今日の安積高校
令和5年度対面式について
4月11日、新入生(139期生)と2・3年との対面式が実施されました。
コロナ禍で中止になっていた体育館での対面が数年ぶりに行われ、新入生は先輩たちの熱烈な歓迎を受けていました。
令和5年度入学式について
4月10日に入学式が行われ、第139期生280名の入学が許可されました。
新入生代表より誓いのことばがありました。
コロナ禍で中止されていた校歌披露が復活し、合唱部の美しい歌声が響き渡りました。
令和5年度始業式について
4月10日に着任式、賞状伝達式、始業式が行われました。
着任式では、今年度あらたに着任された12人の先生方が、校長先生より紹介されました。着任者を代表して五十嵐副校長先生からご挨拶をいただきました。
賞状伝達式では、以下の3つの団体・個人が表彰されました。
・合唱部 第16回声楽アンサンブルコンテスト全国大会 銅賞
・女子バドミントン部 福島県フレッシュグランプリ 女子学校対抗 第1位
・個人 国際科学地理オリンピック日本選手権 銅賞 橋本煌生
始業式では、校長先生、進路指導部長、生徒指導部長の3人から年度当初のお話しがありました。
新年度はじまる
令和5年度が始まりました。
校内には新しい職員を迎え、学校が動き出しました。
4月10日の始業式、入学式に向けて、準備が始まっています。
校地内の桜は、暖かさに誘われて、すでに満開になりました。
OECD主催のワークショップに参加
3月31日にOECD主催のワークショップ“Project Infinity: experiences of global co-creation among students and teachers”にZoomで参加しました。
安積高校からは発表者として、1年次生がこれまでのポルトガルやウクライナとの同企画の交流を総括し、「今までウクライナの人に直接支援が出来ないことに無力さを感じていた。しかし、直接支援ができて、それでウクライナの方も少しは元気になってもらえたのでそう思った。」など、今回の交流の成果や改善の提案について英語で世界に発信しました。
また、本校教務主任からも、2011年の東日本大震災以降に児童の野外の教育活動が制限されたことや生徒同士の交流や部活動がコロナ禍で制限されたことなどによって体験的な活動が減少した福島県の高校生の特徴や、今回のウクライナとの交流であったような、血肉の通った人と人との交流によってのみ育まれる資質能力等が育成される機会が減っていたことなど、今回の企画の重要性について教員目線からの考察が世界に発信されました。
その後は、何種類かのブレイクアウトルームに分かれて、世界中の参加者と英語でコミュニケーションを行いました。
令和4年度 離任式
桜の花が咲き始め、春の暖かさを感じる中、離任式が実施されました。
今年度は、新型コロナウイルス流行後初めて在校生・卒業生が体育館に集まることができました。
転退職される先生方一人一人からお話をいただき、代表生徒から花束が贈られました。
離任される先生方の新天地でのますますのご活躍をお祈りいたします。
令和4年度終業式
3月20日に終業式が実施されました。
新型コロナウイルスが流行して以来、ずっとリモートでの集会でした。最近では、順番で1つの学年が体育館で直接話を聞き、残りの2つの学年は教室でリモートで話を聞くという折衷型での集会を実施してきました。
すでに3年生が卒業しているので、2つの学年ではありましたが、今回、新型コロナウイルス流行後初めて生徒全員が体育館に集まって直接校長先生の話を聞くことができました。
校長先生からは、17日に行われた「水」をテーマにした教科横断テーマ学習やその後の基調講演から発展したお話しなどがあり、最後には「蒸気よりも、電力よりも、原子力よりも、何よりも強い動力となるのは、人間の意志である」というアインシュタインの素敵な言葉で締めくくられました。
教科横断テーマ授業
3月17日(金)に、全教科・科目で「水」をテーマに、教科横断テーマ授業を実施しました。一つのテーマを様々な角度から学び、考える機会となり、教科・科目間のつながりを意識することのできた一日となりました。また、7時間目には、現在、福島県喜多方市にてチャルジョウ農場を営み、無潅水無農薬の栽培を行っている小川光さんによる基調講演「水を使わない農業~無潅水農法の技術を中央アジアへ〜」が行われました。なかなか触れることのない分野に触れることで、新たな興味・関心を引き出すことができました。講演終了後には積極的に質問する姿が見られました。
東京大学見学会
