセージをいただきました。

最後に、生徒から花束が贈られ、転出される副校長先生からお礼の言葉がありました。

 

坪倉先生と学ぶ医療深堀ゼミ

3月27日(水)今年度最後となる医療ゼミが行われました。今回は第4ターム3回目、生徒によるプレゼン2回目となりました。1班からは[専門医の種類と数]について発表が行われ、専門医の種類や配置について欧米諸国との比較が紹介されました。2班からは[NP(Nurse Practitioner)と救命救急士]について発表があり、NPに関する日本政府と医師会の立場の違いや救命救急士法改正の動きから見える社会ニーズの変化などが取り上げられました。3班からは[地域枠]に関し、大学入学における「地域枠」導入の歴史から現状までの成果と課題について発表が行われました。4班からは[東北医科薬科大学創設]について、設立要望への反対意見やそれに対する制度設計など医学部増設における諸問題を扱った発表となりました。各班とも、まとまりのある、わかりやすいプレゼンとなっており、様々な視点から医師偏在の課題について考える好機となりました。社会全体で合意できる場所に問題は起こらず、問題が発生するのは利益が相反する場合であることを様々な例を用いながら解説していただき、今回も締めくくりに医療において患者の視点を忘れない重要性について改めて助言をいただきました。今年度も、各回とも学びの多いゼミとなりました。

なお、今回で2年次生のゼミ参加が最後となり、ゼミ終了後は坪倉先生と写真撮影となりました。次年度は受験生として、それぞれ希望する進路が実現できるよう期待したいと思います。

 

第16回弦楽合奏部定期演奏会について

3月26日17:30よりけんしん郡山文化センター中ホールにて定期演奏会を実施しました。

 グリーグ作曲の「ホルベアの時代から」前奏曲や、ポピュラー作品など生徒による編曲も含め全11曲を演奏し、ストリングアンサンブルの魅力を楽しんでいただきました。

 特に第2部では、吹奏楽部の皆さんも賛助で参加してフルオーケストラを編成し、歌劇「カルメン」の第1幕への前奏曲や、ハチャトゥリアンの「仮面舞踏会」のワルツなども演奏し、色彩的な大編成の演奏をお楽しみいただくことができました。