3月12日(日)東京大学見学会が実施され、1年生28名、2年生10名合計38名の生徒が参加しました。午前の部では、東大教養学部の宇野健司先生によるディスカッション中心の探究型授業が行われました。先生からの課題に対し問題点の分析や意見交換、全体での共有を図り、その後解決策を模索していくスタイルで、将来社会で求められる問題発見からその解決に近づく方法を実践する授業を体験することができました。二項対立、場合分け、PREP法など随所で先生からディスカッションにおける技術的な助言をいただき、参加した生徒たちも積極的に意見を交わし、自分の考えの表現方法や語彙力の必要性など多くを学ぶ好機となりました。午後の部では、安積高校123期李怡然さんから東大で学ぶ魅力について説明を受けた後、132期王佳惠さん、土生一心さん、135期栁沼大輝さん、熊田優哉さんの5名のOBOGに加え、宇野先生のゼミに参加している現役東大生5名をパネリストとしたディスカッションが行われ、高校生からの様々な質問に丁寧に答えながら、すぐにでも実践できる学習方法などアドバイスをいただくことができました。その後パネリストの東大生によるキャンパス見学が行われ、その際にも高校生からの質問に親身に対応していただきました。以下に当日参加した生徒の言葉を引用します。
・「キャンパスが広く、一般の人々も散歩しているのに驚いた。東大生と話をして東大を身近に感じた。実際に大学に行くと大学について知り、刺激になるなど得られるものは多い。(2年)」
・「東大のことを早く知る機会を得た138期生がいいなと思った。(2年)」
・「安高のOBOGの皆さんが東大で活躍している姿を生で見て、私にとっての最高のエールとなった。(1年)」
・「一番良かったのは現役の東大生からいっぱい話を聞けたことです。その話を聞いて東大に来たいと強く思ってやる気が出る。(1年)」
・「一緒に参加した人たちもレベルの高い話をしていたり、高い目標を持っていたりして、良い刺激を受けることができた。(1年)」
・「現役東大生からの言葉、東大見学、授業で新しい経験ができ、新たな価値観も生まれ、視野が広がった。今回本当に参加できてよかったと思う。(1年)」
・「全体的にとても刺激になり、モチベーションも上がったので、今日のことを忘れず意識を高く持って日々の勉強を頑張りまた宇野先生のゼミを受けてみたいと思いました。(1年)」
OECD教育局主催ワークショップ「生徒の声;ウクライナと福島の視点から」参加
令和5年3月10日に、OECDが主催するWorkshop "Student voice: perspectives from Ukraine and Japan/Fukushima"が開催され、安積高校生の希望者36名が学校及び自宅から参加しました。
冒頭にこのイベントの議長であるSuzanne Dillon (Chair of the Global Forum on the Future of Education and Skills)氏より、ワークショップ前日のミサイル攻撃によって水、暖房、電気、携帯電話の接続などのライフラインが絶たれている人がいること、直前まで安否確認ができない生徒がいたこと、複数のシェルターに別れてこのミーティングに参加していることなどが報告されました。それは、VUCA (揮発性、不確実性、複雑性、曖昧性) の世界が日常の現実であることを具体的かつ強力に思い出させるものでした。
続いて、Suzanneの提案で、12年前に福島の住民が経験したのと同様に、ウクライナ人が現在直面している絶え間ないリスクと脅威に対して、1分間の黙祷を捧げました。その後、Andreas Schleicher(OECD教育・技能担当局長)、Anna Gumenyuk(ウクライナ・ジトームィル地域教育局)、兒玉和夫(元OECD日本政府代表部特命全権大使)、出口夏子(文部科学省国際協力室長)の各氏からの挨拶があり、ウクライナの高校生がチョルノービリ原発の事故についての家族の体験や、現在の戦争についての体験や思いを語りました。
続いて、安積高校より、学校での活動や、2011年の原子力発電所の事故以降の福島の放射線量及び県産農産物の安全性などについて、風評などによって世界に正しく認識されていない現状や、メディアに頼らず1次情報を得ることの重要性が発表され、さらに今回のようにウクライナの高校生から直に話を聞くことの意義などが語られました。
その後、安積高校生はブレイクアウトルームに分かれて、ウクライナの高校生や、世界の教育関係者などと英語で議論を交わしました。
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